藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

広島の一市民歴史研究家が「菊池寛賞」受賞

2017-01-02 10:18:58 | 日記・エッセイ・コラム

 昨年、広島にオバマアメリカ大統領がやってきた。 その起因は、一人の市民歴史研究家の存在が大きかったといわれていた。 年賀状の中に、小学校で同じクラス、女の子のリーダー的存在の子がいた。 四年生から同じクラスになり、聡明な彼女はクラスの中心的存在になった。 その大きな理由は、四年生の夏休み、弟、姉と共に、太田川放水路で川遊び中、弟が深みに嵌り亡くなった事件があった。 その時、周りには沢山の大人がいたが、誰一人助けようとはしなかったそうである。夏休みの作文で、その状況を克明に語った彼女の気力に、ただただクラス全員が感銘し涙した。 その作文の結論は、「自分だけは、人の災難には逃げ出さないで力を貸す大人になります」と言うものだった。 その時の彼女の言葉は、今でも私の人生の指針である。 中学二年の時、太田川放水路で、小学生がおぼれていた。 私は全裸で飛び込み助けたことがある。 とっさに小学校四年の時のことが頭の中をよぎったからである。 その時も、大人たちは騒いでいるだけで、行動しようとはしなかった。 その彼女からの年賀状に、「兄が菊池寛賞を暮れに頂きました」と添え書きがしてあった。「えーつ」もしかして・・・・。 オバマ大統領と平和公園で抱擁しあう「森 重昭さんがお兄さん」。

 広島で、原爆により亡くなったのは、日本人だけではなかったのです。 韓国人、中国人、捕虜のアメリカ人・・・・。 氏は長い年月かけて、史実を掘り起し、原爆犠牲者の名簿の中にアメリカ人捕虜の名前を記入させました。 「森 重昭」と検索して、ぜひとも彼の功績を皆様に知っていただきたいと思います。

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