藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

アスベスト患者日記 「今日も今日とて低気圧」

2013-02-26 07:46:38 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜から、雨が降るという予報であったが降らなかった。 こうした中途半端な天候が精神的に良くない。 早朝から、ゴミ出しに出たが坂道が辛い。 今日昼頃から雨の予報である。 降るなら早く降って欲しい。 後は晴れるだけであるからである。

ただこの処、最低気温が上がったので、寝ている時の呼吸が楽になってきた。 「春よこい、はーやくこい」 今年は春の訪れが遅いようである。やっと庭の水仙のつぼみが、伸び始めた。

 妻も私もよく訪れる、「みどり」さんのブログ、http://pub.ne.jp/20071203MOTOTO/を読んでいると、我妻 「あかね」 がコメントを入れていた。 「本屋で立ち読み中に、私にデイトに誘われた」 と書いている。ウーン 確かにそうであるが、 「ナンパ」 したのではない。 

 以前からの顔見知りだから、夕食に誘っただけである。 私は女性に関しては至って小心で、自らが「告白」 などしたことはない。 「愛の告白」 をされたことは、両手に余るくらいあるが、私の様な人間を好き好んで求める女性の眼力のなさに驚いたくらいの事である。 私は「美男子でもなければ、金もない」。 ただあるのは、「優しさ」だけである。 要するに 「中途半端な男」 である。 小学校の同級生の女性陣に言わせれば 「 だから貴方は安全男なのよ。」 の一言で片付けられる。     

 あの日も彼女は、「金正堂」書店で、一人黙々と本の立ち読みをしていた。 彼女の姿を見たのは一年ぶりくらいであったろうか。 以前は私の友人の幾人かが、彼女に夢中ぬなり、交際を申し込んだが皆「玉砕」した。 彼女を、広島市青少年センターの中の、主催行事(料理教室)に参加している中から、見つけ出してきたのは友人の 「I」 君である。 「吉永小百合」 に似たいい子がいるから、交際を申し込んだという。 幾度かはデイトしたらしいが、ある晩に私を訪ねてきて 「ふられた」 とがっかりして言った。 理由はその行動の破天荒さが気になったので、そのことを口にしたらイッペンに破局したという。 「・・・?。」 

 その後、広島の本道り商店街の数件の本屋で、立ち読み中の彼女を見かけたが、あの日はなぜか声をかける気になった。 「もしもしお客さん、本の立ち読みは困りますが」 と、ふざけて声をかけた。 声をかけたのが、「運」のつきであった。 なぜかその後、彼女のペースにはまり今日に至っている。 結婚も 四十四年になる。 確かに私の奥様は、 「破天荒」 がお好きなようである。 結婚する前の口癖が 「広島市の市民みんなが笑っても、たかが30万人、1億人の中の少数よ。」 だから私のような変人と結婚する気になったらしい。

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2 コメント

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「あかね」に沢山の本をお送り頂き感謝しております。 (深山 霞)
2013-02-27 15:06:07
「あかね」に沢山の本をお送り頂き感謝しております。
お孫さんの進学は決まりましたか。妻の仕事も来年度で定年になりますので、定年後一度ゆっくりと、東京へ出かけみなさんのお顔を拝見したいと思っています。特にお孫さんに会いたく思っています。
成人した時、彼がどんな大人に成るのか、自分の孫のような気がして興味がつきません。
彼は肩の力を抜いて、自分らしく生きて行けば、きっと夢がかぬような気がするのです。
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 面白いエピソードでした。 (みどり)
2013-02-27 13:02:02
 面白いエピソードでした。
あかね様は他人に無理に合わせようとしない、自在な心模様の方と、ますます好感度が上がりました。
お似合いのご夫妻です。
私は心中は別でも、かなり周りに妥協して暮らすタイプです。
それでも最近は残る年月が少なくなりましたので、かなり思い切ったことを言えるようになりました。妥協ばかりしている自分が厭になったのです。
「ますます我が儘になってきた」と夫に言われますが、そうした自分を愛しんでおります。
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