藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

一人飯

2015-01-17 10:43:09 | しごとの思い出

目覚めると、周囲の山の頂上は雪を冠っている。 例年には無い光景だ。 

昨日の夕食は、久しぶりの「やもめ暮らし」の食事となった。

「鰯の刺身」を十年ぶりに食した。 近頃なかなか手に入らない、生きの良い「鰯」をスーパーの鮮魚部のお兄さんが手に入れて、私に声をかけてくれた。 このお兄さんとは、私が「何でも鑑定団」に出演したとき、この店の「鰹」を使って「タタキ」を作った事が放映されて以来の仲良しである。 ブランデーのお湯割りを少しいただいた。

TVに大リーガーの黒田が出てきて、広島に帰ってくることを自ら報告していた。 ここまでは普通のニュースだったが、この夏の広島の水害の時、アメリカから帰国して広島の被災地を見舞っていたという。 その時、本人の要望で、そのことは伏せられたという。 理由は、「全ての被災地に足を運べないから、今回の訪問は放映しないでほしい」との事であったらっしい。 その時「ボランティア」皆から、歓声と拍手が沸き起こったそうでる。 そのときの場面を放映していた。 十三億円の大リーグを断って、三億円の広島カープへ帰る決心をその時したそうだ。 自分を育ててくれた「広島」で、残りの野球人生を過ごそうと決心したそうである。  思わず私の目に涙があふれてきた。 年を取ると涙腺が緩くなる。どうもそれだけが理由の涙ではない気がしてならない。 「恩を仇で返す」人は昨今多い。 そんな世中まんざらでもなさそうである。

締めには赤飯を取り出して食した。 今年の「広島カープ」は、日本一になる予感がする。

 たまには「一人飯」も良いものだ。

コメント
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