藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」 この過疎化はなぜ起きたの?

2013-03-09 21:22:49 | 社会・経済

本日午後、北広島町町会議員選挙の応援に出かけた。 

旧芸北町地区の街宣活動の為である。 この地からはかつて、私の友人が町会議員に選出されていたが、先年亡くなり、平和活動家であった彼の意志を継ぐために、後継者を地元で検討されたようであるが断念された。 

この元議員とは、子供会のお世話の中で、格安にバスの借り上げに協力いただいたことが始まりであった。

付き合いは三十七年も遡る。 中国山地が過疎化し始めた頃で、バス路線の維持のため、労組と広島電鉄経営陣の意見が合致し、彼を町会議員に押し出すことになった。 個人的にも親しくなっていたが、広電建設との私の個人的取引関係があり、是非とも、お応援して欲しいとの要請で出かけた。 

結果はトップ当選であったが、4月にも関わらず、雪の中の選挙であった。 その後幾度かは応援に出かけたが、ここ十年疎遠になっていた。 昨年肝臓がんで亡くなられたのを知ったのは、年が明けた今年になってからである。 彼は実に誠実な人間で、路線バスが廃止された後、嘗てのバスの運転手と共に、会社を立ち上げ住民の足の確保に日夜努力されていた。 

久しぶりに昔の話を交えながら、住民の足の確保をしていく為に、彼の努力されて来た思いを引き継ぐために今回の選挙の協力をお願いしたところ、役場前に住民の皆さんがお集まりいただき大変な歓迎を受けた。 

十年の空白を皆さんが手を取って埋めていただいた。 このような選挙運動はかつて経験したことがない。 皆さんが私の声を覚えていてくださり、思わず涙が溢れて来た。 この街の住民の皆さんの声を候補者が直接聞き、意義ある三十分であった。選挙は本日十二時で戦いが終わる。 あすは投票日である。勝利を確信した一日であった。 

今回私が応援した候補者は、「石綿被害者救済活動」に、町議会レベルで初めて理解を示し、町議会でも取り上げていただき、町を挙げて取り組んでいただく意思表示をしていただいた方である。 

米軍低空飛行被害についても三年がかりで計測機器の設置を運動され、それが隣町の浜田市を動かし、津和野などの一市四町が、影響され騒音計測器が設置された。

 結果は、米軍がこの低空飛行航路をあまり使用しなくなった。 行政は具体的科学的根拠に基づく抗議には弱いことがはっきりした。 

原発反対行動もまた同じように、国民の英知を集め、科学的具体的危険性を挙げて反対することが最後には決め手になるように感じている。 何れにしても、明日は山口県上関の原発設置反対運動の集会に参加してきます。 その後「北広島町」の選挙結果を見届けに出かけます。

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