てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

保坂さんの講演会を終えて

2010年05月28日 | Weblog
先日の保坂さんの講演会では、普天間基地問題について
最新かつメディアに表れていない情報を聞くことができた。

普天間基地を「移設」するというと、
引越しみたいに、中身がそっくりそのまま移ると思ってしまうけど
実は辺野古には、普天間基地にないものが4つ加わるのだそうだ。

その4つとは

1)航空母艦なども着岸できる「港」
2)住宅地に近い普天間では造れなかった「弾薬庫」
3)不安定な垂直離発着両用機「オスプレイ」の配備
4)東村高江の「ヘリパット」建設

アメリカにとっては、この4つがまとまって手に入る場所として
辺野古がまことに都合がいいというわけ。

こうなると「移設」ではなく「新基地建設」問題。
まったくニュアンスが違ってくる。
こういうことをメディアは伝えないし、私たちも知らない。
情報がない中で判断を見誤ることもある。

保坂さんは情報開示を訴えていたけど
そういう当たり前なことがなされていないのが政治の現実なんだとつくづく思った。

政治の現場で活動している方のお話を聞く機会など今までなかったので
新聞等で字面を追っていたことが、より鮮明になったというか
2次元だったものが3次元に立ち上がってリアル感を増して感じることができたのが
今回の講演会での収穫だったと思います。

保坂さんについては、20年以上前の雑誌『80年代』の頃のやんちゃな姿しかイメージになくて
最近の政治活動については実はあまりよく知らなかったのでした。
児童虐待防止法を作ったことについて、反省点をきちんと述べられていた姿が印象的でした。




さて、今回の講演会について、もうひとつ。
企画の発端から準備段階、当日にかけて、威力を発揮したのが実はツイッター。

主催者との打合せもツイッターをメール代わりにしていたし
関連情報はリツィートして共有していた。

そしてUstream中継も、
ツイッターで「当日Ustとかツイート実況とかできないかなあ」とつぶやいたのが
きっかけで、ボランティアで手を挙げてくださる方がいらして
あれよあれよという間に実現した。
びっくりでした。

今までいろいろな講演やイベントのお手伝いをしてきたけど
今回の企画の過程では、
ツイッターを使ったことによってスムーズに進んだこと、
実現できたこと、広がったことが確実にありました。

自分なりに手応えを感じたことで、
このツールをより効果的に使いこなすためのイメージが
また生まれてくるような気がします。

そしてさらに。
この講演会はUstreamで中継していただいた動画が保存されている上に(→ここです
主催者の本業であるテープ起こしによって文字起こしもされているのです。(→ここです。とりあえず大鹿会場分のみ

大きなイベントならいざ知らず、地方の小さな規模の講演会で、
動画と文字によって記録が残されるなんて、
すごいことだと思いませんか?

いや、これからのイベントはむしろ、そういう方向に進んでいくのかもしれませんね。
今までなら開催してそれっきりで終わってしまったような小さなイベントも
ちょっとしたメディア並みに発信力をもつようになるのではないだろうか。

地方が発信力を持つことによって
ツイッターが人と人をフラットにつなげていくように
地方と都市がフラットにつながっていくような
そんな流れが生まれないかと大いに夢想してしまいます。



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