eskapi-blog (てくてく京都♪)

京都にある多国籍料理店、eskapi店主の徒然日記です。

いち和のあぶり餅

2009-01-14 | 京都の和菓子・甘味処

今宮神社の東門を出たところに

向かい合っている、「いち和」と「かざりや」

どちらもあぶり餅のお店。

あぶり餅とは、きな粉をまぶした小さなお餅を、

竹串に刺して炭火であぶった後、白味噌の甘だれをかけた餅菓子。

店頭で炭火で焼かれています。


 どっちのお店も日本で最も古い和菓子屋と言われているんだとか。

私が入ったのは

いち和(正式名は一文字屋和輔)

創業は長保2年なんだとか

この日は晴れたりいきなり雪が降ってきたりで、

自転車のハンドルを握ってた手は手袋してても

寒さで真っ赤っ赤!感覚がほぼなくなってました

しもやけにならへんかちょっと心配。


ストーブのたかれた座敷はとても暖かく、

あぶり餅が出きるまでずっと手をかざしてました。

焼きあがったころには手の感覚もすっかり戻ってました。

あぶり餅15本 500円は

とろ~っとした白味噌たれと香ばしいきなこの風味がやっぱしおいしい

15本!?てびっくりされる方もいらっしゃるかもですが、

お餅は小ぶりやし、おいしいのでペロッと平らげられますよ

雪が落ち着くまでほっこりさせていただきました。

 

過去に疫病が蔓延した時には、あぶり餅を人々に振舞ったとも言われていて
 
あぶり餅に使われている竹串には、

今宮神社に奉納された斎串(いぐし)を使っていて、

病気平癒や厄除けの御利益があると伝えられています。

 

お隣のかざりやのあぶり餅も食べたことがあるのですが、

あまり味に変わりはないものの、

なんとな~く、いち和のほうが私は好きです。

いち和のほうが味がまったりで、かざりやはあっさり・・・なような気がする・・・??

こればっかりは好みの問題ですね。

 

さぁこれでしばらく病気しないぞ~

 

 

いち和

京都市北区紫野今宮庁69
電話:075-492-6852
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日