笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

股関節が痛い! どうしたらいいんだろう?

2015-05-28 11:04:41 | 日記
股関節の痛みには関節の中の「炎症」に問題がある場合と、

関節の外の「筋肉」の問題に分けられます。



股関節は骨盤側の屋根(臼蓋)と太ももの骨の頭(大腿骨頭)から構成されています。

その骨と骨の間には「軟骨」があります。


何故、関節の中に炎症が起きてしまうのかを、簡単に書くと、

軟骨には血管が通っていませんので、股関節の中を満たしている液体「滑液」から軟骨は栄養をもらっています。



股関節は「関節包」と言う袋の中に包まれているので、滑液は関節包の中を満たしています。

軟骨に十分に栄養が行かなくなると、軟骨細胞は死んでしまいます。

死んだ軟骨細胞は、滑液の中を漂います。

そうすると、軟骨細胞は関節包の内側を占めている「滑膜」にぶつかります。

それが滑膜への痛みの刺激となり、やがて、その刺激が炎症となり、強い痛みを自覚します。

このような流れが炎症の過程です。


股関節の中に炎症が起きてしまったら、まずどうしたら良いのでしょうか?

整形外科のお医者様が言われる通り、確かに安静も大事です。

痛い動きを無理におこなってしまうと、痛みが強くなっていってしまいます。

痛い動きは、可能な範囲で避けた方が良いでしょう。

しかし、安静と言っても、寝たきりのような生活が良いわけではありませんし、

痛い足をかばい過ぎてしまう事も、良い事ではありません。


大事なことは、股関節周囲の筋肉の緊張を取り除く事です。

それが痛みの症状緩和に繋がります。

ただただ炎症が治まるのを待っている、受け身の状態ではなく、

積極的に早く炎症を治めようと言う姿勢が大切ですし、

ご自身のためになります。


可能な範囲で股関節の動きを出すことが必要です。


その為に、当院ではお手伝いをさせて頂きますし、

ご自宅での筋肉ほぐしも一助になります。

当院の筋肉ほぐしグッズ「らっこちゃん」シリーズも好評発売中です。





痛みに対して適切な対応をして、一日も早く辛い痛みから解放されましょう






夢はサマーカットで、ほっそり








股関節の不安を一緒に取り除きましょう






股関節と首の筋肉の関係性!

2015-05-25 09:51:51 | 日記
このブログで、股関節症の方にとって「腸腰筋」は非常に重要な筋肉ですよ。と書いてきました。

絵の赤い筋肉とピンクの筋肉が「腸腰筋」


腸腰筋は腰の骨(腰椎)から、太ももの骨(大腿骨)に繋がっています。


腸腰筋は腰骨の上の方で「横隔膜」と連結をしています。

「横隔膜」


横隔膜腸腰筋と同様に腰骨(腰椎)についています。

この腰骨のところで、横隔膜腸腰筋は膜を通して繋がっています。

つまり、それぞれが影響し合っていると言えます。


このように身体の中では、それぞれが単体で活動しているわけではなく、

それぞれが繋がり合って、共同して動くように出来ています。


そのような視野で腸腰筋の繋がりを追っていくと、

首の後側にある筋肉は、頭蓋骨の後側(後頭骨)から肩甲骨の間にある背骨(胸椎)まで伸びています。

実は、この首の後ろの筋肉「腸腰筋」と繋がりをもっているのです。

首の後ろにある筋肉群



つまり、首の後ろの筋肉が固いと、腸腰筋の動きも悪くなると言う事が言えます。

股関節の問題だからといって、股関節周りだけメンテナンスすれば良いわけではないと言う事です。


また、この首の後が硬いと、前回ブログに書いた、立ち上がり動作で顎を引くと言う動作も、出来にくくなります。

実際に当院で施術をしていても首の後が硬い方が、ほとんどです。


皆様も、首の後をほぐして、股関節の状態をよくしましょう











股関節の不安を一緒に取り除きましょう







椅子から立ち上がった後、スムーズに動き出すために!

2015-05-11 12:40:32 | 日記
お知らせ

来週のブログですが、月曜日は仙台に出張中の為、ブログを休ませて頂きます。

先週もゴールデンウィークで休んだばかりなのに、申し訳ありません。

また25日にアップします。






少し前まで、このブログで

「寝返り」の仕方、「起き上がり」の方法を書きました。

今回は、股関節症の方に対する「椅子からの立ち上がり方」でワンポイントアドバイス

寝返りや、起き上がりの時にも説明したことと通じてくるのですが、

上記の動作で、おヘソを見るように顎を引いてから動き出しましょう。

と、話をしてきました。 

「立ち上がり動作」でも同じです。

顎を前に突き出した状態で立ち上がってはいけません。

顎を引いて立ち上がりましょう。



そうする事によって、歩く時に正しい筋肉が使われ易くなります

また、立ち上がって、始めの1歩が辛い方が多いですが、

顎を引く事によって、その1歩にも良い影響が出るかもしれません。


是非、日常から「立ち上がり方」を意識して、無駄な筋肉のエネルギーを使わないようにしていきましょう


今回のブログは短いですが、たまには、このくらいのも目が疲れなくて良いでしょう。

決して、私がさぼっているわけではありません。。。




夢の立ち上がりはスムーズです

  ⇓

顎は引けていませんが・・・。





股関節の不安を一緒に取り除きましょう