笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

人が痛みを感じている時に、とる行動は何か!?

2015-02-16 09:55:50 | 日記
一カ月くらい前のブログに3kgダイエット宣言をしました。

一カ月経ち、2kg痩せて年末年始休暇前の体重には戻りました。

残る1kgは、去年達成できなかった1kgです。今年は、なんとか早い段階で達成したいです!




来週は札幌出張中のため、ブログをお休みさせて頂きます。

次回ブログ更新は3月2日を予定しています。

宜しくお願いします。




私はFacebookをしています。

そこで友人Aさんが、膝の痛みが出たと言う事を投稿しました。

それに対して、Aさんの友人達は「筋トレした方が良いよ」とさかんに筋トレを勧めていました。

私は、この光景に結構な衝撃を受けました。




日常の生活の中で、ちょっとした動きの瞬間に、身体のある部分が

「あっ!痛っ!!」

と、痛みが瞬間的に走った経験は誰しもあるものだと思います。


この時、皆様は、どうしますか?

その痛みが走った部分を、さすったり、もんだりしませんか?


例えば膝に痛みが走ったとしましょう。

その時に、すぐさま近くのベンチに座り、膝を伸ばす筋トレを「1、2・・・」と始める人は、いないと思います。



人は痛みを感じた時に、さすったり、もんだりと、マッサージをするものです。

なのに股関節や膝関節に痛みを抱えている方々は、どうして痛いから筋トレ!筋トレ!と言うように考えてしまうのでしょうか?

勿論、その背景には、お医者様がそのように指導している事もあると思ます。

しかし、これは誤った「思い込み」です。

決してそのような事は、痛みの軽減には繋がりません

もし過去に筋トレで痛みが無くなった経験がある方がいらっしゃったら、それは申し訳ありませんが、たまたまです。

おそらく筋トレをせずに放置しておいても結果は同じように、治まる痛みだったはずです。



痛い時は、その部位の筋肉をマッサージしましょう。

そして筋トレをしたい方は、痛みが取れた時が、そのスタートの合図です。


誤った「思い込み」から、意識を変えて行く事が、痛みを取る近道です

「筋トレ!筋トレ!」の時代はプロのスポーツ業界でも、我々のリハビリの世界でも、もう過去のお話です。












股関節の不安を一緒に取り除きましょう





歩行につなげる、起き上がり方法!

2015-02-09 09:52:04 | 日記
銀座店では1月からクレジットカード払いを初めました。

そして、2月からは大阪店もカード払いを始めております。

大阪店ご利用の方は、カード払いでカードのポイントを貯めてみては、いかがでしょうか?






今回は「起き上がり」の動作について考えていきます。

起き上がり動作も、寝返り同様、その方法次第で、歩き方に良い影響も、悪い影響も及ぼしますので、あなどれません。

起き上がり動作は、今回の1回で終わらせてしまいます。

結構無理して、詰め込みましたので、長文ですが、分けて書くよりは理解しやすいと思ったので、お付き合いください。




まず最初に、一番よくない起き上がり方を1つ紹介しておきます。

それは、いかにも腹筋を使って、あおむけの状態から一気に真っ直ぐ上半身を起こし、長座になる起き上がり方です。



この起き上がり方は、身体への負担がとても大きく効率的ではありません。

腰痛の原因にもなりますので、お勧めしません。


起き上がりに大切な身体の動きは、いわゆる上半身を前に倒す腹筋の動きと、お腹や背中をひねる動き(回旋)です。

起き上がり動作は、前回までブログに書いていた寝返り動作の続きとも言えます。


寝返りをした状態から床についている側の肘の上に重心を持っていく動きをします。



そして、肘の上の重心を同じ側の手のひらに移動していき、最終的には長座になる一連の動きが「起き上がり」動作になります。



あるいは、ベッドならば長座ではなく、ベッド脇に座る姿勢になります。

つまり「起き上がり」動作は「寝返り動作からの連続した一連の動作」であると言う事です。


しかし、完全に寝返って横向きになってから起き上がろうとすると、起き上がりにくくなります。

何故かと言うと、その後の起き上がり動作は、強引な手段を取らなければならなく、過剰な努力を必要とし、円滑な動きは出来ません。


寝返りが完成する間際に、床についている肩の上を、反対の肩が通過するタイミングがあります。



言い方を変えると、両方の方が床に対して垂直になる時を指します。

それまでは、床についている肩を軸(支点)に上半身を、あおむけの状態から横向きに動いてきましたが、

この上側の肩が下側の肩を通過するタイミングで、軸(支点)が下側の手の肘に変わります。

軸(支点)が肘に移ると肘が曲がってきます。

上記の動きに大切な事は、寝返りのところでも書きましたが、寝返りを始める際に、

いかに下側の肩甲骨を「前ならえ」の姿勢のように、肩甲骨を背骨から引き離しておけるかにかかってきます




また、起き上がりを開始する前に置いておく、下側の肘の位置も大切になります。

身体に近過ぎても、遠過ぎても動作の邪魔をしてしまいます。

理想は身体から約45度、広げたあたりに腕を置いておくと良いかもしれません。




肘の上に重心が乗った状態から手首で床を押して上体を押し上げながら、重心を手のひらに移動していきます。

ここからは曲がった肘が、今度は伸びていきます。

この動きの際の軸(支点)は手のひらの小指側にある「ふくらみ」です。



この「ふくらみ」体重を受けてます

「ふくらみ」で体重を支えると言う事が非常に重要な意味を持ちます。

理由は、体重を支える腕の筋肉の終着点が「ふくらみ」に集まっているからです

起き上がり動作は、言い換えれば「下側の腕全体が体重を支える」動作です。

「ふくらみ」を使用する事で、腕の筋肉の活動が活性化し、安定した動作が行える事になります。


起き上がりの最後は、「ふくらみ」で床を押し、骨盤と両足の上へ重心を移動させ長座姿勢(ベッド脇に座る姿勢)になります。

これで、めでたく「起き上がり」動作の完成です


起き上がり動作の中で上側になっている腕が床について体重を支える事は一度もありません。


是非、一度実践してみて下さい。

皆様、出来ましたでしょうか?






先程まで寝ていた夢も、起き上がりました









股関節の不安を一緒に取り除きましょう









背中を「横」に丸くする!

2015-02-02 18:26:42 | 日記
寝返りのブログは今回で、おしまいです。




今回は、寝返り動作で頭が上がり、首が寝返る方向を向いた後の話を書きます。



人間の身体が丸太のような作りであれば、寝返りはスムーズだと思いませんか?


しかし、人間の上半身は、丸太と言うよりは、むしろ平面に近い形をしており、寝返りには不向きな形状です。

この不向きな状態から寝返るためには、どうしたら良いか?

それは、丸太のように丸くなれば良い話です。


具体的に寝返りの邪魔をするのは左右にあるです。

が外側に飛び出していることが、厄介です。

で寝返りを邪魔させないために、背中を丸くします。

丸くすると言っても、猫背にするわけではありません。


まず、あおむけに寝た姿勢で両手で「前ならえ」をして下さい。

出来たら、そこから出来る限り指先を天井の方へ伸ばしてみて下さい。

そうすると両肩がそれぞれ前に出てきて背中が丸くなっている事が実感できると思います。



この姿勢が寝返りを楽にしてくれます。


寝返りで頭を挙げた後は、寝返る側とは反対の手を寝返る側に、上記のように背中を丸くするイメージで伸ばします



もし、この手を身体の横に残したまま寝返りをしようとすると、手の重さで寝返るのは困難になります。


また、反対の寝返る側の手も、身体の横に真っ直ぐに置いておくだけでは、寝返った時に身体の下敷きになってしまいますから、

少し横に開いておくと、寝返るのが楽になります。


以上、述べてきた「前ならえ」の姿勢は非常に重要です。

この動きが出来ない場合、首から肩周りへと流れてきた寝返りの流れが、骨盤まで繋がらずに、ここで動作が止まってしまいます

寝返る側とは反対の手を「前ならえ」の状態で寝返りを行う事によって、

背骨が頭側から骨盤に向かって徐々に捻じれていき、最終的に骨盤がついてきて寝返りをしていきます。


頭を挙げて、寝返る側を向いた後は寝返る側とは反対の手で「前ならえ」を意識して寝返りを練習してみましょう




ここでは詳しくは、書きませんが、

この絵の水色の矢印を書いた筋肉の流れを利用して、

肩から骨盤の動きを誘導するのが「前ならえ」目的です。


いかがだったでしょうか?

寝返りについては、今回で最終回です。

次回は起き上がる動作について書いていきます。





夢は長い文章を読むのに、疲れて腹ごしらえです








股関節の不安を一緒に取り除きましょう