笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

股関節の動きは複雑。

2013-04-29 20:45:07 | 日記
昨日は筋肉の勉強会に行ってきました。

偶然、高崎店の加藤先生も受講されていて、二人で講義を聞いてきました。

感じた事は、今、おこなっている「深圧」の考え方は間違っていないと再確認できた事です。

今後も「深圧」を深めていきたいと思います。





今回のブログは長編で、しかも難しい内容かもしれません。

来週の月曜日はGWで休みを頂いていて、ブログ更新が1週間あいてしまうので、

2週間つかって、じっくりと理解を深めてみて下さい。





股関節は色々な方向に動くと言う特徴があります。

股関節の伸展(後ろに伸ばす)が出来ますか?



苦手な方が多い動きですが、出来る人も居るでしょう。


そこで、

股関節の純粋な伸展は出来ますか?


と質問を変えてみます。

たぶん質問の意図している事が分からないと思います。


この答えは「誰にも出来ない」になります。

意味が分かりませんよね?

説明していきます。


股関節を開いたり、閉じたり、ひねったりしないで純粋に伸展する事は

股関節が悪くなくても、人間の構造として無理な動きになります。


股関節の伸展は、

「伸展+少しの外転(外に開く)+少しの内旋(内側にひねる)」

の合わさった運動で、はじめて成り立つ動きになります。




股関節の純粋な伸展をすると、大腿骨(太ももの骨)と臼蓋(骨盤)の骨同士がぶつかってしまい動かないのです。



次の例題。

股関節を90度以上、純粋な屈曲(曲げる)で行ってください。



股関節90度屈曲は、良い姿勢で椅子に座った時の股関節の角度です。


何となく気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、

この動きも誰にも出来ない動きになります。


90度以上と言うところがミソなのですが、

90度までは純粋な屈曲が可能ですが、それ以上は伸展と同様に骨同士が当たってしまうので動きません。

正常で股関節は125度、屈曲できると言われています。

では、90度~125度は、どのように股関節は動いているのでしょうか?

それは、

「屈曲+少しの外転(外に開く)+少しの外旋(外にひねる)」

動きによって成り立ちます。



2つ例を挙げましたが、股関節はこのように、色々な動きの組み合わせによって動きが広がっていきます。

股関節の動きを広げるためには、1つの方向だけのストレッチを集中して行うのではなく、

色々な方向へ動くよう筋肉を伸ばしていかないといけません。



ちょっと今回は、難しい内容でしたね。

理解するのに疲れた頭を「夢」で癒して下さい






次回のブログ更新は5月13日の月曜日を予定しています。

皆さん、良いGWを






股関節の不安を一緒に取り除きましょう







きらら講演会に参加して感じた、歩行の特徴。

2013-04-24 23:43:40 | 日記
毎週月曜日に更新してきた、このブログですが、

今週はgooブログにうまく接続することが出来ないトラブルに見舞われ、

更新が本日となってしまいました。

月曜日から、二日間遅れてしまい申し訳ありませんでした。





先週日曜日は川崎で「きらら講演会」にお手伝いと言う形で参加させて頂きました。

松本院長による股関節症の講演会がメインでしたが、

私も講演会後に参加者の歩行チェックを担当させて頂きました。


当初は1時間の予定でしたが、私の効率が悪く1時間45分も時間を要してしまい、

きららのスタッフの方々にはご迷惑をお掛けしました。


しかし、約30人強の方を1時間45分続けて歩行チェックするのは初めてでしたし、

貴重な経験をさせていただきました。


股関節症で手術前の方、手術後の方をチェックさせて頂きましたが、

私が感じた特徴として、

痛い方の足に上手く体重をかけられない方、

股関節が後に伸びない(伸展しない)方、


が多くみられましたが、

なかでも一番多くの方に当てはまったのが、

歩く時に両腕を振らない方々でした。


腕を振らないで歩いている股関節症の方が多くいらっしゃることは、知っていましたが、

「こんなに多くの方が、腕を振らないと言う事に当てはまるのか」

と新たな発見になりました。


両腕を振ることで、肩甲骨にも動きが出ます。

そうすると背骨もねじれの動きが出てきて、骨盤も回旋の動きが見られてきます。

骨盤が動けば、股関節も大きく動くようになり、歩幅がとれ、歩行スピードが上がります。



このように、両腕を振ることは、股関節や歩行に良い影響を与えます。

是非、足だけではなく腕にも意識を向けて歩いてみて下さい





施術を担当させて頂いている方々から「夢ちゃん可愛いですね」と言われて、

私もとても嬉しいです

そうなんです。可愛いんです






股関節の不安を一緒に取り除きましょう








興味深い結果。

2013-04-15 20:06:17 | 日記
今週後半は、新しい大阪店に初めての出張です。

人気の土曜日に1枠キャンセルが出ました。

4月20日(土)17時~。

施術ご希望の方は、ホームページからお申し込みください。

お待ちしております。




論文を読んでいて、面白い結果が出ているものを見つけたので、簡単に紹介します。

変形性股関節症の方で、手術前と、人工関節置換術手術後の方を対象にした研究です。

手術前の方は前期の方から末期の方までランダムに含まれています。

症状・年齢も様々です。


この方々を約6年間レントゲンの経過を追ってみました。

その結果、

手術前の方のレントゲンで骨が

進行した方・・・18%

変化なし・・・・75%

改善・・・・・・・7%




手術後の方のレントゲンで骨が

進行した方・・・37%

変化なし・・・・58%

改善・・・・・・・5%


だったそうです。


皆様は、この結果をどう捉えますか?


この研究は、1982年と、だいぶ古い研究ですので、手術後のパーセンテージは現在とは大きく違うと思います。

しかし、手術前の方の結果は、昔も今も変わらないはずです。

意外と、骨って変化しないんだな・・・と言う印象です

改善と言うのも、レントゲンの見方によると思いますが。






夢が、ソファーの上に飛び乗るようになりました(なってしまった・・・)

どや顔で。





股関節の不安を一緒に取り除きましょう











運動すると股関節の軟骨は、すり減るのか?

2013-04-08 14:27:40 | 日記
今月から大阪店が江坂に移転し、山中先生が常駐となり皆様をお待ちしております。

そして私の今月の大阪店出張施術にも、まだ空きがございます。

4月18日(木)・19日(金)

です。

ご予約をお待ちしております。







整形外科の診察で決まり文句のように説明されるのは、

「足に体重をかけたり、運動をすると軟骨が無くなるので辞めて下さい。」

と言うフレーズです。



軟骨には血管が通っていません。

栄養は軟骨の周りにある関節液という液体から受けています。


栄養の受け取り方は、関節を動かし「圧縮」と「弛緩」を繰り返す事によってポンプ作用で受け取ります。

イメージしやすいのは、軟骨をスポンジだと思って下さい。

足に体重が掛かると軟骨スポンジは圧縮され液体が外に排出されます。

次に、足を浮かせると、軟骨スポンジは圧縮から解放され緩みます。

その時に周りから液体が関節スポンジの中に流れ込みます。

この繰り返しによって、軟骨は関節液から栄養を受け取ります。


例えば、片足をギプス固定して体重を掛けらえないような状態にすると、

上記のポンプ作用が全く働きません。

その為、股関節症ではない人でも、軟骨が減少します。

当然、運動をしていないのに・・・。


これは、整形の先生の話と矛盾しませんか?


実際に「運動をすると軟骨が減る」と言う事は、実証されていません。

そのような研究は医学界で皆無です。



つまり整形の先生の最初に書いたフレーズには根拠が無い事になります。


軟骨を維持していく為には、全身に血液が循環しているように、栄養を送らなければなりません。

そのためには、足に体重をかける事が、とても大事です。

しかし、股関節症の方は痛みがあるために体重がかけられず、

その結果、軟骨にも十分な栄養を与えらえないというサイクルに、はまってしまっています。

このサイクルから逃れるためには、痛みを取ってあげる事が一番です。

邪魔者の痛みを改善できるよう、当グループがお手伝いさせて頂ければ幸いです。

我々は軟骨のすり減りを、

「加齢ですね」

の一言では片付けません







上目使いが得意な「夢」です








股関節の不安を一緒に取り除きましょう








御陰様で「深圧」3年目に突入。

2013-04-01 08:24:55 | 日記
昨日は、新大阪で松本院長の講演会があり、

約70名の皆様にお集まりいただき、誠に有り難うございました。

いよいよ4月5日から山中先生常駐の大阪店in江坂が、本格的にスタートです。

宜しく御願いします。




さて、私の方はタイトルにも書いたように松本深圧院グループに所属して丸2年が経ちました。

皆様のお蔭で、初めは1日1人、施術するという日が続きましたが、

担当させて頂く方も増え、充実した日々を送らせてもらっています。


しかし、まだ2年しか深圧で施術をしていません。

まだまだ、これからです。


これからも、施術を担当させて頂く方に対して情熱をもって接し、

「歩き易くなった」

「痛くない」

「楽になった」

「さっきと全然違う」

と言うような言葉を頂けるよう努力していきます。


「絶対に私が目の前の苦しんでいる方を、良くするんだ」

の心情で施術に向かわせて頂きます。


最終的には、結果が全てだと思っています。

良い結果を得る為のプロセスが大事であり、

何かしらの変化を出すことを目標に、

質の高い施術を求め続けます。

自分自身は「理学療法士だ」という熱いプロ魂をもって施術に挑んできます。


3年目も高い志をもち、

質の高い、

それぞれの方に効果のある施術を提供していきます。


私自身も、「理学療法士」「深圧」の仕事を好きでい続ける事が大事だと考えています。



今年度も、引き続き宜しくお願い致します








夢と同じく上を向いていきましょう

夢は、ただ餌を見ているだけですが…。







股関節の不安を一緒に取り除きましょう