笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

人工関節が冷える!?

2017-05-23 12:25:44 | 日記

昨日、月曜日なのにブログを更新することを、すっかり忘れて帰宅してしまいました。

待っていただいていた方には大変、失礼なことをしてしまい、申し訳ありませんでした。

以後、このような事がないように気を付けます。


そして、次回のブログ更新は一か月後の6月26日を予定しております。

間が開いてしまう理由は、26日まで月曜日の出勤がないからです。

出張、会議、勉強会などで月曜日は留守にします。

7・8月は、しっかりと毎週更新しますので、宜しくお願いします。



次は、私の報告です。

先日2年半ぶりに私の股関節のレントゲンを撮ってきました。

私は両側先天性臼蓋形成不全があるので、そのチェックのためです。

結果は、2年半前と変化なく安定しているとの事でした。

幸い自覚症状も出ていませんし、足の調子は可もなく不可もなく、普通です。

次回は1年後にレントゲンを撮りに行こうと思っています。

その時にはブログで報告させていただきます。

このまま痛みを出さずに一生過ごす事が私の目標です。


皆さん、知ってましたか?

先天的に股関節に何かしらの問題がある方の中で、

一生のうちに股関節に痛みが発症する人は、半分以下なんです。

つまり、股関節の骨の形に問題があっても、それすら知らずに一生を終えてしまう人の方が多いと言う事です。

ビックリですが、事実です。




人工股関節の手術をした方から

人工関節が入っているところが金属の影響で冷えるんです

と相談を頂く事があります。


何となく、手術後から、そのような印象を受けるようなのですが、

実際には人工関節の金属の影響で冷えを感じる事はありません

なぜなら、人工関節には当然、神経は無いわけで、

人工関節と脳は神経によって繋がれていないからです。


では何故、金属が冷えてしまっているような感覚を受けてしまうのでそうか?


それは、人工関節の近くにある、股関節を動かるのに関わる深部の筋肉が固くなり、血流が悪くなっている状態だからです。

いわゆる足の冷え症と、同じ状態です。

血流が乏しくなっているために、筋肉が冷えてしまってる事を、金属が入っている事によって間違えて理解してしまいます。


このような症状のある方は、その深部にある股関節の筋肉を柔らかくして、血流を改善させることで、

金属の影響で冷えている、と言う感覚を改善させることが出来ます。


深部の筋肉を柔らかくするにはボールや、当院のラッコちゃんシリーズを使ってほぐす事が対策となりますが、

冷えている筋肉が、かなり深いですから、人によっては原因の筋肉にボールなどでは刺激が届かない可能性があります。


その場合は一度、当院にご来院いただく事をお勧めします。


当院の役目は、自宅でのセルフメンテナンスでは手の届かないところまで、しっかりとほぐす事です











股関節の不安を一緒に取り除きましょう









硬い筋肉は、良い筋肉?

2017-05-15 19:00:40 | 日記
運動する人は筋肉がしっかりついていて、羨ましく見えるものです。

ボディービルダーもガッチリした筋肉がついていて凄いですね。

私もあんな風な筋肉をつけたい!

と憧れを持つ方も多いと思います。


しかし、ここで落とし穴があるようです。

あんな風な筋肉の「あんな風」を誤解している方が、話を聞いていると多いように感じます。

スポーツ選手の筋肉を見て「硬くていい筋肉をしているなー」と思われている方、いませんか?

硬い筋肉が良い筋肉だと言う思い違いが、何故か浸透しています。

スポーツをしている最中で、力を入れている時の筋肉は、硬くて良いのですが、

スポーツ選手の筋肉は、競技中以外の休んでいる時は、とても柔らかい状態です

運動していても、休んでいても、常に硬いわけではありません。

もし、そのような状態であれば、筋肉が病気の状態です。


皆様の話を聞いていると、

「この筋肉は硬くて、良いんだけど、

こっちの筋肉はふにゃふにゃだから、筋トレして、もっと筋肉をつけないといけないと、思って」

と言われることがあります。


この方の話を私が言い換えると、

「この筋肉は硬くて、悪いから、ほぐさないといけませんね。

こっちの筋肉はふにゃふにゃだから、良い状態なので、この状態をきぷしていきましょう」

になります。

真逆の答えになります。


当院に通って頂いている方の中で、日常生活を送ると考えた時に、

足の筋肉トレーニングが必要な方は、1割いません。

ほとんどの方が筋トレをしなくても、今もっている筋肉の量で十分、生活が送れます


勿論、スポーツ復帰したいと言う希望の方は、筋トレの必要な方もいらっしゃいますが。


問題は筋肉の量ではなく、筋肉が硬いと言う質の問題です

力を抜いた時に硬い筋肉をほぐして柔らかくし、

力を入れた時は硬くなり、休んでいる時は柔らかい状態のメリハリの利いた筋肉を作っていきましょう。

そのような筋肉を獲得できたときには、痛みが取れている状態です



力を入れていないのに硬い筋肉は、悪い筋肉です。





夢の目は飛び出てます








股関節の不安を一緒に取り除きましょう


四十肩と股関節痛の違い!

2017-05-08 20:24:11 | 日記
「変形性股関節症」は40~50代から初期の痛みの自覚症状が出る方が多いです。

時を同じくして「四十肩」「五十肩」を患う方も増えてくる時期です。

あるいは、指が変形する病気の「へバーデン結節」も同様に、このくらいの年齢で発症しやすい病気です。

へバーデン結節は言い換えれば変形性「指」関節症とも言えます。


上に出てきた4つの整形外科の病気ですが、明らかな経過の違いがあります。

四十肩・五十肩・へバーデン結節は、ほっておいても約1年で治る方がほとんどです。

しかし変形性股関節症は1年で完治まで到達する方は、残念ながらほとんどいません。


何が違うと思いますか?


答えは、四十肩・五十肩・へバーデン結節は腕や手の病気です。

対して変形性股関節症は足の病気です。

この差が経過の違いに大きく影響します。


手の病気は安静を取り易いです

痛みがあるため、使わないようにしようと思えば、それなりに安静が保てます。

利き手と逆の手なら、尚更でしょう。


しかし足は、そうはいかないのです。

日常生活を送るうえで、立ったり座ったり、歩いたり、家事をしたり。

足を安静にするためには極端な話、寝たきりにならないといけないのです。

それは、いくら何でも出来ませんよね。


このような事から、足に痛みを抱えながら、しかし痛い部位を使わずには生活は難しい状況。

これが、股関節痛を長引かせてしまう原因の1つでもあります。


その為、当院にお越し頂いている方とは、どうしても長い付き合いになってしまう傾向にあります。

勿論、1回の施術で、かなり良くなってしまう方もいらっしゃるのですが、

腕や手の病気のように約1年で症状がなくなってしまうような方は、多いとは言えません。


でも、諦めないで下さい

年単位の長期戦にはなってしまうかもしれませんが、

人間には何歳になっても自己治癒力があります。

それがある限り、手術をしなくても、必ず良くなる日は来ます


私たちは、その日が1日でも早く訪れるよう、可能な限りのお手伝いをさせて頂きます。


人工股関節の手術は素晴らしい治療方法です。

しかし、手術を第一選択肢とするのではなく、その前に出来る治療法は試して見る事をお勧めします

一緒に股関節症に立ち向かっていきましょう













股関節の不安を一緒に取り除きましょう