笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

天気予報よりも正確な、痛み予報!?

2012-03-19 14:42:09 | 日記
月末の新大阪出張が迫って来ました。

予約が最後の1枠、空きがあります。

3月30日 金曜日 9:30~

です。

施術希望の方がいらっしゃいましたら、ホームページよりご予約をお待ちしております。






施術を始める前に「調子は、いかがですか?」

と尋ねると、

「今日は天気悪いし、寒いからいつもより痛いです」

と返事が返ってくることが非常に多くあります。




よく「雨の前の日」「雨の日」「寒い日」が調子が悪いと言う事を聞きます。

「気圧が下がる」「気温が下がる」「湿度が上がる」

これらの天気の変化と痛みには、何か関係があるのでしょうか?


この問題には自律神経が大きく関わっています。

自律神経交感神経副交感神経に分けられます。

この2つのうちの交感神経がキーになります。

交感神経とは簡単に言うと、身体を興奮状態にする神経です。

交感神経痛みと関連が強い神経です。


例えば気温が下がり寒くなります

そうすると身体は冷えから自分を守るために交感神経を優位にします。

体内から温度を逃がさないように、筋肉や関節周囲で血管を収縮させます。

血管が収縮する、つまり血管が細くなると言う事です。

血管が細くなれば当然、血行が悪くなります。

血管の中には、血液が流れており、血液は身体の隅々から必要のなくなった物質などを回収しています。

しかし血行が悪くなると、体内の疲労物質を回収しきれず、疲労物質が体内に溜まります。

疲労物質とは、筋肉痛の元になっているものですから、体内の痛みを回収しきれないと言う事が起きます。


また痛みの感覚自体が、興奮した感覚のため交感神経を刺激し、更に痛みの悪循環を形成します。



次に気圧が下がった場合です。

外の気圧が下がると、体内の気圧は上がります。

陰圧・陽圧の関係です。

そうすると体内の組織が膨張します。

つまり筋肉などが膨張すると、その周りにある神経を圧迫します。

この圧迫が痛みとして脳に伝えられるのです。



更に雨が降ります

雨が降ると湿度が上がります

湿度が上がると、汗が引きにくくなります。

汗が引かないと体内の水分が外に出されないため、身体がむくみます。

むくみは血管を圧迫し、その結果、血行を悪くします。

上記と同様に疲労物質は回収されなくなり痛みを発します。

また、汗が引きにくい事で、体温調整が困難になり自律神経のバランスを崩します。



雨の前後の気圧の上がり下がりと、雨により湿度が上がる状況は、自律神経失調状態を作り上げます。

それに加えて、むくみ血行の低下が痛みを増強させます。


例えば、夏の冷房の夏バテや、冷え症なども同じような原理が影響しています。



天気の悪い時に、体内で何が起きているのかイメージ出来ましたか?



対策は、一番はお風呂温泉だと思います。

お風呂は汗をかきます。

そして余分な水分を出します。

また、体が温まり血行が良くなるため、上記の症状を改善してくれます。

マッサージストレッチ歩いたり軽く運動する事は血行の改善に繋がり、痛みに効果的だと思います。



皆さん、試してみて下さいね






股関節の不安を一緒に取り除きましょう