ウォーキングカメラマン

“お歩きさん”をした時に出くわした心に残った風景、光景、人物などを撮る!!

政治に翻弄されたダム

2023-10-11 23:23:59 | 群馬県

2023年9月17日(日)~9月18日(月)

八ッ場ダム(群馬県長野原町)は、ダム本体の着工目前の2009年、当時の政権の民主党が建設中止を発表、2011年にはそれを撤回、そして2020年に完成した。

 

八ッ場湖の駅丸岩。水陸両用バスが発着し、八ッ場ダム湖を遊覧できる。

八ッ場湖の駅丸岩から吾妻川に架かる丸岩大橋を眺望。

道の駅八ッ場ふるさと館からの不動大橋の眺望。丸岩大橋の下流にあり八ッ場ダムにより近い。

八ッ場ダム。民主党が政権を取った時、前原国土交通大臣がダム本体の着工目前に「無駄な公共事業」ということで地元の意見を聞くこともなく建設中止を発表。地元住民などからの反発があり、2年後に中止が撤回された。当時、「仕分け」ということでコストカットを行っていた民主党だが、結果的に工事が延期になったことで莫大な費用を発生することになった。

八ッ場ダムからダム湖となる吾妻川上流を展望。

ズームすると丸岩(写真中央のドーム型の岩)がはっきりわかる。手前の橋は八ッ場大橋。奥の橋は、不動大橋。

エレベーターでダムの下に降りて撮影。高さ116m。

ダム建設により800年の歴史を持つ川原湯温泉が水没。ダムは民主党政権の時に有名になったが、それまでのプロセスは、1952年にダム計画が発表され、賛成、反対で町を2分するような問題なった。40年以上かかり調整をし、工事用道路の建設や用地買収などの付帯工事を7~8割程度完了させたが、2009年にダム本体工事目前での中止発表によりまた大きな問題となった。

ダム内部への無料案内ツアー(30分)があったので参加してみた。水力発電のための装置。

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日本初の製糸結社が出来た蔵の街を歩く

2023-10-11 23:18:45 | 長野県

2023年9月17日(日)

須坂は、長野県北部に位置し、1875年に小さな製糸業者が集まって日本初の製糸結社を作って以来、製糸の街として発展し、当時を裕福であったことを伝える蔵造りの商家や土蔵が残る。

 

須坂駅(長野電鉄)前の通り。

駅前の通りから入ったところにある飲み屋街。

銀座通り。蔵の街並みがある。土産屋や飲食店、CAFEなどは少なく観光的な整備や知名度は倉敷、喜多方ほどではないが、蔵の多さは匹敵するかと思う。

看板建築の呉服店。銀座通りにあり、電話番号が3桁なので早くから電話が開通していたことが窺える。現在は、もう営業しているような感じはない。

菅平高原を越えて上田・群馬県嬬恋方面に行く国道406号線沿いにもたくさんの蔵がある。歩道が狭くお歩きんや観光に不向きなのは残念。

国道406号から入った路地。

国道406号線に続く本町通りにも蔵造りの建物がたくさんある。この通りに製糸王と言われた越寿三郎の旧家があり、ガイドの方に案内してもらった。越寿三郎は須坂だけでなく県外にも製糸工場を作り、最盛期には従業員8000名の国内屈指の企業となった。その他にも、銀行、電気会社(中部電力の前身)、学校などを作り、渋沢栄一との交流もあったとのこと。

コメント (2)
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