ウォーキングカメラマン

“お歩きさん”をした時に出くわした心に残った風景、光景、人物などを撮る!!

童話の構想が練られた浜を歩く

2016-09-16 18:19:08 | ロシア

2016年8月15日(月)

 スタロドゥプスコエ(旧日本名:栄浜)は、オホーツク海に面した小さな村。宮沢賢治が妹を亡くした直後、鉄道で行ける最北の地に訪れ、「銀河鉄道の夜」の構想を練った場所と言われている。

スタロドゥプスコエの海岸。宮沢賢治のファンではないが、ガイドブックに特集がされていたので、せっかくだからと思って訪れた。波打ち際に昆布が打ち上げられていて、北にいることを実感できる。

 錆ついた廃船があるし、どんよりとした空、飛ぶカモメ、もの悲しくなるような演歌の世界。

 沖にゴロゴロとした岩があるかと思ったら動いた。アザラシだった。

 一目でソ連製の車だとわかる。能登半島の羽咋にある海岸のように砂浜を車で走ることができる。

 

 鮭漁を見物していたら、鮭を1匹くれようとしたが、気持ちだけ受け取った。いろいろと親切にしてもらい、雨が激しくなってきたら彼の車の中で漁を見物させてくれたり、車の中で昼食もご馳走になった。

 収穫はこのバケツに5杯~6杯。漁は地引網ではなく、網にひっかかった鮭を外し、袋に入れ、袋がいっぱいになったら陸に上がりその繰り返し。浅いところにこんな大きな鮭がいるのには驚かされた。

 スタロドゥプスコエの集落。北海道の海沿いの寒村という感じ。宮沢賢治の時代は栄浜駅は日本最北端の駅だったが、今は廃線となっている。

 

 

コメント (2)
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