イカスモン

日々の中で見つけたイカしたモノやコトの記録です。

任天堂DS VS ソニーPSP

2006-03-03 02:39:41 | デザイン
2日は任天堂DSLiteの発売日で全国的に行列ができたとか、、、
家の誰かのDSがうちにもある。イカスモンは基本的にはゲームをあまりやらないのだがこのゲーム機は良くできていると思った。同時期に発売されたPSPに比べても先進性、完成度はDSの方が高い。特に2画面とタッチパネルを使ったインターフェースのできが秀逸でありこれにより従来のゲームの領域、可能性を広げユーザー層の幅を広げることに貢献している。ペンタッチによる文字入力など今までのコントローラーでは苦手な操作がはじめて使う年配者でも容易にできる。
このチャレンジャブルな仕様がまさに当たっている。さすがゲームボーイから6代目?の進化の成果である。余裕すら感じる。

PSPも家にあるがPS2を小型化しただけの存在でしかない。ソフトも代わり映えしない。見にくくやりにくいだけである。特にハード部はソニーデザインの悪しき慣習で造りこみすぎている。ハードな仕様環境におかれる携帯ゲームのデザインとしては繊細かつデリケートである。形状も質感も大人のおもちゃでしかない。その点DSは子供の玩具の域を超えない。Liteもターゲットはおとなのようだが適度にわきまえたデザインだ。この辺の感覚は任天堂ならではソニーではまずできない。ソニー尺度の「いいデザイン」にしなくてはならないという意地があるからだ。最近のソニーデザインは世の中の感覚とズレが生じてきていると思う。PSPはソニーデザイン手法の真骨頂でありソニーファン、40代以上のユーザーが理解しやすいものに仕上がっている。しかし時代は「デザインしないデザイン」が幅を利かせて数年が経過している。その代表がAppleや深澤直人であろう、DSLiteも同じ手法である。ソニーが意地でもやらない方向性だ。
DSは中身だけでなくデザインも数歩前に進んでいる。