小さい一粒の点

春です!さくら、キレイですね。本当に和みます~。

あれからあっという間に一ヶ月が経ちました。

その間、2回だけのーんびり海に出ました。
セイルを上げて、エンジンOFF。
船は、シュワシュワと波をかき分けながら春の海の上を滑ります。
音楽をかけて、目で合図をしたらすぐ、ビールをプシュっとして、水平線を見つめます。
そのまま空を見上げたら眩しくなって目を細めます。


久々の海!うぉー!

青い空、南の軽風。
嬉しくて、ゴキゲンになって、みんなおしゃべりになります。
久しぶりにひとしきり喋ったあと、また無口になって全身で風を受け止めます。
襟元から入ってくる風がまだちょっと冷たくて寒いけど、それもイイ感じ。
心やカラダの中に溜まっていた淀んだ空気は、潮風で全とっかえされました。

この1ヶ月、色々なことが起こりました。
まだ、色々なことを考えます。この海はあの海と同じ海だし。
東京で暮らすわたしの周りでも色々なことがありました。
色々な考えの人が色々なことを言い合い、落ち着いたと思ったらまた混乱したり。信じたり、疑ったり、悲しんだり、応援したり、開き直ったり。

そんな日々を経て、結局わたしの心はまた同じ所へ着地しました。
人間て、何なんなんだろ一体。どうしようもなくちっちゃいです。


空や海を見ていると、ホントに人間なんてちっちゃいです。


今日、わたしは、海の上でただの小さい一粒の点になりました。それでいいです、ずっと。
小さい国、日本の中で「どう生きればよいか」は小さい点のまま、ゆっくり考えることにします。

すべての人にまた安らかな日々が訪れますように。
東北の美しい景色がちゃんと蘇りますように。
そして、福島にまた清らかな風が吹き抜けますように。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )