HobbyHawk Now! フォト日記
ビーサンで行こう!
ダブルハンド、完走。(≧∇≦)
スタート!・・・でもホビは・・・、まだスタートしてません
photo by ZMYC
photo by ZMYC
なんか燃え尽き症候群な週明けです。
今年の前半を締めくくる、プチ・キャンペーン終了。いつも結構わたしに冷たい風の神様に、前半は苦行を強いられたけど、最後は割と優しかったッス。ビール先生は、ぶっ飛びかーちゃんを横目で見て苦笑いしてたけど、これは、自立キャンペーン?の一環であるからして、わたしは頑張って一人で準備しました。あ、とは言いながらもかな~り周りの人に助けてもらいながらですけど。
前日は休みをとって午後マリーナへ。フネを下架し、ジャックラインつけて、リーフポイントの追加をお願いしたメインの到着を待って、リーフロープ通して準備完了。この日の前夜祭はおとなし目に完了し、モギモギの新しいマンション(略して新モギマン)にて23時就寝。
そして翌日、4時半起床、5時にモギマンを出て徒歩3分でマリーナ到着。(←スバラ!。お世話になりありがとうございました)残念ながら予報は相変わらず東~南東~南、午前中はまったく風が期待できそうになく。東の風は~♪風のなくなるサイン~♪なんて作詞作曲してる場合じゃありません。
ケット号で出場するOh!Tさんに、5:45頃FM横浜からダブルハンドの電話取材があるそうで、ホビ号のスピーカーからラジオを流し、しばしみんなで聞き入ります。最後にリクエストされた勝手にシンドバット!を聞きながらドックアウト。スタート海面に向かうと、もうウジャウジャ集まって来てます。80艇ってスゴイ数。チェックインに向かい本部艇に挨拶します。テーザー仲間のダドさんも発見。その他にも江ノ島からの応援団に手を振って応えます。
風・・・、ないけど・・・。ま、元気に行って来ますかね。
音響も全く聞こえず、旗も全く見えないので、電波時計の時刻に合わせて行く事にします。スタート前の風軸は70度くらい。ポートのスピン。予報も東→南東なので、アウター側で沖狙いを視野に行くプラン、但しチビ船ホビは南を睨みつつもラムラインから大きく外れないように。
何度も240度に向けてシミュレートしてたのに、風無く、4分前に慌ててエンジンを止めた時にはまだコースサイドにいたのでした。ひっちゃきになって戻ります。でジャイブスタート!の予定・・・だったけど、スタートしてみたらなんと、北北西みたいな風になりました。確固たる沖出し派の数艇がジャイブして左へ行きまます。でもこのコースは大きくラムを外すのでわたしたちはスタボのままスピン上げて初島に向けます。ホント、風ないのでとにかくヘディングを240度に向けときます。でもホント、風無い・・・。
さっきから、朝ラジオで聞いた 「勝手にシンドバット」 がずっと頭の中で大音量でリプレイしています。どーしてくれるんですか、Oh!Tさん。ブームを押さえながら、限りなく無風に近い恐怖のヒョロヒョロ風で我慢のセーリングです。そのうち会話もなくなって、「最近どぉょ?」「ん、別にぃ」みたいになるかと思いきや、爆笑トーク全開な、かなり陽気なオンナたちです。あまりにも単調なので、バナナ食べたり自分撮りとかしてみたり。
何時間漂ったか忘れましたが、昼過ぎてもまだ往路の半分にも辿り着けません。こんなことしてたらフィニッシュ絶望的。その後、少しずつ風前に回り、ながーーーーい微風の後、南西のそよ風が入ってきました。でも、そよ風じゃダメなのよ・・・。大島灯台の気象情報は、相変わらず「風、弱く。」・・・。沖も完全に死んだのを見て、もうドカンと南は来ないと踏んで、やっぱりラムライン命、VMG命、です。上りになったことだし、240度を軸にアングルを外さないように刻んで行くことにします。でも魔の真鶴沖も避けたいので、もうこの先これ以上の岸突っ込みはナシです。もう最短を走らないとフィニッシュできません。
その後、やっとストレスなく走れる風になって、スタボでヘディング190度くらいで走っていた所、40度くらい左振れのヘッダをもらい、これはいい線行くんじゃないかと返してみたら初島正面ジャスト。 一時脱落組にいたと思われるホビ号だったけど、今思えばこのシフトを掴んでなんとかフリートに首の皮一枚で踏みとどまった感じ?風の神様。ありがとう。
80艇中9番目にレーティングの低いホビ号は、当然後ろが寂しい状態のはずだけど、初島に近付いても一向にトップ艇が折り返してきません。見える範囲の遠くのフネまで数えてもカミに15艇、シモに10艇しかいないけど?
じゃあ、初島の裏に50艇いるって事?!
なんて言ってるうちに、出てきました!トップ艇が!江ノ島のX-35ODです!その後、蟻んこみたいにウジャウジャと出てきます。朝の東の風と南東の予報に随分惑わされたけど、結局東風から始まって、予報に反して左回りで真南までまわりました。沖は・・・ダメだったんですね。
初島のアプローチに入ります。手前の根を少々慎重に大回りしてタックすると、後ろから一艇内側でタックしてきます。セールNo.をチェックすると同じクラスで格上のs号。お互い顔が見えるくらいの距離でガチンコの初島回航です。背の高ーーーいガイジンさんが乗ってます。
初島マグ0度は16:20。今まで参加した中でもっとも遅い時刻の回航。で、残り時間は4時間40分。アタシら一体フィニッシュできるんでしょうか・・・。でも。もうダメかもとウスウス感じながらも、意地っ張りなジョシたちはお互いその事には触れず、かXすロックをギリギリでかわしベアダウン。
葉山の60度に向けると、最初ちょっとスピンには厳しい角度。ジェネカー艇は飛ばして行きます。うッ焦る。でも即スピンアップした後続が落とされていくのを見て、しばしスピンはお預け。時間が無いのでとにかくVMGを稼ぐために、無理無理のスピンで蛇行するよりは、外取りトリムできちんと葉山へ向けることにします。でも!ラッキーにもすぐに風が右に回り、なんとか横っちょにスピンが揚がる角度に!
タイトリーチのスピンで葉山まで60度一直線~。こうなると、フィニッシュできる可能性アリアリです。
でも・・・、残り3時間を切ったところで、痺れることに、GPSは「あと2時間45分でフィニッシュと」か言うんです。キャーーーー。急げーーーー。
サプライズも少々。もうとっくに行ってしまったと思っていた大型艇が後ろにいっぱい居たことです。きっと数えたときには見えないくらい沖にいたのかも。速いのにはすぐに抜かれましたけど。そこから先は、もう超!集中モードに突入。6ノット平均で帰らないとフィニッシュできません。ってことは、ちょっとでも風が落ちるともうアウトです。雨が降り出したけど、そんなの関係ないス。カッパを着る時間も惜しく、航海灯をつけて手元にライトを用意しただけで、フィニッシュまで猛プッシュ!ちょっとよそ見して舵ふらつくと、Mッキーから、「60度!集中~!」と渇が飛んできます。一秒も無駄にしないで最速フィニッシュするために、目ぇ三角にした意地っ張りなジョシ二人の執念の走りです。
フィニッシュ手前4マイルくらいで風がちょっとヘロった時は二人とも無口になって、GPS見るのが恐くなったりしたけど、「風ちょっと落ちた?」「気のせい!気のせい!」と最後までプッシュします。
フィニッシュボートが見えてきました。1年前、残り1マイルで消えてしまった、あの黄色いクルクルです。最後はもう、く、くびが・・・、痛くて・・・、どうしても横を向けないので、正面向いて仁王立ちでしたが、
20:16フィニッシュのプーがなりました。嗚呼ミラクル。チッコイのがよく初島から4時間で帰って来たもんだ。そこそこの風になって、しかも一本で帰って来れたのが大きかったです。
風の神様。あなた最近わたしにとっても冷たかったけど、たまには優しいこともあるんですね。
ヘロヘロになってスピンを回収し、メインを下ろして葉山マリーナに入港すると、たくさんのみんなが出迎えてくれて、パッパとセールをたたんでくれました。毎年の事だけど、この出迎えはホントうれしです。感謝。
80艇中、48番目のフィニッシュでした。もう大満足。
ガイアチームのダンシです。
翌日は楽しいパーティー。フィニッシュできただけで、大満足だったけど、PHRF-Bクラス2位とのことで、あら、まぁビックリです。
PHRF-Bクラス1・2・3のBlue Pulsar、Hobby Hawk、SPALOWでパチリ
photo by きうちょん
Lucky Lady VIはPHRF-C優勝!Oh!泡寒!ピンカラ兄弟愛!
PHRF-Dクラスの1・2・3はJe Reviens、Zephyr、クレルドリューン
皆さんイイ笑顔。でもホントは宿敵らしいです。
今回は、ジョシだジョシだと何かと持ち上げられましたが、もうおしまい。次は、オトコ・オンナ関係なく、もっと一人前のセーラーとして頑張って行きたいところです。でも、ヨットは何年やってもとても奥深く難しく、そう簡単に上手くなるほどつまらないスポーツじゃない事もよーく知ってるつもり。みなさんこれからもよろしくお願いします。
クラブレースをサボったチーム・葉山です
最後に、運営の逗子マリーナヨットクラブの皆さん。お世話になり大変ありがとうございました。
整備など色々サポートしてくれた、わたしの周りのスバラシキ仲間にも感謝です。
#あ~、楽しかった!!
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