テーザーミッドウィンター2008

 
photo by F.Kさん

はーっ。最近プチ忙しいんですが、頭の中は相変わらずヨットウマシカ病です。&いつにも増して長文です!覚悟してください。

2月17日(日)、HMYCのレースをお休みして、江ノ島でおこなわれた今年度最後の公戦・テーザーミッドウィンターレガッタに参加ッ。今回もレーザーの神様A氏とのコンビです。吹いてもイイですチョットだけなら。だって全日本終わってから今までの練習日は全部強風だったんだもん。

前日。久々にテレビで耳にして、無性に聴きたくなった佐野元春のCDを押し入れをひっくり返して探しあて、モチベーション ↑↑↑ のための今回のPower Songを 「ガラスのジェネレーション」(古いよバカ)に決定! 「恋をしようぜベイベー♪ キレイな恋をベイベー♪」 … あり? ちっとレースとは関係ないけど…。まいっか(^_^;)  熱唱しながら 江ノ島到着。

風はまずまずだけど、このあと気温があがり落ちて来る予報です。10時ドックアウト。北東?の風でクローズを走ってみたけど、北~北東の間で大きく振れたり戻したりしながら風は急激にしぼんでいきました。風振れまくりでラインはカミ有利のバイアス&カミ混雑。カミ一狙って出ましたがリコール旗あがります。んんんん、ビミョー?(汗)一艇解消しますがX旗降りず。はー。戻る事にします。そしたら無事X旗降りました。あー、戻って良かった!

かな~り出遅れたけど、風弱くみんなあんまり進んでません。そして(!)後ろからはどこに風あって、どこが死んでるのかヒジョーによく見えました。右から風入ってきて、右振れガッツリもらい、トホホのリコールから一気にリーディングフリートに昇格。

カミ→サイドでは風あっちゃこっちゃからムラムラに入ってきます。こ、これは、宝の山~。A氏が作り出すスバラシイボートスピードで丁寧に滑らせて3艇ほど抜きます。そのあと東から南東くらいまで振れ、サイド→シモはポートの片上りぽくなってしまいました。で、チャーリー揚がって2カミマークはチェンジ。タックしてそのままクローズで新しいカミマークへ向かうのでなんか変な感じです。記憶が正しければそのままS旗フィニッシュ。おぉー。ドベから2位へ大躍進。

第2レース、南が来てるけど振れ幅50度くらいのヒョロヒョロ風でまったくもって安定しません。何度かマークを打ち替えてスタート。でもやっぱり安定せずゆがんだコースです。このレースは先手先手の判断が上手く行きました。でもでも痛恨エラーも一発。トップを走っていたのにはるかシモを走るノジマン&M下艇が伸び始めた時、スピードないなぁ、のぼれるんだけど… と思っていたら!ジブがスプレッダにひっかかってました。しかも結構長く走ってました!  ちゃんとリーチカーブを見てないのバレましたごめんなさい。そのブレーキと左に振れ戻したのとで左キープのノジマンにやられて2位。


photo by F.Kさん

第3レース%今回の鬼門。左右から振り子状にブローが入ってきてます。カミ有利のスタートでカミから出ます。安定しない微風をがんばって滑らせてると、すぐに左からしっかりとした強いブローが来てジ・エンド。 左がジャバジャバ走り出し、あっという間に上マークに到達。わたしたちは右でのた打ち回りますが風は届きません。ここで残り物の風を拾いにみんなの後ろを通ってでも左に出る手もあったけど、意地っ張りのわたしたちは結局最後まで右。でも右にもう宝物は落ちていませんでした。

風しっかり入ってきて片上り競馬レースとなり痛恨の14位。たぶんトップ艇とは1マークくらい離されましたかね。前のコンビの時から、安定しない風の時はとにかくエッジの艇を良く見ておくようにいつも いつも言われてたのに、ヘボクルーは完全にそれを見逃してました。凹みます。A氏もこういう時は真ん中からスタートすべきだった…と。でも!こういう時にダメージ引きずって崩れて消えていくか、気持ち切り替えてまた勝ちに行くか、ここからがダイジだと思うことにして、さぁ次、次ぃ~!

風は完全に東に振れ戻し、あっという間に強烈なブロー&白波コンディションです。突風が来そうなヤバい感じの低くて 真っ黒な雲。葉山がガスって見えません。前線通過コワー。マークを打ち替えている間に、ジブリーダ真ん中まで出し、センター半上げ、カニンガム目一杯入れメイン真っ平らにして、あとはバングをガチ引きにしてがんばりハイク。チコっと心沸き立ちます。 ←M?

ド下有利であるからして、アウターめがけて来るスタボ艇は即タック確実。わたしたちはアウター外側から一応ポートスタート成功。 最後の強風レース決めるぞぉー、と走り始めますが…。あり?風しぼんできちゃった。まぁいいや、軽量コンビがちょうどフルパワーの風です。

久しぶりに上マークがちゃんと風上にあります!強風得意の浜名湖ホッパーチームがトップひた走ります。続いてやっぱり速いノジマン。わたしたちは1カミは5~6番手でしたが見せ場!のリーチングで4位まであげ、最後の最後ブローでウィスカーダウンに手間取っていた1艇を抜いてやっとのことで3位。ぜぃぜぃ。

帰る頃、いよいよミニ前線通過。西の突風で降ってきたのは雪!
横殴りの雪! ザ・ミッドウィンター!!(≧∇≦) キャー!

何故かみんなうれしそうに見えるのはなんでだ?

結局この日、風は360度全ての方向から吹いてきました。天気も晴れ曇り最後は真っ黒い雲に突風おまけに雪までとテンコ盛り。よくぞこんなコンディションで4レースもセットしてくれたなぁと運営の皆さんに頭が下がります。真冬のレース満喫。

結果は…。第3レースの代償があまりにも大きくヒジョーに悔いの残る4位。A氏はトップセーラーであるからしてもちろんこの成績は不本意のもよう。で、わたしも今回は悔しいです。それも全部ひっくるめて、またいい経験させてもらって感謝です。


優勝はノジマン&M下チーム。わたしが密かに心の友にしてる同級生チーム。

ノジマンに完敗。紫のゴム手袋とシュビシュバ模様のライジャケの、だよ。でもまぁ表彰式では、17年ぶりに優勝したノジマンのタレ目が、もう縦になっちゃうってくらい垂れてたからヨシとしよっと。目なんてもう、ほっぺの肉に完全に埋まってなくなってたし。オメデトウ。

翌日。仕事してても頭の中で勝手に前日のレースがぐるぐるぐるぐるエンドレスにリプレイされていて、ホントコ疲れてしまいました。完全にビョーキ。でも。A氏の持論では、負けて凹むのも勝った余韻に浸るのも次の日まで。翌々日になったらもう全部リセットして、地に足つけて謙虚な気持ちでコツコツ練習していかなくちゃ速くなれないんだそうな。わたしもぐるぐる再生が収束したあと、ちゃんと整理して全部引き出しにしまいました。

さぁ春です!練習しなくちゃ。

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