無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

冷水田んぼに温水フローで改良。不耕起田んぼの現状も

2018-06-15 07:44:56 | 日々の自然菜園

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、のちの予報。

昨晩は、千曲市の創造館での無農薬稲作講座も無事開催でき、次回は、7/12(木)18:00~です。




昨日は、田んぼの時間にしました。ようやく水口のマコモの間引きと有機物マルチも完成しました。

今年は、手前が苗代跡地の耕した田んぼ。奥が不耕起の1年目田んぼです。

この時期、田んぼと畑が忙しく、その上草刈りも入ってくるので、農繁期part4開始です。

10年以上の試行錯誤の中で、田んぼはタイミングが命だとわかったので、どんなに菜園の野良仕事が野菜が忙しくても、田んぼだけはタイミング命で、この時期除草・抑草をしっかり行います。

その結果。

苗代跡地の耕した田んぼは、草が生えにくなってきたので、今年は、無除草で行けそうな感じなので、抑草管理を徹底しております。


不耕起の田んぼは、前作のレンゲとムギが発酵し、アクを出しているので、除草が1回半日位で済みそうです。

田んぼはどんどん楽になるようにできますので、年々よくなるように、初年度~3年目までは手間を惜しまず、コツコツと徹底的に田づくりをしていくことがコツです。





大岡標高850mの田んぼです。5年も手掛けると、草が生えなくなってくるので、田植えから2週間経っておりますが、抑草効果が発揮されております。

今年は忙しすぎたこともあり、水漏れがあったので、地主さんの好意で水をかけ流してあり、草は生えておりませんが、8℃の雪解け水で稲が風邪をひいていたので、

畦を直し、田車で後代かきをしてチェーン除草&半生ボカシ、発酵層の強化など漏水対策を万全にした上で、裏技を久々に行いました。








いわゆる温水フローとよばれる75mmの塩ビ管経由で水を黒ビニールで温めてから田んぼに入れる仕組みです。

通常の温水フローは破れやすいこともあり、値段は4倍しますが、ハウスのプール育苗用の厚地の高級品を使用しました。

これで、水口から、発酵層経由のちょろ水と30m奥の温水フロー経由の水で、イネの風邪(低温生育不良)が改善してくれることを望みます。
この田んぼは、家から遠いので、地主さんの好意で水を管理していただいているので本当に助かります。

この時期は、田んぼの草刈り、水管理、タイミングよい除草・抑草を行うことで、手間がかからず、年々草が大人しくなり、畦の草も変わってくるので、とても助かります。

野良仕事とは、ただ人間目線でがんばることではなく、自然目線と作物目線の交点を見出し、自然の流れに沿ってお世話することで、年々よくなっていく流れを作って、支えて、行くことです。

明日は、安曇野校の開催日なので、今晩降る雨が楽しみです。




3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

次回は、「 6/14(木)草と虫の種類別の付き合い方」です。

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定
です。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
7/4(水)梅雨の草対策、草マルチを極める、「ニンジンとダイコン」
8/1(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ「ハクサイとキャベツ」


お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大地の再生×自然菜園番外編:... | トップ | 自然菜園スクール/自然育苗タ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (RYO)
2022-07-15 15:17:55
はじめまして!
いつも楽しくブログを拝見しております(^^)
私も中山間地で水が冷たいので温水フローを使ってみようと思っています。
「ハウスのプール育苗用の厚地の高級品」の温水フローのメーカー、商品名を教えて頂けますでしょうか?
返信する
このブログのご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2022-07-20 12:01:21
RYOさんへ

超農繁期につき、ご返信遅くなり申し訳ございません。

メーカーなどは覚えておりませんが、通常の温水フローよりも厚地のものが破れずお奨めです。
以下ご紹介したものかもしれないサイトを貼っておきます。
温水ホース 0.2mm×150mm×50m
プール育苗の土手 水封マルチ に 温水チューブ 柴K H Z
https://store.shopping.yahoo.co.jp/plusys/4166.html
返信する

コメントを投稿

日々の自然菜園」カテゴリの最新記事