無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

EMについての私見

2008-12-25 21:07:41 | コメントの公開
本日。明日は近所のみなさんと一緒に餅つきです。

写真のように、青大豆を炒ったので、これからきな粉を作る予定です。

今日のコメントが長くなりそうだったので、ブログに書き込みにします。

**********************************

Q)自然農でもEMを利用することがあるんですね。それも、とても興味深いです(どういう場合に、どういう風に、どの程度使うのが適切か等。)

A)
コメントありがとうございます。

自然農では、EMは使いません。痩せていたら、やせ地にあった蕎麦や大豆を育て、肥えていたら、ナスを育てたり、育つ野菜を育てる感じです。

ただ以前借りていた畑は、とても強いアルカリ土壌で、草も生えないし、困った畑でした。どうしても茄子なんか育てようものなら、一つもならなくて、ちょうどEMを教わったばかりなので、いろいろ実験しました。

その結果、まずはEMボカシを使うと、今まで自然農で育たなかったキャベツや、ナスなど収穫できるようになります。

●なにも育たない場合は、秋に畝にパラパラとEMボカシを撒いて、草をかけておくとかなり育ち方が違ってきます。

●ある程度育つ畑で、夏野菜など長期間収穫したい野菜の場合、株下の草を刈り、パラパラEMボカシを撒き、草マルチをしておくと野菜の回復は早いものです。基本的に、弱ってきたら、実をつけず、こまめに収穫することは、もっと有効で大切なことです。


EM菌は、基本的にボカシづくりに活用しますが、最近ではあまり使用するケースが減りました。

EMボカシを使用すると、生長はよくなり、収量もよくなります。

しかし、同時にリスクもあります。

使いすぎによる病虫害の発生、食味の低下、保存性の低下、種子の劣化などです。

生長を早めた分、「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

うちでは、食味と保存性重視ですから、EMを使わなくても育つように気を付けます。そして、もう少し収穫時期を延ばしたい、キュウリ、ナスに使う場合が初秋にあるときに使います。

しかし自家採種する野菜は無肥料で育てています。

そこで、せっかく作ったEMボカシを最近はニワトリさんの餌に混ぜてあげています。

もっと突っ込んで聞きたいこと、質問がございましたら、コメントくださいね。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする