無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園育ちのタネ コレクション2024

2024-02-23 07:19:09 | 自家採種

自然菜園スクール2024年募集開始~(現地受講生は先着順)今年もやります。自然菜園オンライン説明会 コースに迷ったら直接ZoomでQ&Aもできますよ。 第2回目 2/24 (土)10:30~12:00
ミニ講座「自然菜園でプチ自給自足のコツ」
1.自給にはどれくらいの広さが必要?
2.自給自足にぴったりのコンパニオンプランツ活用術
3.無農薬の種をゲットしよう。

 

無農薬・無化学肥料でも育てやすい固定種「自然菜園育ちのタネ」野菜の直販

自然菜園育ちのタネ コレクション2024

※直売は、自然菜園Lifestyleネットショップで、3月3日9:00~数量限定で予定しております。

★育苗が必要な野菜

①ブラックドラゴン(ミニトマト)20粒 ×【30袋】発芽率 75%以上

ミニトマト「ブラックドラゴン

ミニトマトと中玉トマトの間の大きめのプラム型のミニトマト。黒トマトなので、酸味は少なく、コクと旨味が強い。煮込みやソースに加えるとコクが増す。猛暑、長雨、干ばつなど異常気象にも強く実割れも少なく、育てやすく豊作種。

 

②レッドドラゴン(中玉トマト)20粒 ×【30袋】発芽率 80%以上

わき芽かきが要らない中玉トマト「レッドドラゴン

欧米に多く日本では珍しい芯止まり品種なので、トマトで困難なわき芽かきが要らない品種。生食でも美味しいが、加熱すると酸味が出ずグルタミン酸由来の旨味が発揮できるので、トマトソースや煮込む料理にも最適。つまり、生食用トマト、加工用品種の両特性をもっている豊作中玉トマト。

【栽培のコツ】わき芽かきはしない方が長期間収穫できるが、枝が地面に着くと収穫しにくく、病虫害もでやすくなるので、実が地面につかないように背が高くならないので、ピーマンなどで使う短めの支柱(120㎝)で誘因しながら育てる。加工トマトのように高畝でビニールマルチ放任栽培もできる。

 

③マティーナ(中玉トマト)20粒 ×【30袋】発芽率 75%以上

ドイツ伝統「マティーナ中玉

甘み豊かで皮の柔らかい中玉トマト。ドイツの伝統品種で、最も早くから生り初め、遅くまで生り続けるゴルフボール大の中玉トマト。生食でも美味しいが、ソースにすると爽やかな風味で美味しい豊作種。

 

④在来青ナス(ナス)20粒 ×【30袋】発芽率 90%以上

無肥料で育つ「在来青ナス

(公財)自然農法国際研究開発センターの研修生になる前から、育て自家採種を重ねてきた優良品種。元々九州の在来種の青ナスで、暑さや乾燥に強い系統。自然農法(無肥料や不耕起)で育てやすくあまり実をつけないが、大きく育った後も種が入りにくく、実はトロけるように柔らかい。我が家では、蒸ナスにし、あまりのおいしさに舌を鳴らす季節の一品に。在来青ナスについて懐かしいレポートも出てきた次第。

 

⑤越後白ナス(ナス)20粒 ×【30袋】発芽率 80%以上

トロける旨さ「越後白ナス

新潟市の伝統品種の白ナスです。白ナスと聞くと、緑色のナスが多い中、紫色のアントシアニンがなく本当に真っ白なナス。最初は実がつかず、育ちにくかったのですが、焼きナスやステーキに加熱すると実がトロけるように美味しくかったので、自家採種を10年ほど重ねたところ、樹勢が強いものが現れ、我が家のナスの中でも最も棘が強く、猛暑でもよく育つようになりました。

 

⑥伏見甘長とう(シシトウ)20粒 ×【30袋】発芽率 90%以上

伏見甘長とう

自家採種暦20年 自然農の先輩から譲り受けた辛みがでないシシトウ。京都の伝統野菜「伏見甘長とう」。シシトウとピーマンのうまみが両方味わえ、真っ赤に完熟すると甘酸っぱいパプリカ味で、生でサラダなどでも美味しいです。

 

⑦韓国とうがらし(トウガラシ)20粒 ×【30袋】発芽率 90%以上

辛旨「韓国とうがらし

通常F1(一代交配種)で、自家採種しにくい固定種の韓国トウガラシ。樹勢が強く、実が肉厚で完熟し乾燥すると保存しやすいものを選抜。青い実や赤い実を刻んでオリーブオイルや醤油づけにすると、万能調味料に。

【栽培のコツ】米ぬかを補うと辛くなりやすいので、あまり辛いのが得意でない方は、米ぬかを使わず、無肥料で、土が乾いたらストチュウ水などで潅水し育てるとよい。

 

⑧選抜カリフォルニアワンダー(ピーマン)15粒 ×【30袋】発芽率 75%以上

ジャンボピーマン「選抜カリフォルニアワンダー

シシトウやトウガラシは育つのに、ピーマンやパプリカの自家採種は、難航しました。というのは、ピーマンやパプリカは、実の数が少なく、樹勢もシシトウなどより弱く、ウイルス病やカメムシなど病虫害に侵されやすくまず育てにくかったこと。さらに緑の実を完熟させて赤くなってから自家採種する際、とてもカビやすく自家採種できない年も多く生産が安定しませんでした。何種類もの固定種のピーマンの中で、このカリフォルニアワンダーはたまたま、育てやすく病気にも強い樹勢のいい株があり、実をたくさんつけ大きく育てやすい株を長年選抜を重ねることができました。栽培が安定してくれたお蔭で、ピーマンの自家採種技術を上げることもできました。今では、完熟したものは、赤パプリカとして色彩よく美味しくいただいております。

 

⑨松尾山オレンジ(パプリカ)10粒 ×【30袋】発芽率 75%以上

巨大パプリカ「松尾山オレンジ

元々パプリカは、高温多湿な日本では、露地栽培が難しく、慣行栽培のパプリカはハウス生産が主流です。大型パプリカは、そもそも露地で育ちにくく、自家採種まで至らず一時は、あきらめていました。そこで、先述したカリフォルニアワンダーがほぼパプリカだったので、それで満足していました。ところが、10年前に自然菜園スクール卒業生の松尾さんの家で大型パプリカが自家採種できているということで、タネを10粒ほど譲ってもらいました。当初、発芽率悪く5粒しか発芽しませんでしたが、その中で、樹勢が良い3株から自家採種をしながら10年間選抜を重ねたところ、6年目くらいから急に育ちがよくなり、「品種に勝る技術なし」で、シシトウ並みに育てやすく肉厚なオレンジパプリカ品種になりました。

【栽培のコツ】※最初の花5~10は、咲いたら実をつけずに摘花し、まず樹を育てます。その後、1カ月くらいピーマンとして(写真左下)収穫、その後、太い枝のみ完熟させると枝が折れそうになくらい大きなパプリカが鈴なりになります。

 

★直播もできる野菜

⑩ミニトウガン(冬瓜)15粒 ×【30袋】発芽率 90%以上

ミニトウガン

ズッキーニとピーマン、パプリカなどと異なり、自家採種がとっても簡単で、空き地に2株植えておけば食べきれないほどに育つミニトウガン。この品種は、通常2㎏を超える大きな実がつくトウガンですが、約1.5㎏前後と実が食べきりできる大きさで、真夏に育つが、「冬瓜」という名の通り、冬まで保存可能なウリ科植物。餡かけやスープ、鍋など煮込み料理に向いており、秋から冬にかけて重宝します。完熟すると実が毛深く素手だと痛いので、軍手で産毛をとりながら収穫します。

 

⑪茂倉(もぐら)瓜(キュウリ)15粒 ×【30袋】発芽率 90%以上

幻の在来キュウリ「茂倉キュウリ

山梨県早川町茂倉地区で代々自家播種しながら、100年以上前から栽培されている茂倉瓜。冷や汁が有名。縁あって我が家にきたタネ。黒いぼ系で、皮に独特のちょっと苦みのある風味と食感で、真夏の疲れた胃に滋養をもたらしてくれる。手のひらサイズのミニキュウリとして、生食もさっぱりしていて美味しい。自家採種を行い選抜研究してきたが、多忙でこれ以上新しい品種を維持するのは難しくなり。今年を最後に有料配布終了予定。是非、皆様の中で継続してくれる方がいたら嬉しい。是非里親になってみてください。

 

⑫自生バテシラズ(キュウリ)15粒 ×【50袋】発芽率 90%以上

こぼれダネから生まれた品種「自生えバテシラズ

(公財)自然農法国際研究開発センターで今でも販売されている優良キュウリ「バテシラズ2号」。自然農法交配種(F1)で、うどんこ病、べと病に強く耐暑性がありスタミナ抜群。長期収穫でき、直売から出荷用に最適品種。しかもとても風味がよく美味しいキュウリなので、固定化したいと試みたところ、育てやすくなるが美味しさが失われるなど失敗を繰り返す中、たまたまこぼれダネの中から自然生えしてきたキュウリの中にやや小ぶりでたくさん美味しい実をつけてくれる株を見つけ、15年以上かけて選抜固定化してきたキュウリ。通称「自生えバテシラズ」。オリジナル品種で、品種名募集中。バテシラズ2号並に樹が大きくなるが実がたくさんつきやすいので、株間を80㎝以上空けて、しっかり草マルチして、どんどん小さなうちに収穫すると1株100本以上収穫可能に。

 

⑬善光寺キュウリ(キュウリ)15粒×【50袋】発芽率 90%以上

善光寺キュウリ」(八町キュウリ系)

長野県の在来品種「八町キュウリ」の中でも、善光寺の盆地で育てられてきた系統。長さは20cm程度。一般の胡瓜と比べると短く太いのが特徴。皮が薄く肉厚、とても歯切れよく独特な風味で在来キュウリには珍しく生食用。少し大きくなっても種が入りにくいので、お漬物や皮をむいて餡かけなど煮ても美味しい。夏蒸し暑い盆地の系統で、暑さに強く、肥料少なめでも育つので、プランターなどにも最適。

『現代農業2024年2月号』品種選び特集:激夏で見えた品種の底力(農文協) で紹介させていただいたキュウリ。暑さに強くなるように選抜。

 

⑭コスタータロマネスカ(ズッキーニ)×【50袋】発芽率 80%以上

イタリア伝統品種「コスタータロマネスカ

イタリア伝統ズッキーニ。日本の一般的なズッキーニ比べ、しっかりとした食感で、荷崩れしにくく肉質が緻密で味がよく、切り口が星形になります。イタリアでは、花ズッキーニとしても有名な品種で、花の中に引き肉など詰めて調理する方法もあります。あまりズッキーニが好きでなかった私がほれ込んで、20年自家採種を重ねてきました。完熟すると重さ3㎏以上になります。未熟果を食べるズッキーニの自家採種は、以外にも難しく大きな実に株が耐えきらず種をつける前に樹が枯れてしまう、実が溶けてしまうなど失敗を繰り返しながら、ここ数年安定した生産がようやくできるようになり、販売できるようになりました。(笑)

 

⑮宮古島黒小豆(つるなしササゲ)×【50袋】発芽率 70%以上

宮古島黒小豆

宮古島か北海道でしか栽培されていない珍しい宮古島黒小豆。正確には、つるなし黒ササゲの一種なので、暑さや乾燥に強く、抗酸化物質「ポリフェノール」含有量が高く、健康食品。猛暑や干ばつに強く、我が家では大麦跡地などに食べられるマメ科の緑肥作物として活用しています。マメ科は、根に窒素を固定してくれる根粒菌を持ち、草生が強いため草を抑えてくれ、実は上に向いて着くので、完熟した順に茶色い鞘を数回に分けて収穫しやすく重宝しています。詳しくはこちら

 

⑯岐阜在来(西洋カボチャ)【50袋】発芽率  80%以上

幻の「岐阜在来」カボチャ

岐阜県北部に位置する高山市は県内でも有数の野菜の生産地! 高山市丹生川地域で栽培されている1本3,000円前後で取引される高級南瓜(宿儺かぼちゃ)。20年以上前に、縁あってスクナ系南瓜を有機農業の種苗交換会などで譲っていただいた5系統のカボチャから、自然農(不耕起・無肥料栽培)に向いた系統を選抜育成してきたもの。独特の細長い形状の西洋南瓜。皮が薄く、包丁でカットしやすく、甘みが強いホクホク系極上栗カボチャ。12月末まで冷暗所保存ができるのも有り難い。1株1~2本。

 

【おまけ】先着30名さまには、無農薬・無化学肥料の自然菜園で自家採種10年以上自家採種してきた「金ゴマ」の種子をプレゼントしようと思っております。

※直売は、自然菜園Lifestyleネットショップからになります。

 

★自家採種の仕方や育苗を学びたい方は、自然菜園スクールコースは、

『自然育苗タネ採りコース』です。現地受講&オンライン受講いずれも可能です。

 

★お手軽にプランターで始めたい方は、オンライン自然菜園セミナーの

『自然菜園プランターでらくらく育苗&自家採種』

もお勧めです。

 

 

 

【2024年オンライン自然菜園セミナー3大特典のお知らせ】 

1)アーカイブ(録画)視聴期限が30日間から、12月末まで見放題になりました。

いずれのオンラインセミナーも、受講者全員アーカイブ録画がついてきます。しかも視聴期限が、去年までは30日間でしたが、今年2024年からは、なんと12/31まで、つまり、1月開催のセミナーは約12カ月間も視聴し放題になります。

2)講座で使用するパワーポイントを受講生全員PDFでプレゼント

オンラインセミナーで使用するオリジナルパワーポイント(資料)を受講後、PDFでダウンロードいただけます。PDF化したパワーポイント(資料)が手元に残るので、講座終了後も資料として活用できます。

3)3回分をセットにした「セット割」を新設!

各講座、1回ずつ受講する単発受講と3回分をセットにした「セット割」を新設しました。例えば、1受講6,000円の講座は、3回受講で18,000円になりますが、3回セットでお申し込みいただきますと、16,500円。つまり1,500円お得になります。たくさん受講する方や連続受講する方にとってもお得です。

 

【無料配信】竹内孝功のメールマガジン「自然菜園ごよみ2024 毎月の野良仕事」2/1から配信スタート

配信記念特典、オンラインセミナーの割引クーポンがついてくる!自然菜園LifeStyleネットショップ (サイトの一番右下から登録)

 

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自然菜園育ちの『自家採種コレクション』の直売について

2024-02-21 09:21:48 | 自家採種

『1㎡からはじめる自然菜園』の祝増刷のお知らせ】12刷・累計33500部

『自給自足の自然稲作12カ月入門』 春③ 2/25(日)無農薬で、自家採種と苗づくりのコツ
1) 苗半作の教え(苗で決まる無農薬稲作)
2) 自家採種のコツ
3) 育苗の病気対策最新

【3月のオンライン自然菜園セミナー】過去の講座も録画で視聴できます!

『1㎡から始める自然菜園2024バージョン≪実践講座≫』 春③3/2(土)13:30~16:00 「ジャガイモ⇆ネギ 2024年バージョン」

『自然菜園Q&Aステップアップ講座』 春③3/2(土)18:00~20:00 ミニ講座「緑肥mixの活用法」

『連作障害しらずの自然菜園プラン講座』 春③ 3/9(土)9:30~12:00 「自然菜園プランで、楽々育土」

『失敗しらずのプランター栽培のコツ』 春③ 3/9(土)13:30~16:00 「土づくりのコツ(クン炭腐葉土、追肥と微生物、再生法)」

 

ようやく準備が整いました。

20年越しの夢の自然菜園育ちの『自家採種コレクション』の直売についてご報告したいと思います。

 

「美味しい野菜と種を同時に自給できる暮らし」を目指して、

20数年試行錯誤してきて、ようやくほぼ全部の野菜の自家採種ができるようになってきました。そこで、、、

 

無農薬・無化学肥料でも育てやすい固定種「自然菜園育ちのタネ」の直販を2年振りにやってみようと準備中です。

 

我が家の自家採種は、3つパターンあります。

1)基本自給用の更新用(種が絶えないように、種子寿命内で更新自家採種)※少量の自家採種

2)自給菜園、家庭菜園で育てやすくなるように、選抜育成中(種苗交換会やF1や外国種子、こぼれダネの中から選抜育成中のもの)

3)2)の中で、優秀な固定種の拡大生産(販売用に、自家採種の生産量を増やしているもの)※ある程度販売に対応できる大量生産

現在地元のつる新種苗さんからの依頼で、10年間かけて、販売数の増加に伴い、少しずつ品種と生産量を上げてきました。

現在、つる新種苗さんのホームページ内検索で、「自然菜園」を検索すると、現在我が家の自然菜園育ちの夏野菜種子が購入できます。

 

トマトの自家採種「発酵」

先述のブログ「自家採種したタネの乾燥と調整」にも書きましたが、

 

私の夢の一つは、自家採種しやすい(自然に育てやすく、種取しやすい)のに、

美味しい品種を後世に残すことです。

 

プロの種苗会社さんが新しい品種を作ったりする場合は、10~30年かけています。

さすがに、プロのように新しい品種やF1(一代交配種)を作るのは難しく、F1は最初からあきらめています。

 

だが、「品種に勝る技術なし」という言葉通り、

よい品種であれば、無農薬・無化学肥料でも野菜はすくすく育ってくれます。

そこで、無農薬・無化学肥でもすくすく育ってくれる美味しい固定種の品種の育成を20数年、失敗と試行錯誤を重ね行ってきました。

病虫害に強いピーマン「選抜カリフォルニアワンダー

できれば、固定種の野菜で、以下の条件を満たす野菜(品種)を後世に残し、それをきっかけに、家庭菜園でも自家採種できる技術継承できればと思っております。

【自然菜園育ちのタネ】で大切にしていること

★美味しい…毎年食べたくなるような風味豊かな野菜。

★無農薬・無化学肥料で全国で育てやすい…有機農業・無肥料栽培・不耕起にも対応できる根張り・樹勢のよい品種

★自家採種できる固定種…F1(一代交配種)ではなく、ある程度固定している在来種

完熟キュウリの採種果(45日)

約20年間、自然菜園の土づくりと自家採種の技術を高め、ようやく品種選抜も終わり、安定した生産オリジナル品種もできてきました。

去年の酷暑にもかかわらず、たくさん実をつけてくれた暑さに強く、美味しいものを今回一部先行して直売しようと思っております。

※直売は、自然菜園Lifestyleネットショップで、3月上旬で数量限定で予定しております。

現在準備中です。このブログに詳細が決まったらお知らせいたします。

伏見甘長とう

自家採種暦20年 自然農の先輩から譲り受けた辛みがでないシシトウ。

京都の伝統野菜「伏見甘長とう」。シシトウとピーマンのうまみが両方味わえ、真っ赤に完熟すると甘酸っぱいパプリカ味で、生でサラダなどでも美味しいです。

善光寺キュウリ」(八町系)

長野県の在来品種「八町キュウリ」の中でも、善光寺の盆地で育てられてきた系統。

長さは20cm程度。一般の胡瓜と比べると短く太いのが特徴。皮が薄く肉厚、とても歯切れよく独特な風味で在来キュウリには珍しく生食用。少し大きくなっても種が入りにくいので、お漬物や皮をむいて餡かけなど煮ても美味しい。

夏蒸し暑い盆地の系統で、暑さに強く、肥料少なめでも育つので、プランターなどにも最適。

ドイツ伝統「マティーナ中玉

甘み豊かで皮の柔らかい中玉トマト。ドイツの伝統品種で、最も早くから生り初め、遅くまで生り続けるゴルフボール大の中玉トマト。

生食でも美味しいが、ソースにすると爽やかな風味で美味しい豊作種。

ミニトマト「ブラックドラゴン

ミニトマトと中玉トマトの間の大きめのプラム型のミニトマト。黒トマトなので、酸味は少なく、コクと旨味が強い。煮込みやソースに加えるとコクが増す。猛暑、長雨、干ばつなど異常気象にも強く実割れも少なく、育てやすく豊作種。

珍しい「越後白ナス

新潟市の伝統品種の白ナスです。白ナスと聞くと、緑色のナスが多い中、紫色のアントシアニンがなく本当に真っ白なナス。

最初は実がつかず、育ちにくかったのですが、焼きナスやステーキに加熱すると実がトロけるように美味しくかったので、自家採種を10年ほど重ねたところ、樹勢が強いものが現れ、我が家のナスの中でも最も棘が強く、猛暑でもよく育つようになりました。

無肥料で育つ「在来青ナス

(公財)自然農法国際研究開発センターの研修生になる前から、育て自家採種を重ねてきた優良品種。

元々九州の在来種の青ナスで、暑さや乾燥に強い系統。自然農法(無肥料や不耕起)で育てやすくあまり実をつけないが、大きく育った後も種が入りにくく、実はトロけるように柔らかい。我が家では、蒸ナスにし、あまりのおいしさに舌を鳴らす季節の一品に。

在来青ナスについて懐かしいレポートも出てきた次第。

こぼれダネから生まれた品種「自生えバテシラズ

(公財)自然農法国際研究開発センターで今でも販売されている優良キュウリ「バテシラズ2号」。自然農法交配種(F1)で、うどんこ病、べと病に強く耐暑性がありスタミナ抜群。長期収穫でき、直売から出荷用に最適品種。しかもとても風味がよく美味しいキュウリなので、固定化したいと試みたところ、育てやすくなるが美味しさが失われるなど失敗を繰り返す中、たまたまこぼれダネの中から自然生えしてきたキュウリの中にやや小ぶりでたくさん美味しい実をつけてくれる株を見つけ、15年以上かけて選抜固定化してきたキュウリ。

通称「自生えバテシラズ」。オリジナル品種で、品種名募集中。バテシラズ2号並に樹が大きくなるが実がたくさんつきやすいので、株間を80㎝以上空けて、しっかり草マルチして、どんどん小さなうちに収穫すると1株100本以上収穫可能に。

ジャンボピーマン「選抜カリフォルニアワンダー

シシトウやトウガラシは育つのに、ピーマンやパプリカの自家採種は、難航しました。

というのは、ピーマンやパプリカは、実の数が少なく、樹勢もシシトウなどより弱く、ウイルス病やカメムシなど病虫害に侵されやすくまず育てにくかったこと。さらに緑の実を完熟させて赤くなってから自家採種する際、とてもカビやすく自家採種できない年も多く生産が安定しませんでした。何種類もの固定種のピーマンの中で、このカリフォルニアワンダーはたまたま、育てやすく病気にも強い樹勢のいい株があり、実をたくさんつけ大きく育てやすい株を長年選抜を重ねることができました。栽培が安定してくれたお蔭で、ピーマンの自家採種技術を上げることもできました。今では、完熟したものは、赤パプリカとして色彩よく美味しくいただいております。

巨大パプリカ「松尾山オレンジ

元々パプリカは、高温多湿な日本では、露地栽培が難しく、慣行栽培のパプリカはハウス生産が主流です。

大型パプリカは、そもそも露地で育ちにくく、自家採種まで至らず一時は、あきらめていました。そこで、先述したカリフォルニアワンダーがほぼパプリカだったので、それで満足していました。ところが、10年前に自然菜園スクール卒業生の松尾さんの家で大型パプリカが自家採種できているということで、タネを10粒ほど譲ってもらいました。当初、発芽率悪く5粒しか発芽しませんでしたが、その中で、樹勢が良い3株から自家採種をしながら10年間選抜を重ねたところ、6年目くらいから急に育ちがよくなり、「品種に勝る技術なし」で、シシトウ並みに育てやすく肉厚なオレンジパプリカ品種になりました。

【栽培のコツ】※最初の花5~10は、咲いたら実をつけずに摘花し、まず樹を育てます。その後、1カ月くらいピーマンとして(写真左下)収穫、その後、太い枝のみ完熟させると枝が折れそうになくらい大きなパプリカが鈴なりになります。

わき芽かきが要らない中玉トマト「レッドドラゴン

欧米に多く日本では珍しい芯止まり品種なので、トマトで困難なわき芽かきが要らない品種。

生食でも美味しいが、加熱すると酸味が出ずグルタミン酸由来の旨味が発揮できるので、トマトソースや煮込む料理にも最適。つまり、生食用トマト、加工用品種の両特性をもっている豊作中玉トマト。

【栽培のコツ】わき芽かきはしない方が長期間収穫できるが、枝が地面に着くと収穫しにくく、病虫害もでやすくなるので、実が地面につかないように背が高くならないので、ピーマンなどで使う短めの支柱(120㎝)で誘因しながら育てる。加工トマトのように高畝でビニールマルチ放任栽培もできる。

イタリア伝統品種「コスタータロマネスカ

イタリア伝統ズッキーニ。日本の一般的なズッキーニ比べ、しっかりとした食感で、荷崩れしにくく肉質が緻密で味がよく、切り口が星形になります。

イタリアでは、花ズッキーニとしても有名な品種で、花の中に引き肉など詰めて調理する方法もあります。あまりズッキーニが好きでなかった私がほれ込んで、20年自家採種を重ねてきました。完熟すると重さ3㎏以上になります。未熟果を食べるズッキーニの自家採種は、以外にも難しく大きな実に株が耐えきらず種をつける前に樹が枯れてしまう、実が溶けてしまうなど失敗を繰り返しながら、ここ数年安定した生産がようやくできるようになり、販売できるようになりました。(笑)

ミニトウガン

ズッキーニとピーマン、パプリカなどと異なり、自家採種がとっても簡単で、空き地に2株植えておけば食べきれないほどに育つミニトウガン。

この品種は、通常2㎏を超える大きな実がつくトウガンですが、約1.5㎏前後と実が食べきりできる大きさで、真夏に育つが、「冬瓜」という名の通り、冬まで保存可能なウリ科植物。餡かけやスープ、鍋など煮込み料理に向いており、秋から冬にかけて重宝します。完熟すると実が毛深く素手だと痛いので、軍手で産毛をとりながら収穫します。

辛旨「韓国とうがらし

通常F1(一代交配種)で、自家採種しにくい韓国トウガラシ、この品種はもともと固定種で自家採種しやすい。

樹勢が強く、実が肉厚で完熟し乾燥すると保存しやすいものを選抜。青い実や赤い実を刻んでオリーブオイルや醤油づけにすると、万能調味料に。

【栽培のコツ】米ぬかを補うと辛くなりやすいので、あまり辛いのが得意でない方は、米ぬかを使わず、無肥料で、土が乾いたらストチュウ水などで潅水し育てるとよい。

宮古島黒小豆

宮古島か北海道でしか栽培されていない珍しい宮古島黒小豆

正確には、つるなし黒ササゲの一種なので、暑さや乾燥に強く、抗酸化物質「ポリフェノール」含有量が高く、健康食品。猛暑や干ばつに強く、我が家では大麦跡地などに食べられるマメ科の緑肥作物として活用しています。マメ科は、根に窒素を固定してくれる根粒菌を持ち、草生が強いため草を抑えてくれ、実は上に向いて着くので、完熟した順に茶色い鞘を数回に分けて収穫しやすく重宝しています。詳しくはこちら

幻の「岐阜在来」カボチャ

岐阜県北部に位置する高山市は県内でも有数の野菜の生産地! 高山市丹生川地域で栽培されている高級南瓜(宿儺かぼちゃ)。

20年以上前に、縁あってスクナ系南瓜を有機農業の種苗交換会などで譲っていただいた5系統のカボチャから、自然農(不耕起・無肥料栽培)に向いた系統を選抜育成してきたもの。独特の細長い形状の西洋南瓜。皮が薄く、包丁でカットしやすく、甘みが強い極上南瓜。12月末まで冷暗所保存ができるのも有り難い。1株1~2本。

【おまけ】

幻の在来キュウリ「茂倉キュウリ

山梨県早川町茂倉地区で代々自家播種しながら、100年以上前から栽培されている茂倉瓜。冷や汁が有名。

縁あって我が家にきたタネ。黒いぼ系で、独特のちょっと苦みのある風味と食感で、真夏の疲れた胃に滋養をもたらしてくれる。自家採種を行い選抜研究してきたが、多忙でこれ以上新しい品種を維持するのは難しくなり。今年を最後に有料配布終了予定。是非、皆様の中で継続してくれる方がいたら嬉しい。里親募集~。

 

無農薬・無化学肥料でも育てやすい固定種「自然菜園育ちのタネ」野菜の直販

 

※直売は、自然菜園Lifestyleネットショップで、3月上旬で数量限定で予定しております。

現在準備中です。このブログに詳細が決まったらお知らせいたします。先着30名さまには、無農薬・無化学肥料の自然菜園で自家採種20年以上自家採種してきた「金ゴマ」の種子をプレゼントしようと思っております。(たぶん。)

 

 

【2024年オンライン自然菜園セミナー3大特典のお知らせ】 

1)アーカイブ(録画)視聴期限が30日間から、12月末まで見放題になりました。

いずれのオンラインセミナーも、受講者全員アーカイブ録画がついてきます。しかも視聴期限が、去年までは30日間でしたが、今年2024年からは、なんと12/31まで、つまり、1月開催のセミナーは約12カ月間も視聴し放題になります。

2)講座で使用するパワーポイントを受講生全員PDFでプレゼント

オンラインセミナーで使用するオリジナルパワーポイント(資料)を受講後、PDFでダウンロードいただけます。PDF化したパワーポイント(資料)が手元に残るので、講座終了後も資料として活用できます。

3)3回分をセットにした「セット割」を新設!

各講座、1回ずつ受講する単発受講と3回分をセットにした「セット割」を新設しました。例えば、1受講6,000円の講座は、3回受講で18,000円になりますが、3回セットでお申し込みいただきますと、16,500円。つまり1,500円お得になります。たくさん受講する方や連続受講する方にとってもお得です。

 

自然菜園スクール2024年募集開始~(現地受講生は先着順)今年もやります。自然菜園オンライン説明会 コースに迷ったら直接ZoomでQ&Aもできますよ。 第2回目 2/24 (土)10:30~12:00
ミニ講座「自然菜園でプチ自給自足のコツ」
1.自給にはどれくらいの広さが必要?
2.自給自足にぴったりのコンパニオンプランツ活用術
3.無農薬の種をゲットしよう。

 

 

【無料配信】竹内孝功のメールマガジン「自然菜園ごよみ2024 毎月の野良仕事」2/1から配信スタート

配信記念特典、オンラインセミナーの割引クーポンがついてくる!自然菜園LifeStyleネットショップ (サイトの一番右下から登録)

 

 

 

 

 

 

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久々の雨~ 干ばつ対策「畝間潅水」で根っこを深く張らす

2023-08-18 07:29:42 | 日々の自然菜園

『自然菜園入門コース』

次回 8月26日(土) Zoom座学「夏野菜の回復法、水のやり方」、Q&A

 

今週末の自然菜園スクール ※はオンライン対応コースです。

8/19(土)『自然菜園実践コース』

午前:自然菜園講座⑨(秋野菜の植え付け)
秋野菜の播種、ハクサイ・キャベツの定植、夏野菜の収穫、
ネギの植替え、ダイコン(秋野菜)の種まき
※現地受講生:菜園ランチ(予約制)

8/20(日)『自然育苗タネ採りコース』(後期1)※

講義:自家採種(ステップ1:固定種とF1の違い)と育苗土づくり
実習:アブラナ科とスイカ、キュウリの自家採種、ハクサイとタマネギの育苗(1)

 

台風7号で被災された方お見舞い申し上げます。長野はアルプス連峰などに囲まれ、雨は空降り。連日最高気温35℃の猛暑日×干ばつでした。

元々田んぼということもあり、

水路から水を夜間に引き入れ、いわゆる「畝間潅水」を連日行い、通路から地下に水を浸透させる大技解禁でした。

トマトなど感想に強い野菜ほど、干ばつ後の大雨で根腐れする傾向が強いので、台風や大雨が来る前に、水に根を慣らすことが大切です。

 

昨日待望の晩、30分強の大雨。久々のお湿りになりました。

一輪車を置いておいて、水を受けることで、どれくらい雨が降ったのかわかりますし、雨水は大切にプランター栽培などに利用します。

約20個の新作ぐるぐる自然菜園プランターたち。7ℓも貯められる底面吸水プランターを使っておりますが、2日間持たない暑さと生育の良さ。

毎日小一時間ほど水やりを行っております。

大雨でも稲が倒れず、みのる稲穂

イタリアのトマト「フィオレンティーノつる新種苗さんにタネを卸しているので、この恵みの雨でもう少し収穫できそうです。

最近注文が多くて対応できないズッキーニの自家採種も

大きな実がついているにもかかわらず、

葉が復活して、新しい実をどんどんつけてくれているので、この雨は有難い限りです。

畝間潅水を行ってきた畑もやっぱり雨が一番で、今朝は一段と元気に観えました。

今年はナスにとって厳しい気候でしたが、ようやく越後白ナスなど多くの在来ナスが、復活し、自家採種できそうです。

オレンジパプリカもいい状態です。

去年からサツマイモにも水やりが必要だなーと思う天候つづきですが、今回の雨で、両側のエダマメもゴマもサツマイモ同様嬉しそうです。

大麦跡地の宮古島黒小豆も満開で、少しずつ実が垂れてきました。

 

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無料【一般簡易版】自然菜園スクール 5/29(日)醤油・味噌(小麦・大豆)コース①

2022-05-30 08:21:48 | オンライン自然菜園セミナー

【自然菜園オンラインセミナー】

6/25(土)18:00~19:30【ZOOM配信】『オンライン自然菜園Q&Aセミナー』第24回 ★ミニ講座「生命力が強い自家採種の仕方」

 

昨日は、お蔭様で、自然菜園スクール醤油&味噌(小麦・大豆)コース無事開校しました。ありがとうございます。

【注意】このブログは、パスワードつき受講生限定ブログの簡易一般無料版です。録画動画&解説を除く、写真のみのブログです。

※今回特別にサンプルとして1つ動画を公開してあります。ご覧ください。

5月29日(日)

講義:種から育てる手前味噌・醤油講座①(ダイズ)
実習:ダイズの種まき、土寄せ

長野校では、前半はzoomを使って、オンライン受講生と現地受講生が同時に講義を60分受けていただき、その後それぞれから質問タイムがあります。
 
zoomを録画しているので、約30日間座学を復習できるのも魅力の一つです。
 
このダイズ・ムギ畑は、元々田んぼでした。8年ほど無農薬・自然稲作(自給)でした。
 
【サンプル動画】2022 05 29 醤油&味噌(小麦・大豆)コース 実習1 畑の説明
https://youtu.be/JJExtF9rOHw
 
 
ムギの間に溝を掘り、ダイズを播種しました。
 
後半は、実習なので、現地受講生で、種まき体験です。
 
 
ダイズ、アズキを蒔きました。
 
 
発芽したら、次回の実習で土寄せしたり、実際に大豆を育てながら、最後に醤油・味噌づくりを行います。
 
播いた豆は、
宮古島黒小豆
 
丹波大納言小豆
 
在来小豆
 
丹波黒豆
 
こうじいらず在来
などを実際に播いてみました。
今年は、こうじいらず大豆で、醤油造り、丹波黒豆で味噌を造る予定です。
現地年間受講生は、お一人熟成醤油120cc、熟成味噌1kgを初日にお渡しする予定です。
 
さらに、年間受講生(現地&オンライン)のみなさまには、2021年度の受講生限定ブログを試供公開しておりますので、今年はお得です。
 
次回は、小麦を学び、収穫・脱穀、ダイズのお世話を行います。
6月19日(日) 講義:種から育てる手前味噌・醤油講座②(コムギ)
実習:コムギの収穫、脱穀ダイズの土寄せ、摘芯

 

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『自然菜園育ちの固定種タネ』たちの嫁入り準備

2022-02-18 17:40:37 | オンライン自然菜園セミナー

 

自然菜園オンラインセミナー 「新春ステップアップ講座」

2/20(日)13:30~『ぐるぐる自然菜園プランター講座① 一番小さな自然菜園のつくり方・お世話の仕方』

2/27(日)13:30~15:30『これから始める夏野菜の苗作り講座(温床を使わない育苗法)』

2/27(日)18:00~20:00『オンライン自然菜園Q&Aセミナー★プチロング(30分延長)』第20回 ミニ講座「緑肥mixの種類とブレンド」

いよいよ新著『コンパニオンプランツの極意』(ブティック社)の発売があと4日後、2/22(火)になりました。

また、3/18には、『これならできる!自然菜園』から14年ぶりに、農文協から新著『苗で決まる!自然菜園 野菜の本気を引き出す』

も出ます。こちらもよろしくお願いいたします。

今日も雪が降り田畑は、真っ白ですが、道路は融ける、もうすぐ春を感じております。

今年は、自然菜園スクール「自然果樹コース」が剪定を実習することになったので、来週2/23(水・祝)までに、

まだまだ雪(雪)でも、室内で、去年2021年に自家採種したタネの整理がはじまって、結構毎日忙しいです。

上の写真は、「昔大玉トマト」で、良いタネとそうでないものを定規でより分けます。

今回、ある試みをしようと思い、松本在来タカキビも種をより分けました。

写真の上にあるのが種子用。 左下が、選別前、右下が選別ではねられたかけたり、胚乳がないものです。

 

実は、去年の末に試験的に、自然菜園スクール生以外にも、自家採種している「自然菜園育ちの固定種タネ」の一つ、「宮古島黒小豆」をいつものオンライン自然菜園Lifestyleネットショップで直売してみたら、ものの30分で完売してしまいました。

 

現在、うちではほとんどの野菜のタネを自家採種しています。

一部は、試験場や種苗店さんに頼まれて生産を始めた出荷用の種子※1と、自分の自給用です。

自給用のもので、ちょっとまとめて多めに採種するので、一部余剰分を自然菜園スクール生限定で、直売はしておりました。

もちろん、農林水産省に登録された品種ではなく、家庭菜園で育てやすい、固定種、在来種です。

※1現在は、地元種屋さん「つる新種苗」さんで、「自然菜園」で検索すると、我が家の無農薬・無化学肥料栽培の自然菜園で育った種子や自然菜園グッツをネット購入できます。

 

新著2冊発売記念と、連載雑誌「野菜だより」(ブティック社)「やさい畑」(家の光)両誌で、夏野菜を2タイプ【ランニング野菜】【半袖野菜】を紹介させていただきましたので、そのご縁から

今回は種屋さんにはまだ売るほどないけどほぼ品種として固定化でき、味と育てやすさからスクール生に大人気の夏野菜の品種を限定直売してみようと思いました。名付けて

2021年長野産『自然菜園育ちの自家採種おすすめ固定種野菜タネセット』

Aセット【ランニング夏野菜セット】

こちらの【ランニング野菜野菜】のタネセットは、暑さに強く、寒さに弱い夏野菜たちです。

発芽、生育温度は20~35℃になります。

桜が咲く前は、温床など加温保温で、育苗が必要です。霜が降りなくなった頃、5月上旬以降に定植できます。

小布施中丸ナス 10粒… 自然農法で育てられてきた信州の伝統野菜の在来小布施丸ナス系統から、小布施丸ナスよりちょっと長い中丸で、乾燥に強く、育てやすいものを選抜固定したナス。その肉質は緻密で締り、ほのかに甘い特有の風味と味が濃くて美味しいので、おやきはもちろんのこと、炒め物や煮込み料理に向いています。


伏見甘長とうがらし 10粒…京野菜の伏見甘長とうがらし。トウガラシというが、まったく辛みがない細長いシシトウ。完熟し赤くなっても辛くならず、甘酸っぱいので、パプリカの代用になります。炒めたり、焼いて食べると最高です。自然農を学んでいた時に、先輩から譲ってもらったとても育てやすい、思い出の品種です。


韓国唐辛子(旨辛)10粒…固定種の韓国唐辛子は、なかなかなく、貴重。激辛タイプではなく、旨味が強く、小辛で育てやすいタイプ。

青い時は辛いシシトウのように炒めていただき、キムチはもちろんのこと、刻んでゴマ油や醤油漬けにすると、香辛調味料が簡単にできます。


モチットコーン 30粒…研修させていただいた自然農法国際研究開発センターが、モチットコーンハニ-バンダムから選抜育成した国産の固定種。熟期は約95日でややバラツキあり。程良い甘さとモチッとした食感が特徴。家庭菜園など自給用に向く。

※自家採種する際は、袋がけなどして、遺伝子組み換えなどのトウモロコシとの交雑を防ぐ必要があります。

の4種類とプレゼントのタカキビ

在来タカキビ 1ml …コウリャン、ソルゴーなどとも呼ばれアフリカ原産で、暑さ、乾燥につよく、鳥に食害されにくいので、雑穀の中でも最も育てやすい。脱穀もしやすく、食用や緑肥としても重宝。松本の在来種から選抜。

トウモロコシと、タカキビは、地温が25℃を超えてから初夏に直播きもできます。

 

Bパック【半袖夏野菜セット】

こちらの【半袖野菜野菜】のタネセットは、暑さに弱く、28℃を超えると夏バテしやすく、寒さにやや強いタイプです。

桜が咲いてから、最低気温10~30℃で育苗できます。霜が降りなくなった頃、5月上旬以降に、に直播きもできます。

昔大玉トマト 11粒…自然農法研修時代に、譲り受けたトマトの中で、育てやすく美味しかったものを8年かけて固定化した大玉トマト。昔のトマトの風味を持ちつつ、現代のトマトの甘みを合わせ持つ。やや肥えたところでも育てやすく、樹が暴れにくいのが特徴。


若緑地這えキュウリ 8粒…自然農法国際研究開発センターの研修時代に出会い、暑さや病気に強く育てやすい品種。その育てやすさとプランターにも向いていることから、自家採種を重ねてきたキュウリ、地這えだけでなく、支柱で栽培してもよく育つ。


打木赤皮甘栗南瓜 8粒…伝統の加賀野菜。早生の多収穫の西洋カボチャ。果肉は厚く粘質で、しっとりとした味わい。自然農法で育てやすい系統を選抜。収穫してから30日で食べ頃になる。長期保存には向かない。お菓子や和食、スープに最適。


コスタータロマネスカ 8粒…イタリアの伝統ズッキーニ。日本のズッキーニよりも水っぽくなく、しっかりした食感。ラタトゥイユや炒め物はもちろんのこと、天婦羅や和食でも美味しい。小さく若どりしたものをぬか漬けにすると最高。


の4種類とプレゼント赤ジソ 

在来赤ジソ1ml… 安曇野から長野に引っ越しをして、草も緑肥も育たない農薬・化学肥料で固くしまった粘土土の畑に自生していた赤ジソを選抜。とても育てやすく、しそジュースや梅干しに使うと、とても濃厚な赤紫に発色する。

 

といった感じで、現在、タネの調整や袋詰め、品種特性の紹介用の動画撮影&編集中、もっか、3月上旬位の販売を目指し、準備中です。

今しばらくお待ちください。生産量は自給用のものなので、試験直販売ですので、数はあまり準備できませんが、

無農薬の家庭菜園、自給菜園用として、10年以上選抜自然菜園で、自家採種をすることで、昨今の悪天候でもよく育ってくれた育てやすさと美味しさが売りの野菜たちです。

2022年の皆様の菜園の片隅に仲間入りさせていただけたら幸いです。そして、地域風土に合った野菜を、一緒に自家採種できたらもっと嬉しいです。

 

販売がはじまりましたら、このブログでお知らせしますね。

これからの時代は、食べるものは自分たちで育てる。そしてタネから育てる。幸せのタネは、自分たちでも育てるに限ります。

 

 

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自然菜園自家採種シリーズ「宮古島小豆」のご紹介。

2021-12-14 03:01:52 | 自家採種

オンライン自然菜園セミナー

★12/18(土)13:30~『自然菜園根本講座』ネギの個性とコンパニオンプランツ

★12/18(土)18:00~家庭菜園のなんでも質問道場『自然菜園Q&Aセミナー』

 

我が家の自然菜園では、様々な野菜や穀類を自給している。

中でも、育てやすく、食べておいしい、野菜や穀類の品種は、家庭菜園に向いているので、そのような品種と出会った時は、

より無農薬・無化学肥料の家庭菜園で栽培しやすくなるように、選抜を重ねながら自家採種(育種)してきる。

今回ご紹介するのは、宮古島黒小豆。沖縄県宮古島の在来種だ。

「宮古島黒小豆」はお祝いごとや十五夜の料理として島の食文化に根付いた食材として大切にされてきた。
宮古島黒小豆は、小豆 より黒く小粒で、宮古島では十五夜に「ふきゃぎ」という伝統料理などに用いられてきました。

現在では、利用方法が限られていることや、食生活の変化が影響し、生産が極めて少なくなった希少性の高い小豆です。

島の伝統お菓子「ふきゃぎ」のレシピ

1)小豆を一晩水に浸してから煮る。40~小一時間位、ほっくりと柔らかくなるまで煮る。

※一度沸騰したお湯を捨てて、もう一度煮るとアクが取れて上品な仕上がりになります。

2)煮えた豆をザルにあげて、湯を切り少し風に当てて、熱い内に塩を振っておく。

3)餅粉に水を加えながら耳たぶ位の柔らかさになるまでこねる。

4)3)を細長く整形し、丸く切って5分程度、茹でて白玉団子を作る。

5)少し冷ました4)と2)を合えて完成!!

砂糖であんこにしても美味しく、その場合何回か茹でこぼし、通常の小豆のように砂糖で煮る。

元々ホクホクと美味しく甘みが強いアズキなので、とても良質の黒い粒あんができる。

玄米と一緒に炊いて、黒小豆入り玄米も美味しい。

 

今年の自分たちで育てたもち米「シラケモチ」で搗いたお餅を宮古島小豆の黒あんこと和えて食べたがやっぱりおいしい。

幸せな一時でした~。

 

私がなぜ、この小豆(ササゲ)に惚れ込んで育てているかというと、味だけでなく、

通常の小豆よりも暑さに強く、育てやすく、短期間で多収。

また、虫による食害もなく、無肥料栽培が簡単。緑肥作物として、秋野菜の前作としても最適だからです。

栽培のコツ

夏野菜が植えられる霜が降りなくなった5月に種まき、収穫は、8~9月。

通常の小豆よりも良く茂るので、自力で草を抑えるので、条間1m、株間50㎝で、3~4粒蒔き。

初期に草に飲まれないように、耕した畑では、発芽~本葉8枚まで、1~2回株下に土寄せすると、大株化し多収。

写真のように、葉の上に莢が実り、枯れてきたら、枯れた鞘を摘み取り収穫。

 

葉の下に茂る通常の小豆と異なり、収穫が簡単で、早くからなるので、忙しくなる稲刈り前に収穫が終わるのが有難い。

収穫したさやを乾燥させ、乾いたら踏めば、簡単に脱穀できる。

その後、フルイや風で、莢やゴミを除き、よく乾燥させ、ペットボトルなどで保存。

産地が南国宮古島と寒地北海道と夏の間、日本どこでもよく育つ。

自家採種する際は、カビや虫食いの少ない、初期のきれいな大粒豆を選び、よく乾燥させ、冷暗所で保存しています。

沖縄県宮古島 - 日本豆類協会の宮古島小豆に関する資料

紫外線の強い宮古島で生き抜くために、宮古島小豆は、通常の黒小豆などと比べてもポリフェノール含量が高く、

中でもブルーベリー類に多く含まれるアントシアニンが豊富と言われています。
 

アントシアニンはポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持ち、血液さらさら効果、体脂肪をつきにくくする働きなどがあるので動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防にもつながり、視力回復や目の疲れにも役立つそうです。

 

日頃のPCお仕事などの目の疲労回復や甘いものはご馳走なので、ここ数年自家採種で選抜を重ね、より育てやすく安定自給できるようになってきました。

 

みなさんも自分が惚れ込む品種と出会えるとタネから無農薬栽培(自家採種)できて、育てやすくなっていいですよ~。

 

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【一般無料版】自然菜園スクール『醤油&味噌(小麦・大豆)コース』 テーマ:「ダイズ栽培」「種まき」

2021-05-31 08:53:44 | オンライン自然菜園セミナー

 

昨日は、第1回自然菜園スクール『醤油&味噌(小麦・大豆)コース』でした。

4回で、大豆と小麦を育てながら、種まきから醤油と味噌も造ってしまう自給コースです。

 

初回のテーマ「大豆」

講義:種から育てる手間味噌・醤油講座①(ダイズ)
実習:ダイズの種まき、土寄せ

大豆は、一番育てるのが楽だった作物の一つでしたが、今では一番難しいかもしれない作物です。

大豆のことをより知ってもらい、地域風土に合った大豆の品種と適期をマッチングさせるポイントをオンライン参加(Zoom)と直接現地参加同時に行いました。

 

後半は、実習で、まずは自分の歩幅と種まきの株間を合わせるために、実際にメジャーでイメトレをしました。

 

小麦と大麦が育っている条間(列の間)にダイズとアズキを播いていきます。

二条大麦

六条大麦

小麦

今回は、穀類(田んぼの稲、畑の大豆小麦)の自給にもピッタリのホンダの「こまめ」を使用して、

ムギの条間を中耕除草、溝切りを行い、大豆を蒔いていきます。

講座で、耕運機の説明を実際にやってみせるのは、久々です。

機械音痴の私でも一発稼働のホンダ「こまめ」は、愛機で、田んぼの代かき、土寄せ、溝切りに大活躍です。

 

講座では、エンジンのかけかた、耕し方、保存の仕方、修理の出し方など機械素人だった私でもわかるように、説明し、パスワード付ブログでは、動画で解説させていただいております。

 

 

蒔いた後に、クン炭を散布し、土寄せの際に根元に混ざるように後撒きしました。

 

今回は、ムギの条間に、大豆2種類と小豆3種類を播き方を実演しました。

上左から 在来小豆、丹波在来小豆、宮古島黒小豆

下左から、こうじいらず大豆、元丹波黒豆

 

実習では、教わったことを、みんなで二人1組になって実際に種まき、クン炭まきを行いました。

 

次回は、6/20(日)に

講義:種から育てる手間味噌・醤油講座②(コムギ)
実習:コムギの収穫、脱穀ダイズの土寄せ、摘芯

を予定しております。

自分たちで育てた大豆、小麦から味噌醤油を造る講座が無事スタートしました。

 

 

 

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【一般無料版】自然菜園スクール『醤油&味噌(小麦・大豆)コース』 テーマ:「ダイズ栽培」「種まき」

2021-05-31 08:22:55 | 自然菜園スクール

" target="_blank" title=""><iframe title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/yhiByV7e6Xs" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe>

昨日は、第1回自然菜園スクール『醤油&味噌(小麦・大豆)コース』でした。

4回で、大豆と小麦を育てながら、種まきから醤油と味噌も造ってしまう自給コースです。

 

初回のテーマ「大豆」

講義:種から育てる手間味噌・醤油講座①(ダイズ)
実習:ダイズの種まき、土寄せ

大豆は、一番育てるのが楽だった作物の一つでしたが、今では一番難しいかもしれない作物です。

大豆のことをより知ってもらい、地域風土に合った大豆の品種と適期をマッチングさせるポイントをオンライン参加(Zoom)と直接現地参加同時に行いました。

 

後半は、実習で、まずは自分の歩幅と種まきの株間を合わせるために、実際にメジャーでイメトレをしました。

 

小麦と大麦が育っている条間(列の間)にダイズとアズキを播いていきます。

二条大麦

六条大麦

小麦

今回は、穀類(田んぼの稲、畑の大豆小麦)の自給にもピッタリのホンダの「こまめ」を使用して、

ムギの条間を中耕除草、溝切りを行い、大豆を蒔いていきます。

講座で、耕運機の説明を実際にやってみせるのは、久々です。

機械音痴の私でも一発稼働のホンダ「こまめ」は、愛機で、田んぼの代かき、土寄せ、溝切りに大活躍です。

 

講座では、エンジンのかけかた、耕し方、保存の仕方、修理の出し方など機械素人だった私でもわかるように、説明し、パスワード付ブログでは、動画で解説させていただいております。

 

 

蒔いた後に、クン炭を散布し、土寄せの際に根元に混ざるように後撒きしました。

 

今回は、ムギの条間に、大豆2種類と小豆3種類を播き方を実演しました。

上左から 在来小豆、丹波在来小豆、宮古島黒小豆

下左から、こうじいらず大豆、元丹波黒豆

 

実習では、教わったことを、みんなで二人1組になって実際に種まき、クン炭まきを行いました。

 

次回は、6/20(日)に

講義:種から育てる手間味噌・醤油講座②(コムギ)
実習:コムギの収穫、脱穀ダイズの土寄せ、摘芯

を予定しております。

自分たちで育てた大豆、小麦から味噌醤油を造る講座が無事スタートしました。

 

" target="_blank" title=""><iframe title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/w8qM6ybZNvE" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe>

 

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曇天つづきの貴重な晴れ間の秋起こしラッシュ

2020-10-17 07:13:05 | 日々の自然菜園
本日、のち


今日から2日間オンライン自然菜園セミナーです。
★10/17(土)16:00〜『自然菜園 根本講座』
第7回テーマ「越冬野菜を極める」「タマネギ栽培」
★10/18(日)10:30〜『オンライン自然菜園見学会』
第4回テーマ「自給農園のつくり方」
見学会は今年最後の開催です。
タネ採りから自給できる農園の構築の仕方をレクチャーします。


超農繁期はまだまだ続き、3週連続、平日雑誌取材&新著の執筆と超ハードワークが続きます。
農繁期(秋冬準備&稲の稲刈り&脱穀)×執筆×取材×菜園スクール=超農繁期。
大好きなことばかりなので、できていますが、身体は季節の変わり目で、夏の疲労の回復と寒くなり冬への変化対応で、ギリギリです。(笑)

ちょっとブログとそのコメントをお休みいただきましたが、今日は朝から雨なので、久々のブログ更新です。
コメント欄はまだご返信できておらずすみません

ここのところ、曇天つづきで、晴れ間という晴れの日がなく、田んぼの土がなかなか乾かない~。
それでも今週2日間晴れ間が半日あったお蔭で、やっと田んぼの「秋起こし」が出来そうなくらい乾いてきました。

もう少し、乾かしたいところですが、今日はずっと80~90%の雨予報つづきで、雨が降ることがわかっていたので、昨日4か所つぎつぎ「秋起こし」をしました。

秋起こしに関しては、次回の10/31(土)自然稲作Q&Aセミナーの冒頭の5分でわかる自然稲作ミニ講座で、説明するので、是非そちらをお楽しみ~。








「秋起こし」がうまくいくか行かないかで、来年の稲作は雲泥の差。
ここは野良仕事として外せません。






1条だけ刈れない最晩生のハッピーヒルも選抜自家採種(穂抜き)も終わり、あと1週間くらいで稲刈りできそうです。

ちょっとした工夫をするだけで、稲がどんどん育てやすくなる自家採種の選抜。
去年よりよく育ったハッピーヒル。来年のタネ籾が収穫できました。












去年仕込んだ、稲作用のスペシャル完熟自然堆肥も柿の樹の下で、完成されていたので、一輪車で、苗代に運び、「秋起こし」。

堆肥は鋤き込む当日に散布しないと効果が半減してしまうので、鋤き込む直前にせっせと運んで散布。




苗代と、無肥料区の秋起こし2か所完了。


午前中から晴れ間に、「宮古島在来黒小豆」を脱穀、調整も行い、


最後に、7アールのスクールの田んぼもトラクターで「秋起こし」。

そのついでに、これから種まきすると小麦の畑も荒起し。
最終的には、ライトを点灯させながら、真っ暗になるまで耕して19時に終了~。
何とか雨が降る前に、やってしまいたい、「秋起こし」を無事終えることができました。

今日は、16時~オンライン自然菜園セミナー『自然菜園 根本講座』ですので、その準備の合間に、ブログの更新です。
今日自然菜園根本講座、「越冬やさい」と「タマネギ栽培」は、とっても面白いので、お楽しみに~。お会いできることを楽しみにしています。

【無料自然菜園動画】もたくさんあります。
自然菜園Lifestyleチャンネル ご登録すると最新の動画を一早く視聴いただけます。

自然菜園の魅力や自給菜園のちょっとしたコツなど、無料でも見ることができますので、是非ご覧ください。
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