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新選組殺人事件・科捜研の女

2018-02-23 21:20:36 | 見る
2月22日の「科捜研の女」で沢口靖子が新選組の格好で刀を構えてる宣伝写真がツイッターに出て、
ほかの人なら特に興味持たなかったんだけど、
なにしろ沢口さんだったので、「みつさん!その格好は弟ですか!」と気になって見てみた。
ほんとのタイトルは「御法度殺人」でした。

最初に強盗犯人かと思われた男が捕まったのが壬生。
その男の供述から、違う犯人による連続殺人と考えた若い刑事と、沢口靖子さんが組んで解決していく。
死体のそばに必ず、四角い布地が置かれていて、それが浅葱のだんだら。
「新選組の羽織の袖じゃないか?」
ここから科捜研のメンバーが新選組について話すシーン。
「新選組は幕末の京都で尊王攘夷や倒幕運動がおこったとき、それを取り締まるために作られた志士たちの集団だ」
(前半はともかく、志士たちの集団という言い方は気に入ったので許す)
「じゃあ新選組は幕末の正義の味方ですね!」と若い女性メンバーが脳内で妄想、
自分はかわいい町娘!ほかのメンバーはみんな浅葱の羽織に縞の袴でハチマキして、
そのセンターで沢口さん(前髪のある、長いポニーテール)が凛々しく刀を抜いて構えると、
全員ヤーッと抜刀して駆け抜けていくの。
みつさん、望みがかないましたね!と思っちゃった。
沢口さんが望んだわけじゃないけど、みつさんは「私も一緒に行く!」「ダメです!」って言われてたじゃない?

「新選組の評価は歴史上いろいろ分かれているんだ」とおじさんメンバーが説明し、それに対して沢口さんが、
「でも」と言い出したとき、私の脳内には、
「でも、私が知っている彼らは決して悪い人ではありませんでした」と言うみつさんの声が。
その声が聞こえちゃう自分がおかしくておかしくて。
実際のセリフは、「でも、この布が置かれたわけは?」と証拠品の話になるんだけどね。

事件のほうは、連続して殺された被害者がみんな、以前は郷土史研究の仲間で、やっていた研究が新選組。
地域の再開発をめぐって仲間割れして、邪魔になった局長(会長をそう呼んでた)を殺してしまった。
父親に反発して離れていた、その局長の息子が京都に戻ってきて、今回の連続殺人(敵討ち)を起こしたというもの。
浅利陽介くんが戻って来て大暴れ!みたいなことか。(いやいや)

それに局中法度が使われてたの!
この研究グループは、自分たちを隊士と呼んでて、局中法度を採用(!)してたということで、
あの局中法度の文章が出てきて、
抜けようとしたからとか、金策したからとか、それぞれの殺人の理由づけとして条文を使ってた。
だから、単なるいろどりじゃなくて、事件そのものにも組み込まれてて、アラびっくりでした。
死体のそばに置かれていた浅葱の布地は、局長(会長だよ)が殺されたときにたまたまつかんでいた羽織の袖。
形見にもらった息子が、それを人数分に切って、置いてたの。

グループの一人は「八重の桜」の近藤勇やってた人だった。
この人も後半で殺されちゃうけど。
脚本家が新選組マニアなのかなぁ?
グループが仲良かったころの回想で、八木邸や壬生寺に行った場面はわざわざロケしてたし。
これが芹沢鴨が斬られたときの刀の痕!なんてやってた。

すごく久しぶりに「科捜研の女」を見たわ。
牛に引かれて善光寺詣りじゃないけど、新選組に釣られて。
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