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「7.2新しい別の窓」(2019.4.30)2獅童と連獅子

2019-05-03 23:15:30 | 慎吾
「7.2新しい別の窓」(2019.4.30) 2 獅童と連獅子

慎吾くんが平成最後にやりたいことは歌舞伎ということで、
ゲストの獅童の指導で「連獅子」の毛振りに挑戦!
大勢のゲストや観覧のいるスタジオから慎吾くんが移動した先は、どこかの倉庫?
そこに獅童さんが準備してくれたのは、所作板を敷き詰めた舞台、花道もある、
長唄やお囃子の演奏陣も生で、附け打ちさんまでいる!
全面的に本格的に整えられた舞台を見て、
急にナマの緊張感に襲われる、浴衣姿の慎吾くん。
獅童さんも浴衣姿で、さっそく舞台に上がってみます。

所作板(しょさいた)というのは、ヒノキで、1枚は1畳ぐらいの大きさでしょうか。
お芝居のときは使わない、舞踊のときに使うので、
歌舞伎座でも、次の演目が舞踊というときに、
大道具さんがテキパキと舞台から花道まで敷き詰めていく。
その一幕が終わるとまたテキパキと撤去します。
板といっても台(高さ10センチぐらいか?)になってるので、
踏んだ音の響きもよく、普通の舞台の床とはまったく違ってやわらかく、滑りもいい。

舞台に上がって、毛振りのやり方を教わる。
床山さんが赤の毛のカツラを持ってきてかぶらせてくれる。
2人の床山さん、お一人は「團十郎のおじさまの専属」
お一人は「勘三郎にいさんの専属」と獅童さんの説明に、
「あ~、勘三郎さん。歌舞伎見に行きます行きます!と言ったのに、結局行けてなくて」
と言う慎吾くんですが、私、慎吾くんとつよぽんが、
コクーン歌舞伎を見に行ったと言ってるのを聞いた記憶があるんですけど?
忘れちゃった?
コクーン歌舞伎だから、あんまり歌舞伎を見た!って気がしなかったかな?

以前、スマスマで海老蔵ゲストで、やはり赤の毛をかぶらせてもらった時は、
カツラを締めるのが「痛い痛い!取って取って!」と大騒ぎしたが、
今回は神妙な面持ち。ていうか、異様に緊張してて、ふざけたりする状態じゃない。
長い毛を振るのに、首ではなく、腰で振るのを教わって、
やってみると、意外にすっとできた!獅童先生喜ぶ。
それでは支度にかかりましょうと、カツラをはずそうと床山さんが寄ってきたら、
ビビッておたおたしてる慎吾くん(笑)。
慎吾くん、メイクさんがさっと寄ってくるのなんか慣れてるでしょうに、勝手が違うのね。

しばらくスタジオから放送して、
次に映ったときは、楽屋で獅童さんにメイクしてもらっている。
地塗りだけした慎吾くんがほんとうに緊張した顔つきになっていて、
なんだか局長みたい。と、思ったら、
慎吾「新選組のことを思い出していて・・・捨助!」
獅童「かっちゃん!(急にチャラい捨助声になって)かっちゃん、しゃべんないでよー、
いま塗ってるんだからァ」
うれしい!獅童、ありがとー!
2人はジャポニスムでパリで会い、パリから帰る飛行機が偶然一緒だったのだそうだ。
獅童「ウチの子、抱っこしてもらって」
あら、あのぷっくりかわいい息子クンを?
獅童そっくりなのよ、にもかかわらずすごくかわいいの!

さて、スタジオから全員が移動してきて、いよいよ本番です。
花道から獅童さんの親獅子に続いて慎吾くんの子獅子も登場し、舞台へ。
少し振付があってから、毛振り開始。
慎吾くん、よく踏ん張れてる。ちゃんと振れてるし、獅童のタイミングと合わせてもいる。
普通はこんなに長く振ることはないというぐらいの回数になったので、
倒れるんじゃないかとハラハラしてしまった。
上半身を放り投げるというより、ぐるぐる回しているので、
よけい大変だったかもしれない。
獅童の掛け声を合図に毛振りは終わり、毛をうしろに振り上げて、
顔を上げた慎吾くん、ぐらっとしたが、
その後の振付もちゃんとやり、
ラストは大きく決めポーズの見得を切って終了!
ラストは二人の形がきちっと決まってお見事でした。

獅童さんが「慎吾ちゃん、終わったよ」と声をかけるまで、
慎吾くんが固まったままでいて、オーイ!大丈夫?
みんなに大丈夫?と聞かれた慎吾くん、
「ふぁい・・・」頼りない声が(笑)。
慎吾くん、毛を振りながら、感動していたんだそうです。
慎吾「海老蔵さんのことも思い出したし、いだてんでがんばってる勘ちゃんのことも。
勘三郎さんとお話ししたことも思い出して」
獅童「慎吾ちゃんと新選組で共演したのは16年前で、
何度かほかのドラマでもご一緒してるけど、
こうやって、僕の本業である歌舞伎で共演できるなんて思わなかった」
と、ありがとうございましたと頭を下げ、握手する白い毛の親獅子と赤い子獅子。
とても感動的なシーンに。

あとで附け打ちの方が、踊り終わったあとの獅童さんのお話や
終始礼儀正しかった香取さんに感動しましたとツイッターに書いてくださってて、
あの場の関係者がそう思ってくれたの、うれしいね。

私は、毛振りももちろんだけど、出のところや、毛振りのあとの振付を、
(朦朧となってめちゃくちゃになってしまいそうなのに)
ちゃんとやって、ラストまでやり抜いたことに、とても感動したの。
慎吾くんは、獅童さんにも、地方(じかた、演奏者)さんにもお礼を言い、
「この板も、ほんとに使ってるものを持ってきてくれて」と、お礼を言ってた。
実際、所作板の上に立つことはまずないと思うの、
歌舞伎座の舞台に立つ可能性はあるかもしれないけど。
すごくいい経験ができたと思う。

慎吾くんは獅童さんと話しているうちに落ち着いてきた模様で、
最後は「獅童さんの歌舞伎公演があります」とカンペをしっかり読んで宣伝も。
いやー、よくがんばりました!

(つづく)
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