「7.2新しい別の窓」(2019.7.7)3 白石監督とゴローちゃん
新企画「インテリゴロウ」
ゴローちゃんが文化人ゲストとお話しするコーナー。
コーナーのタイトルについては、
「おかしいでしょ、自分でインテリって」とゴローちゃんは言ってた。
今回のゲストは白石和彌監督!「凪待ち」のお話を。
このコーナーは事前の収録なので、白石監督は慎吾くんに会ったときに、
「すっごい楽しかった!」と言ったそうだ。
ゴローちゃんは「凪待ち」を見終わったとき、興奮して慎吾くんに電話した。
ゴロ「いろいろ環境が変わって大変なときでさえ、電話したことないのに」
白石「香取さん言ってました、稲垣さんから電話が来た瞬間、ふだんないことだから、
アッ、これ絶対ヤバイやつだ!なんかトラブルだ!と思ったと」
ゴロ「いまパトカーに乗ってる、とか?」コラコラ!
ゴロ「ああいう香取慎吾を僕も初めて見た。今回、俳優としてすごく大きく広がったと思う」
祭りのシーンのアクションについて。
地元エキストラ300人が参加した。郁男にからむヤカラ3人は俳優。
白石「最初アクション部にこんな流れですとやってもらって、香取さんに見ててもらって、
軽く動いて、それでいつでも大丈夫です、って」
ゴロ「出た!できちゃうんですよ、あの人!振付とかも覚えるの早いんですよ」
と言ったあと、すばやくゴローちゃんは言った、
ゴロ「僕はできないですよ!」
香取慎吾を主演にした理由は?
白石「数年前にネットドラマの企画を立てたときに香取さんをと思っていた。身体の大きさがすごく特徴になってる人。いまの若い俳優さんて背が高い人は多いけど、それだけじゃない、いままでたどってきた人生も反映していると思う。存在感としての厚みがすごく魅力になってる。40代になって男の感じとか男臭さとか、さらに加味しているんじゃないか。
アイドルでエンターテイナーだけど、絵を描いたりとか、孤独に向き合ってる時間も長いのではないか。その感じも出せれば、また新たな一面が出ると思った」
ゴロ「俳優って、ある時期にそうやってどなたかが新しい自分を見出してくれないと、なかなか広がっていかない、そういうきっかけってあると思うんです」
白石「香取さんは、あのポスターの暗い顔は、ファンは見たことないと言うけど、僕は見慣れた顔、24時間アイドルじゃないからと言ってました。稲垣さんは見たことない顔でした?」
ゴロ「ここまでの顔は僕も見たことない。やっぱり仕事の仲間で家族じゃないから、彼が見られたくないところは見てない、僕も見られたくないところは見せてない」
SMAPがずっと持ってる距離感て感じね。
香取起用の不安は?
白石「アイドルオーラが消せるものなのか、多少不安はあったんです。香取さんてふだん派手な自前の衣装ですよね」
ゴロ「派手ですよ!すごいですよ!衣装だか私服だかわかんない」
(ここでグッチの花柄着て大きなスカルの指輪の慎吾くんの写真が出た)
白石「あのオーラがどうなるんだろうと思ってたんですけど、汚い、首の伸びたTシャツとか着たら、見事にそれがなくなったんで、それが凄いなと思って」
ゴロ「カメレオンとして、この役に豹変したんじゃないですか?この役のオーラをまとったというか」
監督の演出法、アドリブは?
白石「直前に僕が思い付いちゃっても全部やってくれる。亜弓のお供えのビールを飲んでくれと言った、郁男を追い詰めるひどい演出で、どんな顔するんだろうと思ったんですけど、そのときの顔がもうゾクゾクして」
(本編の映像が出て)
ゴロ「いい顔してる!」
白石(うれしそう!)
アウトローを描くのは?
白石「助監督時代に暴力映画ばかりで嫌だったのに、凶悪を撮ったときに、超楽しかった!アウトロー、外れた人たちとかダメな人たちに愛情を捧げたいと思って」
ゴロ「監督自身、凶暴性がある人と思われません?」
白石「助監督時代は監督のためにスタッフと喧嘩するのも仕事と思ってやってましたけど、監督になってからは怒らないです。どんなにイライラしても」
ゴロ「昔は怖い監督多かったですよね。僕、泣くシーンで泣けなかった時に、じゃもう休憩入れるよ!ってスタジオに一人残されて、もうどうしようって感じで泣いちゃって、芝居じゃない(笑)」
稲垣吾郎で撮るなら?
ゴロ「僕、天才の役が多い。このあいだは宇宙物理学者、お医者さん、探偵、弁護士」
白石「だったら、なんか泥臭い役いきましょう、詐欺師でもミスの多い詐欺師とか」
ゴロ「オラオラ演技、できないですよ、僕」
白石「それはもう僕に胸を預けていただいて」
(ゴロー、ここで立ち上がる)
ゴロ「なんかこういう感じで歩いてくるじゃないですか、こういうのできない」
(両手をズボンのポケットに突っ込んで肩を揺するが、監督、大笑い)
ゴロ「僕の中にはオラオラ感ゼロなんです」
(監督も立ち上がり、やってみせる)
白石「足をちょっと、こう」
(やってみるゴロー、危なっかしい)
ゴロ「草彅剛なんかカッコいい」
白石「ああ、カッコいい、オラオラ感ありますね!」
ゴロ「僕、脚がまっすぐなんで、きれいなんですよ」
(ガニマタふうに見せようとするゴロー)
白石「ダメだなあ、うまくいかねえなぁ」
ここでノミ屋のやくざが怒鳴るセリフを言わせる監督、
なぜか顎を突き出してヘンに言うゴローちゃん、
ゴロ「こういうのバラエティで喜ぶんですよ、愚かでしょ?監督もわかってて合わせてやっていただいて」
スタッフの笑い声、とっても楽しそうな二人。
ゴローちゃん、使ってもらう気満々だよね、僕はそれはできないとか。
楽しかった!このコーナー、ライブ(BISHという女のコたちグループと初共演)を挟んで10分ずつだった。短すぎ!
白石監督とゴローちゃんが対談するとわかったときに、
わあ、今回はこれがメインだ、72分かなと思った。もっと見たかったです。
(つづく)
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