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映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

うた魂♪

2008年04月26日 | 映画(あ行)

自信過剰の勘違い少女、かすみが合唱をとおして成長していくストーリー。
高校の合唱部。
私も歌は好きです。
中学校の時(どれだけ昔だっ!)合唱部だったりして。
しかし私が挫折したのは、合唱曲というのがどうにもこうにも・・・。
この映画くらいの曲なら、感情も込められますよ。
でも、たいていの合唱曲って、つまらない曲ばっかり。
歌う方も退屈なら聞く方も苦痛。
芸術性、音楽性を追求するあまり、歌う人の心を置き去りにしているものは多いと思う。
ゴリさんが、尾崎豊の曲しか感情を込められない、といったのは正解だと思いました。
それで私は、割と近年ゴスペルを歌いに行っておりました。
これだと、みんなで気持ちを込めてシャウト!できる。
歌っていて楽しい。
・・・だがしかし、ゴスペルってつまり、神様をたたえる歌なんですよ。
キリスト教でもないのに、ジーザスを褒め称えてどーする。
・・・これまたジレンマで、今はやっていません。
(忙しいせいもあるんですが)

話がそれすぎました。
かすみは自分の歌にもルックスにも絶大な自信を抱いていて、目立ちすぎ。
まわりからも浮いていた。
けれど、いろいろなことがあって、自分で気づき、成長していく。
そして合唱コンクールの決勝へ向かう、という感動作。
みんなの歌声が胸に響いて、結構来ます。
ただ、これはあくまでもかすみの個人のストーリー。
合唱部全体が行き詰まり、分解し、そして再生するという話ではないところが、やや、弱いかも知れません。
まあ、それでも私は十分に楽しめました。
さて、かすみのおじいちゃんが、木彫りの熊を彫るのが趣味。
おじいちゃんがかすみのために作ったものは、なんと鮭が熊に噛み付いているというもの。
これ、いけます。
今はとても売れそうにない、北海道の木彫りの熊の置物。
この、逆バージョン噛み付き鮭の置物は、売れると思うな。
売っていれば私は買うなあ・・・。
マリモッコリよりは品がいいし。
絶対商品化すべきです!!
いい忘れましたが、つまり、これは北海道が舞台なんです。
けど、北海道人が見たらこれは絶対北海道で撮影をしていないことがわかる。
どの家も、瓦屋根でしたから・・・。
雪が多い北海道はかわら屋根はありません。
余談に過ぎました。

2008年/日本/120分

監督:田中誠
出演:夏帆、ゴリ、石黒英雄、徳永えり

「うた魂♪」公式サイト