南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 仕事帰り。

 ジムで汗を流しながらテレビ(フジ系「良かれと思って!」)を視ていると、見たことあるような、ないような人が映っていた。
 それは、芸能界を干され、数年ぶりに見た「小森純」の姿だった。


 正直、この人のことは好きじゃなかった。
 別に綺麗でもなければ、可愛くもない。頭も悪そう。そのうえ言葉も悪く、態度も悪い。
 単なるその辺のヤンキー女が、ただテレビに出てるって感じ。

 だから、小森純がペニーオークション詐欺の片棒を担ぎ、テレビ業界から消えても、私は別に何とも思わなかった。



 いまテレビに映るのは、あの頃の派手さが消え、すっかりただの綺麗なOLさんくらいにしか見えない小森純。

 当時の事件の経緯を説明し、真摯な態度で改めて心から謝罪し、周りが「失言させよう」と誘導しても、一切言い訳をしなかった。

 当時、自らプロデュースしたコスメ用品やCMなどの違約金は億を下らなかったという。
 芸能界にたくさんいたはずの友人は、すべて離れて行ったという。

 そんな中、同じ事務所の後輩・鈴木奈々は「小森さんがいない間は私が頑張るから、早く帰ってきてね」と言ってくれたらしい。
 鈴木奈々が鬱陶しいくらいに「売れよう、売れよう」としていたのは、事務所と小森純が抱えた多額の違約金を支払うためだったと今回初めて知り、何か涙が出てきた。
 鈴木奈々はそんなことは一度も言っていないし、話題にもしていない。でも、自らバカを演じて、一生懸命に頑張っていたんだね。
 
 まだ新婚さんだった小森純は、旦那さんとその家族に迷惑がかかるからと、離婚を切り出したらしい。
 しかし、旦那さんには「こういう時こそ、俺に甘えてこいよ」と言われたそうだ。いい人と巡り合えたね…。



 小森純は確かに悪いことをしたかも知れない。かも知れないけれど、人間、誰もが誤りや失敗を犯す。それは仕方がないこと。
 だが、大事なのはその後の行動。
 小森純は真摯に反省し、立派に謝罪した。エライです。なかなかできないことです。

 小森純を見直しました。
 こっちもテレビを通じて上辺しか知らないのに、偏見を持って見ていて、本当にすみませんでした。


 調子がいい時に寄ってくるのは友達でも何でもないです。人の幸せを盗もうとする悪人です。
 辛い時に寄り添ってくれるのが本当の友達です。家族です。

 でも、小森純だけがこういう目に遭い、同罪のくせに謝罪もせずにのうのうとテレビに出続けているク×芸人や×ソモデルらに対し、ふつふつとはらわたが煮えくり返ってきた。
 事務所が大きいかどうかだけで、こうまで違うんだね。
 まあ、彼奴ら、いつかしっぺ返しが来るだろうよ。

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■今日の行動
 仕事
 スポーツクラブ

■今日の買い物
 なし

■今日の献立
 朝:なし
 昼:お手製弁当
 夕:鶏スープ、コンニャク麺焼そば、さつま揚げ



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