オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その207 ノースランド旅行  27−01−23

2023-03-02 10:40:01 | 第201−210回
ノースランド旅行

27−01−23

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

1月12日から17日までノースランドの旅行に行って来ました。

一人で1165キロ走りました。
2019年の購入したRav4でのドライブを充分楽しみました。
ガソリンを満タンにしてこの距離走れたので、1リッターあたり20キロ
の燃費でした。
流石に帰り道は100キロ以上ガソリンスタンドがないところがあるので、
途中で給油しましたが。
リタイアに向けてこれからはもっと旅行を楽しもうと2019年10月に
ハイブリッド車を購入したものの、2020年から過去3年にわたる
コロナパンデミックでなかなか遠出が出来ないまま2023年を迎えました。
今回の旅でやっと思う存分走る事が出来ました。


オークランドから北上し,Whangarei で2泊、Tutukaka経由で Kerikeri に
向かいました。また2泊して西側に向かってドライブしてTane Mahutaを
見て、 Parakaiに一泊しその翌日オークランドに戻って来ました。

12日早朝オークランドを出発して、3時間ほどでWhangareiに到着しました。
まずお目当てのHundertwasser Art Centreに行きました。
ここは2022年2月にオープンしたばかりです。
Hundertwasser(フンデルヴァッサー)は、オーストリアの芸術家、画家、
建築家で、1970年代から2000年までニュージーランドのKawakawa
に住んでいました。
亡き夫と20年くらい前に、Hundertwasserが作ったKawakawaの公衆トイレを
見に行った事があります。
ヨーロッパの先駆的なエコロジーの先駆者としても知られ、彼の影響を受けた
Eco Villageがニュージーランドのあちこちにあります。
建物はスペインのGaudiに似た感じもします。

午後は、廃坑跡に作られたQuarry Gardenに行きました。
人工滝から流れ出る小川傍の歩道の散歩が心地よく、サブトロピカルの植物が
珍しかったです。とてもよく手入れされていて、植物の全てに名札がついてました。

お天気が回復して来たので、予定を変更してTutukakaからThe Poor Knight
Islandsのデイクルーズに参加しました。
The Poor Knight Islandsは、本土から22キロの沖にある無人の島々で、
洞窟や島島特有の植物や動物がいて保護区になっています。
1時間くらいで島に到着し、シュノーケリング、カヤッキングをしました。
ここはダイビングでも有名なところで、ライセンスを持っている人は洞窟内
でダイビングをしていました。
シュノーケリングでは、鯛の群れがすぐ下を横切って行く様や、ワカメが
ゆらゆら動くのが見えました。
だたニュージーランドの水は真夏でも冷たくて、ウェットスーツを着ていても
寒くなり30分も水に浸かっていられません。
クルーズ船で暖かいシャワーを浴びる事ができ、とてもよかったです。
カヤッキングは初めてでしたが、割とうまくこげました。上半身、腕の筋力が
必要で、ジムでの筋トレが役立ちました。
バッフェ式のランチがでて、看板で日光浴をしながら頂きました。
家族連れ、カップル、海外からの旅行者でほぼ満員で、まさにサマーバカンス
を満喫しました。
5時ごろTutukakaに戻り、車でKerikeri を目指しました。

ノースランドはMotorway1号線(高速道路)なのに、一車線しかなく道路表示も
非常に少ないです。1時間くらい対向車にも出会わず、どこを走っているのか不安
になります。
ナビだけが頼りです。ナビは使えてもラジオ、携帯の電波も入らないところもあり
短い期間でもビクビクしながら走ってました。

畑や果樹園を過ぎたと思うと、いきなりKerikeriの町が現れました。
こじんまりとした商店街が一本道の両側にありました。その端っこにロッジが
あり、お買い物、観光に出かけるのもわかりやすく便利でした。

ニュージーランドにイギリスからの移民がやってくる前、1819に宣教師
家族はKerikeri に住み始め、地元のマオリの酋長達と交流しました。
ニュージーランドで一番古いと言われる石造りの住居、マオリの住居跡が川沿い
にあり観光のスポットになっています。
ちょうど日曜だったので、2つのFarmers Marketやワイナリーを訪問し、
お買い物を楽しみました。

月曜日はWaipoura Kauri Forestを目指して走りました。
Tane Mahuta、ニュージーランド最大のkauriの木を見るためです。この木は、
屋久島の縄文杉と兄弟木です。
Tane Mahutaに到着したのは11時ごろで、ちょうど真上から日がさして、
お日様に上から見られているようでした。

そこからは旅行で一番長いドライブで、くねくねの山道を4時間ほど走って
Parakai Springに到着しました。
温泉付きのホテルだったので、早速温泉につかり旅の疲れを癒やしました。
翌朝も又温泉に行って、体を充分ほぐしました。
ここはオークランドから日帰りでも行けるところですが、旅の最後を温泉に
して大正解でした。

翌朝は1時間のドライブで我が家に戻って来ました。

旅行中はレストランで食事する日もあったけれども、出かけるのが面倒な夜は、
家から持参したクラッカー、チーズ、ワインと地元の野菜、果物で済ませる日
もありました。
自家用車での旅行は、アイスボックス等も積めるので便利です。

お留守番の猫達もお利口さんだったようで、帰るとたんに甘えて来ました。

今年中には海外旅行に行きたいと思ってますが、又ニュージーランド国内を
散策するのも悪くないなと思いました。
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その206 ストロベリーファーム 23−12−22

2023-01-24 11:48:59 | 第201−210回
ストロベリーファーム

23−12−22

今朝、クリスマス用にストロベリーを買って来ました。
うちから空港に向かって5分くらいの所に、ストローベリーファームがあります。
オークランドでは、よく知られたファームのお店で、空港に行った帰りに必ず寄って、
ストロベリーアイスクリームを食べる、という人もいます。

このファームショップは夏の間のみ、Labour weekendの10月22日くらいから
Easter、4月中旬くらいしか営業してません。
ストロベリーだけでなく野菜も採れたてで安くて美味しいので、私は夏はここで
よく買い物をします。

明後日はクリスマス。
私は今年はデザート担当で、パブロバのデコレーションを使うストロベリーを
今朝買いに行きました。
クリスマスはニュージーランド人にとって一大イベント、家族が集まりご馳走を
頂きます。
ハム、ターキー、野菜のロースト、レタスサラダ、デザートとしてはパブロバ、
レーズンのいっぱい入ったPuddingは欠かせないものです。
ストロベリーはシーズンということもあり人気です。
スーパーが売ってるものは、早取りしてるせいもあり固くて風味がなく、野菜を
食べてるようで美味しくありません。

10時オープンに合わせて行ったのに、もう百人くらいの行列ができてます。
駐車場に入りきれず、道路脇にも車が停まっていて、ファームに向かって、
ちょっとした交通停滞になってました。
並んでいると、お店の隣の畑で一生懸命ストロベリーを積んでいる、労働者達
が見えます。
お店の前にはすでにSold(売り切れ)の看板が出ています。
それを見て帰って行く人もいました。
それでもストロベリーのパックを抱えて出てくる人もいるので、しばらく待つことに
しました。
摘んで片っ端から箱詰めして、飛ぶように売れてます。
40分待ってやっとお店に入ったらまだ少し残っていて、私は2パック買うことが
できました。
パブロバに使うブルーベリーと生クリームは既に買っているし、ストロベリーも揃って
クリスマスの準備が整いました。

これが私の今年最後の配信となります。
この一年、ご購読ありがとうございます。

健やかで楽しいホリデーをお過ごしください。
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その205 ジャパンデイ 2022 18-11-22

2022-12-22 12:40:32 | 第201−210回
205号 18−11−22

ジャパンデイ 2022


11月6日に、オークランドのジャパンデイ2022が開催されました。
前回は2020の2月で、2年半ぶりの開催でした。
オークランド通信、175回の配信に2020年のジャパンデイの事を
書いてます。

私は、いつもの様にいけばな展示と茶道で参加しました。

今年は、私のいけばなの生徒6人も、ジャパンデイに初参加しました。
オークランド草月流の3つの教室、合計19名がいけばなを披露しました。
私は、自分の作品より生徒の方が心配で当日までドキドキでした。
いけばな展示の世話役をずっとしてるので、主催者側とのやり取り、
参加者への連絡など、事務処理も多く、漏れがないかどうかなど気を使い
ました。
ちょうど季節は夏が始まる時で、芍薬、ひまわり、フリージア、ピンクッション
など彩も鮮やかな花々で、華やかさのある展示となりました。
友人は、枝をブルーに塗ったものにひまわりをたくさん入れて、ウクライナ
を表現してました。

茶道は、午後の4時間の当番で、お手前、半東、お運びを致しました。
チケットを買ったお客さんは、お手前、お茶の頂き方の説明
を受けながら、お菓子と抹茶を召し上がってました。
お手前のセッションは、12回、14席ずつで全て完売でした。


いつもながらジャパンデイは、私はお花とお茶の当番で、他は見る時間もなく
終わりました。
7時半の会場に到着して、8時半まではいけばな参加者を入り口で待ち、展示場所
への搬入のお手伝い。
お弟子さんにアドバイスを与えたりしていると、私自身がいけ込みを始るのは
最後でした。
2メートルほどの大作は、お弟子さん達に手伝ってもらって仕上げました。
オレンジと黄色の長い竹籤を編んだものを組み合わせ、旅人の木の葉を中心にアクセント
として入れました。

11時に、全員がいけ終わると全員の集合写真撮影でした。

いけばなグループが解散すると、控室に行き、待ち構えていた美容師さんに髪をセットして
もらいました。そして、早めの昼食、生徒の差し入れのいくら丼を食べました。
それから着物に着替えて、お茶のコーナーに行きました。
他の人たちはすでに着物を着てスタンバイで、水屋に入ったのは私が最後でした。

お茶が終わると、また着替えて普通の服で、いけばな展示の見張りを5時過ぎまで
しました。

こういった風なので、招待した友人達や家族とは話す時間もなく、皆各々楽しん
いってくれただろうと、想像してます。


ジャパンデイは、日本食の屋台、お餅つき、日本総領事館、日本語補修校、
日本食、ワイン、日本酒、着物の販売もありました。
HONDAの車の展示、Makitaの工具の展示販売、その他日本企業の展示もありました。


11月6日は、午前中は結構賑わっていました。
結果、約一万人の入場者だったそうです。
コロナ前、2019年あたりは、四万人を超える事もあったので、まだまだ
昔のようではではありません。
私たちの生活は普通に戻ってきてますが、最近になり又コロナの罹患者が
増えて来ているのだそうです。
9、10月はほとんど聞かなかったのに、最近は私のGP(家庭医)や友人の
息子さんとかがかかっています。
このコロナ騒ぎの3年間、用心の用心を重ねていたのに、今になって罹る
人が出てきています。
そういうこともあり、まだまだお年寄りや用心深い人は人混みを避けることも
影響して、ジャパンデイの入場者は少なかったのだと思います。


今年のビックイベントが事故もなく無事終わり、安堵してます。
あとは、ちょっと肩の力を抜いて、年末を乗り切ります。
12月中旬まで仕事や、孫たちのピアノやバレエのおさらい会を見に行き、
友人達との早めのクリスマスパーティーなど楽しい行事が続きます。
その後は、1月末まで6週間の夏休みで、待ちに待った長い休暇です。
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その204 ネルソン旅行 14−10−22

2022-11-18 03:06:30 | 第201−210回
14−10−22 204号

                ネルソン旅行


9月の末から10月の始めにかけて南島のネルソンに小旅行に行ってきました。
オークランドを出るのは、1年と十ヶ月振りでした。
もっと早くどっかに行きたかったのに、6月にコロナの規制が緩むと、世の中が
急回転で回りだしました。
当たり前だけど、予定したイベントがちゃんと実行される世の中になりました。
一連のイベントが一段落したので、息抜きにネルソンに行って来ました。
ここで出かけないと、クリスマスまで走り続ける事になりそうです。


8月17日に、ネルソンは集中豪雨で莫大な被害を受けました。
一年の降雨量の三分の一が1日で降ったそうで、地滑りで民家や道が土砂で
埋まり、野菜畑はここは海というくらいに冠水しました。
実は9月始め頃は、ホリデーをどっか違う所に変えようかと悩みました。
しかし、こういう時だからこそネルソンに行って、わずかでもお金を使うのは、
地域住民のためになるかと思い、出かける事にしました。

ネルソンの第一印象は、タクシー代が高いという事です。
空港にバスが乗り入れてなくて、Uberもなく、11キロ離れたホテルまで
片道$40近くしました。
オークランド空港へは、うちから路線バスだと$2、Uberは$20くらいです。
みんなどうやって移動してるのだろうと思いました。


ホテルは、ジャグジーのバスタブ付きで、お部屋はよかったです。
部屋が川に面してして、澄んだ水を眺めながらワインを嗜む、というサイトの写真
からのイメージで予約しました。
ところが、Sunny Nelsonとして有名なのに薄寒い、川は洪水の名残りで茶色の
濁流がゴーゴーと流れてます。
とてもデッキに出る気分にはなりませんでした。

それでも、知らない街をそぞろ歩く、久しぶりの興奮から、小雨の中
宮津日本庭園まで歩いて行きました。
姉妹都市である宮津市の協賛により作られた日本庭園です。
枝垂れ桜、藤が満開で、多少の違和感はあるものの、気分は日本のお花見
でした。
オークランドに帰ってきたら、こちらの桜はまだ三分咲きでした。
こっちの方が暖かいので桜は早く咲くのかと思ったら、開花は日照時間による
そうです。


2日目は、” Golden Bay in a Day “というツアーに参加しました。
ホテルに送迎してくれるので楽チンでした。
ニュージーランドでは、大体の国内旅行は現地でレンタカーを借り、自分達で
動き回ります。
今回は私一人の旅で、まだ8月の洪水被害から復興してない道、いまだに
通行止のところもあり、ナビ頼りに知らない道を運転するのに携帯の電波
が入らない地域も多く、不安材料が多いので、ツアーにしました。
結果は、正解でした。
くねくねの山道で路肩が陥没してるところを走るのは大変なストレスで、
緊張の連続でホリデー気分が吹っ飛んでいた事でしょう。

本来ならば、片道はGolden Bayまでフェリーで行き、バスの乗り換え、
所々を歩いてネルソンまで戻ってくるという予定でした。
その日はお天気が悪く生憎フェリーが欠航で、全行程ミニバスでした。
参加者は、私とコロマンデルから来た家族五人、合計六人でした。
偶然にも、そのグループは翌日の” Wine and Art”ツアーも予約していて、2日間
一緒で仲良くなりました。

Abel Tasman National Parkに行く途中の道は、崖崩れや路肩が緩くて、
1車線しか通れず、簡易の信号機がついてました。
中でも印象に残ったのは、Te Waikoropupu Springsです。
ここは、ニュージーランド最大の泉で、その水源は透明度が高く、エメラルド色
の水が透き通って藻や魚が泳ぐのが見えました。
ゴールドラッシュの頃に川周辺が掘り荒らされ自然が破壊されたのを、最近植林
して公園になっています。

2日目は、” Wine and Art ”ツアーでネルソン近郊を廻りました。
この辺りは、ドイツ、北欧からの移民の多いところです。
1900年頃に建てられたドイツ人の小さな農家が保存されていて、見に行き
ました。屋根は藁葺き、寝室はロフトのようになっていて、暖炉の熱が家中に
回るようになっていました。
今でもその3世、4世がこの辺りに住んでいて、農業、ワイナリーを営んで
いるそうです。

4つのワイナリーに行きました。
ワインテイステイングの良いところは、普段自分の好みではないワインの味
も試せるところです。
夫婦だけてやっているブティックワイナリーのワインは、この地域だけで売って
いてオークランドでは買えないものがほとんどです。
気に入ったワインを数本、自宅に宅配してもらいました。
これからのホリデーシーズン、クリスマス、正月に皆で楽しめそうです。
この地域のワインは、軽くてあまり主張しすぎず、食事を引き立てると
思いました。
個人的には、特に赤ワイン、pinot noirは、色が薄いのより、 Central Otago
などのテクスチャーのはっきりしたものが好きです。

ネルソンには、400近い芸術家が住み着いています。
その一つ、スウェーデンからの移民のHoglund Art Glassを訪れました。
ガラス工房がショールームに併設されていて、ガラス吹きの実演を見る事が
できます。
とても洗練され美しいガラス花器などとても気に入りました。
特に好きだった物は40万円もしていて、とても私の手の届く代物ではあり
ませんでした。
高価な物は買えないし、娘の誕生日が近かったので、ガラスのイヤリングを
そこで買いました。
玉虫のように、見る角度からピンクや紫に見える不思議な色合いをしてます。


ネルソンでは、食事も楽しみました。
あらかじめネルソン出身の友人のお勧めのレストランを聞いていたので、ハズレが
なく堪能しました。
地元の野菜や魚を使ったメニューで、アジアの食材も使われてていました。
どのレストランもレベルが高く、美味しく頂きました。
ただ、観光客の多い町のせいか、お値段は安くなかったです。


ネルソンでカヤックなど海やアウトドアを楽しむには、やっぱり夏に行きたいな、
と思いました。
またどっかホリデーに出かけたいけど、コロナ前と比べてホテル、全てが値上がり
していて高くなっているのが、頭の痛いところです。
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その203 エリザベス女王死去 05-09-22

2022-10-11 13:27:45 | 第201−210回
203号 05−09−22

              エリザベス女王死去


London Bridge id down.
9月8日、ニュージーランド時間9日の早朝に、エリザベス女王が96歳で
お亡くなりになりました。

今朝起きてテレビをつけると、金曜日の朝なのにニュージーランド首相、
Jacindaの特別会見をやってました。Jacindaは、今朝5時に警備の警察に起こされ
このニュースを伝えられたそうです。
ニュースキャスターは、スーツに黒のドレスでエリザベス女王の事を話してました。
通常の朝のニュース番組はキャンセルされ、ずーっと女王関連のことをやって
ました。
今週火曜日に、イギリスの新しいPrime Minister, Liz Trussが女王に謁見に行った
ニュースを見たばかりなので、今朝の女王の死去は俄には信じられませんでした。
夫のフィリップ殿下からわずか1年と四ヶ月しか経っていません。


通常通り、ジムのボクシングのクラスに行くと、みんな黒の上下のスポーツ
ウエアでした。
友人は、” I show the respect to Queen” と言ってました。
また別の友人は、「ダイアナが亡くなった時は妹を亡くしたようだったし、
女王の死は自分の祖母のものの様に感じる」と言ってました。

女王の死に際して、誰もが97年8月31日のダイアナの突然の死のことを口に
してました。
ニュージーランド時間の8月30日(金)の昼過ぎに、私はそのニュースを
教室で聞きました。
泣き出す学生もいて、午後が全く授業にならなかったのを覚えています。
私は、ニュージーランドに来て4年しか経ってなくて、ニュージーランド人の
イギリス皇室に対する熱い思いを垣間見たようでした。
プリンセス、ダイアナは世界中で愛された女性でした。


ジムの帰り道、近くのVillage(商店街)を通ると、すでにニュージーランド
国旗が半旗で掲げてあり、下にお花が数束供えてありました。
明日朝10時から、オークランドでは56の図書館で女王への記帳が始まります。


エリザベス女王の葬儀のプランは、Operation London Bridgeとして10日間
の予定が新聞に載っていました。
このブログの最初に書いた、London Bridge id downとは、女王の死を意味する
暗号です。
ニュージーランドもCommonwealth (英連邦)の国ですし、女王の死に対する
なんらかの行事があるのではないかと思います。

エリザベス女王2世に謹んで哀悼の意を表します。
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その202 作る、着る楽しみ 08−08−22

2022-09-09 11:34:27 | 第201−210回
 その202 05−08−22

            作る、着る楽しみ


最近やっとコンサートなどのイベントが普通に開催されるようになって、
嬉しいです。
先週、友人とちょっとおしゃれしてオペラコンサートに行ってきました。
マスクをするのですが、軽くお化粧して口紅も塗りました。
口は見えないけど、口紅しないと、お化粧した時に自分の顔がボケて見える
のです。


この2年間のコロナパンデミックで、ちゃんとした服を着る機会が減りました。
毎日ジャージー着ていてもなんの支障もありませんでした。
そういう生活を続けていると、人間がだらけてくるというか、self esteem
が減少してきます。
家で食べることだけが楽しみなので太ってしまい、そうするとゆったりした服
ばかり着てます。
これではいかんな、と思いつつダラダラ過ごしてました。


まだオミクロンが蔓延しているものの、3月くらいからだんだん仕事がコロナ
以前のようになってきました。
講師という仕事柄、自分を仕事の気分にするため、生徒の目の保養にもなるかと
思い、毎回違う服を着てます。
スーツやジャケットは着るのが2年振りで、ロックダウン中は本当に限られた
普段着しか着なかったことを実感しました。
この2年間のギャップで、今までの自分の服がつまらなく思えてきました。
そう思っている時に、友人が着物をリメイクした服を素敵に着こなしてました。
とても素敵だったので作り方を聞くと、You tubeのリンクを送ってくれました。

お茶をやっていると着物を下さる方があり、私に着れるものもあるのですが、
丈が短くて着れないのや好みではないのがたまってました。
わざわざ生地を買わなくても、持っている着物で洋服ができるのは、箪笥の肥やし
の整理にもなると思い、リメイク洋裁を3月くらいから始めました。
教えてもらったYou tubeのビデオはとてもわかりやすく、初心者の私にも
出来ました。型紙を写真に撮り印刷し、何度もビデオを止めて、縫い方を
見ました。
まず手始めに母のウールの着物でコートを作ったら好評で、娘にも作って
やりました。
数年前、日本に引き上げた方から、ミシンと大量のミシン糸、ゴム、ボタン等を
頂いたのがあるので何も買わずに済んでます。

着物を解いて、コート、チェニック、パンツ、ベスト、ドレスを作りました。
いくつか作ったらはまってしまい、着物リメイクは私の新しい趣味となりました。
問題は熱中するとやめられない、時間が相当かかる事です。
仕事、家事をさっさとやり、洋裁の日を作りだし、1、2日で一着作るよう
にしました。


コロナの規制はオレンジ信号なので、青信号になるまでまだまだ用心しなければ
なりません。
自分が本当に行きたいイベントに限って行き、お買い物もいまだに2週間分を
まとめ買いしてます。
お稽古事や家族や友人とのお出かけも、誰かがコロナになったらキャンセルに
なるので、そういう時の為の、家で一人で楽しめるプランBがないとがっかりして、
退屈してしまいます。
ニュージーランドの冬は雨が多いので、庭仕事も出来ません。
着物リメイクは、冬の暇な日にピッタリの家での過ごし方です。


ゆったりサイズのデザインで着ていて楽で、何よりオリジナルで同じ服を着てる人
に出会うことがありません。
これまで持っていた服とは全く違ったデザインなので、ブーツと合わせたり
して楽しんでます。
10年くらい前、着物リメイクのファッションショーを見たのですが、着物
の洋服デザインに無理があり、それだったら着物のままで着てあげた方が、
着物が喜ぶと思ったのです。
しかし、最近の着物リメイクは着物の幅を生かして、ほとんど直線縫いで
言われなかったら着物とは見えない素敵なデザインになってます。


話はそれますが、4年前カナダに行き、オンタリオのツアーに参加した時、
オーストラリアの女性が私と同じ赤いトップスを着ていて恥ずかしい思いを
しました。ニュージーランド、オーストラリアで展開しているK社のもので、
誰でも1、2着は持っているポピュラーなブランドです。
ニュージーランドは、スポーツウェアのブランドは限られているので、たまに
同じか色違いの物を着ている人に出くわすことはあるのですが、カナダでお揃い
になってしまったのには失望しました。
個性がないというか、まるでユニフォームですね。

3年前、日本帰国中、新大阪駅を歩いていたら、オージー男性二人組に京都行き
のプラットフォームはどこかと英語で聞かれました。
彼らにどうして私が英語ができるかと思ったかと聞いたところ、例のK社のバック
パックを背負い、ジャケットもK社のを着てるので、オーストラリアかニュージ
ーランド人に違いないと思ったそうです。
結局、彼らは私と一緒に新幹線に乗り、無事京都につきました。

ニュージーランドの服は、デザインが野暮ったく思えて、海外に行った
時に洋服をショッピングするのが楽しみでした。
それが、コロナのせいで3年以上海外に行けてません。
まだしばらくは持っている物を着回すか、自分で作るしかないです。
コロナでなっかったら私は洋裁は始めなかったと思うし、これからは流行に
とらわれず、あるもので工夫して生活することの見直しになったと思います。


今月末に、歌のおさらい会、9月は生花展とだんだん忙しくなってきて、着物
リメイクの趣味はしばらくお預けです。
去年の今頃、おさらい会のために冬のロングドレスを買ったのに、1週間前に
ロックダウンになり着れずじまいでした。
今年はそのドレスを着て歌います。
課題曲も一年半くらい練習してるので、今年は歌い収めたいです。
生花展には私の生徒二人が初めて出展予定で、彼らの指導、自分の作品の
デザイン、デモンストレーションの準備を仕事の合間に同時進行で進めてます。
今年はロックダウンはないものと信じて生活してます。
でも2年連続でこの時期ロックダウンになったので、トラウマになりますよね。
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その201 Matariki 新しい祝日 01−07−22

2022-08-02 12:20:20 | 第201−210回

 01−07−22                201号

               Matariki 新しい祝日

Happy Maori New Year !

先週の金曜日は、ニュージーランドの新しい祝日Matariki でお休みでした。
https://www.matariki.net.nz/
Matariki とは「神の目」を意味し、9個の星からなる星群です。
これは、The Pleiades(プレアデス星群)で日本では昴と言われています。
Matarikiが、冬に入る頃に北東に見えるようになって初めての新月の日を、
マオリの新年(太陰暦)と定めてお祝いします。
これまでニュージーランドの先住民族であるマオリの祝日がなかったので、
6月24日は歴史的に重要な日でした。
今回は、金土日と3連休でのんびりできてよかったです。
来年は7月19日でスクールホリデー中なので、ちょっと残念と言うか、
もったいない気がします。
Matarikiは十二番目のニュージーランドの国民の祝日となりました。
ニュージーランドの祝日は年の前半に偏っていて、6月初めのQueen’s

Birthdayから10月末の Labour Dayまでは祝日がありません。
そういう意味でも6月かあるいは7月のMatarikiは歓迎されてます。

マオリの人達は、この日ご馳走を作って祖先にお供えし、家族や親しい
人達と会うそうです。
日本のお盆、中国の旧正月にも似ています。

6月24、25、26日は、ニュージーランド各地でMatarikiのイベント
が行われました。
オープニングの儀式は、Matarikiの見れる時間に合わせて早朝6時半から
ありました。
友人は早起きして行ったそうですが、私は自宅でゆっくり休日の朝を楽しみました。
このビデオで詳しい説明や儀式の様子を見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=cTvQNRQnCP8


コロナに対する規制が緩んできた事もあり、お隣のオーストラリアへホリデーや
日本へ里帰りする友人が増えてきました。
ニュージーランドもオーストラリア同様、パスポートの申請、更新者が殺到していて、
現在約5万人分のパスポートの発行が遅れているそうです。
来週末からのスクールホリデーに、一家で海外にホリデーに出かけるつもりの人達は
ヤキモキしてます。


昨日、日本から戻って来た友人に会いました。
彼女は、日本に行く前入国に必要なアプリを入れようとしたら、どうしてもうまく
いかず、出発前日に携帯を買い替えたそうです。
5月の日本行きの便は、アプリが入れられない人、書類が揃わない、直前にコロナ
になってしまったなどの理由でキャンセルした人が多く、がら空きだったそうです。


又、今日日本に向けて3年ぶりに一時帰国する友人は、日本の暑さを心配してます。
日本は早くから暑くて熱中症に罹る人も多いと聞いています。
オークランドの夏は暑くてせいぜい27度、夜は冷えて毛布を被るくらいになり
安眠できます。ましてや今は南半球は冬で、大体12度くらいの所から行くのですから、
ギャップは大きいです。


今年の冬はコロナに加えてインフルエンザも流行っています。
この2年間、ニュージーランドはほぼ鎖国、ロックダウンの時期も長く、ニュージーランド
人はバイ菌に晒されていなかったので、風邪にかかりやすいそうです。
コロナはもうほとんどの人が罹って、今は常に健康に気をつけてる、不死身と思っていた
ような人が罹り始めてます。
今週は、私の行ってるジムのインスタラクター三人がコロナで、マネージャーが
臨時でクラスを担当してます。

風邪もコロナも免疫力が低下していると罹りやすいようなので、食事等に気をつけて
過ごしています。
冬が終わる頃、9月くらいには終息するといいのですが。
今しばらくは、用心が必要です。
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その200 草月いけばなワークショップ 27−05−22

2022-06-28 10:20:30 | 第191−200回

その200 27−05−22

草月いけばなワークショップ


まず始めに、出たっきり邦人、北米オセアニア編の私のメルマガ、オークランド
通信は今日第200回を迎えます。
読者の方々、会ったことはないけどいつも親身になってくれる北オのライター
仲間、皆様のご協力があってここまで来れました。
この場を借りて御礼申し上げます。
第一回は、2004年6月29日でした。
この18年間、メルマガを書くことが私のセラピーで、その時々の私の気持ち
を整理することができました。
しかし、一旦ネット上に乗り、誰でも読めるということは、発信者としても
正しい事を伝えることの責任を最近感じています。

2004年当初は一家四人で暮らしていて、それから子供も巣立って行きました。
2014年夫を亡くし一人暮らしとなり、今は四人の孫に恵まれ楽しく過ごし
ています。
仕事は、多少の変化はあったものの、ずっと花の仕事をしています。
ここ2年間はコロナの話題が多かったと思います。時にはコロナの話題に
嫌気がさした時もあったのですが、日本や世界の方々にニュージーランドの
状況をお伝えするのは大切かな思ってます。


さて、今月の話題は、草月いけばなのデモンストレーションとワークショップ
を5月12日に無事行う事ができました。
2年ぶりにこういうイベントができ、感激しました。

2020年3月ロックダウンの1週間前に、ホテルでの大きな花の仕事が
2日前にキャンセルになりました。
そのイベントは半年前から主催者側と話し合いを重ね、花器、花鋏、剣山も
二十人分の花も全て購入済みでした。
これは流石にショックでした。
あれから2年、展覧会、ワークショップを計画してはキャンセルを、何回繰り
返した事でしょう。
4月14日からコロナの規制はオレンジになり、だんだんイベントが開催で
できるようになりました。


5月12日は、オークランドのフローラルアートのグループに、草月いけばな入門の
デモンストレーションとワークショップを行いました。
久しぶりなので1週間前からデモの内容を決め、練習し準備しました。
一番気を使ったのは健康管理です。私がコロナに罹ってしまったら、元も子もないので、
不要不急の外出を避ける、バランスの取れた食事を取り、運動もいつも通りして
体調を整えました。

今回は、毎月フラワーデザインのワークショップをやっているグループなので、
皆さんとても熱心でした。
全員、剣山を持っていてびっくりしました。
海外でいけばなをするには、剣山がなくて困ることが多くて、私はいつも
生徒さん用に予備の剣山を持って行ってました。
まず午前中に6個のデモンストレーションをして、午後からは盛花、投入の
ワークショップで実際に皆さんにいけばなを体験してもらいました。
普段からフラワーアレンジメントをされている事もあり、皆さんとても
うまくいけられました。
デモ中もテクニックに興味を示され、全員が前までやって来て花瓶の中を覗き
込んだりしてました。
マスクをして授業するのはとても苦しかったです。
普段より大きな声で、はっきり話さないと伝わらないので、かなり疲れました。
レストラン、戸外はマスクしなくて良くなったのですが、公共の施設内ではマスク
しなければなりません。


最近、自分で実際に創作したり、新しい事にチャレンジすることが注目されてます。
この2年間、家で過ごす時間が多く、ズームでのクラスも受けられたのですが、
やはりその場に行き、人と触れ合い、自ら体験することには変えられません。

私も、ロックダウン中いけばなをズームで教えました。
3Dのものを2Dのスクリーンで見ると奥行きがわかりずらい、細かい所がよく
見えない、距離感を掴めないなどの問題がありました。また、うまく私の指示通り
カメラを動かしてくれる人と、そうでない人がいて、私が見たい部分がうまく
見れない事もありました。
しかし、ロックダウン中にできる範囲でズームいけばなクラスをやった事は、
生徒にも私にもよかったと思います。


来週からは、Community Centreで毎週月曜日にいけばなを教えます。
これは、Ikebana for Beginnersというコースで、新しい生徒さんに会えるのを
楽しみにしています。
それと同時に、病気になっては行けない、コロナにならないようと生活を管理
していくのはプレッシャーです。
人前で咳をしたり、鼻水がぐずぐずするところも見せられません。コロナと疑われて
しまうからです。


この一ヶ月は又コロナが増えてきて、平均の新規感染者が7500人でまだまだ
予断が許せません。
今は、家族や友人など自分のもっと身近な所で罹る人が増えました。
陽性者と接触しても、家族だけが7日間自宅隔離なので、学校、職場で
どんどん増えてます。
社会は普通に動いている訳ですが、スタッフがコロナに罹り、お休みのお店も
多いです。

まだいろんな制約はあるけれど、少しずつコロナ前の生活に戻りつつあり、
出来ることが増えてきて嬉しいです。
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その199 Save Stray cats (野良猫救助) 22-04-22

2022-05-24 11:42:57 | 第191−200回
 199号
22-04-22
            Save stray cats(野良猫救助)


娘の住む通りで野良猫が増えすぎて問題になってます。
娘の家のベランダに常に3-4匹が寝てます。


ロックダウン中に猫を飼う人が増えました。
中には、避妊手術せず、マイクロチップも入っていないまま飼う人がいて、
子猫を生み増え続けてます。
娘宅の近所に10匹くらい猫を飼っている家があるそうです。
去年、娘の床下で見つけたほぼ生まれたての子猫4匹は、私がSPCA(保健所
みたいなとこ)に連れて行きました。

ところが最近は、SPCAもシェルターも満杯状態で、捕まえても引き取って
くれません。
その代わりにSPCAにリクエストすると、避妊手術とマイクロチップの無料の
券をくれます。
娘は、次々と野良猫を捕獲して、Vetに連れて行き、連れ帰り、逃がしてます。
これまで4匹捕まえました。
Vetで猫の首あたりをスキャンしてマイクロチップが入っていれば、登録
している飼い主がわかります。
娘がこれまで捕まえた猫達は、どの子もマイクロチップが入っていませんでした。
たとえどっかの家で飼われていたとしても、法律的には野良猫です。

うちからもケージを貸してあります。
餌入りのケージを防犯用のセンサーのある所に置いておくそうです。
センサーが猫で反応すると、携帯電話にメッセージが来て、ゲージのドアをしめ
捕まえるのだそうです。
最初に捕獲した推定三ヶ月の茶トラは、怒ってケージの体当たりして、鼻が血だらけ
になってました。
三匹目の通称、ボブははなしてからも、お腹が空いているのか、毎晩遊びに来てます。
一番最近の三毛は、推定四ヶ月で人馴れしていて、でスリスリし、お腹撫でると喜ぶ
子でした。
その子はラッキーにも、娘の友人夫婦が引き取ってくれました。

我が家の猫兄弟は、去年10月にSPCAから養子に迎えました。
よく育って体重が4キロを超え、もうすぐ1歳になります。


コロナの信号システムは、4月14日に赤からニュージーランド全土オレンジになり、
規制が緩くなりました。
ちょうどスクールホリデーとイースターが始まるタイミングでした。
ワクチンパスポートを提示しなくていいし、室内、野外両方の集会に人数制限
もなくなりました。
オークランドはピークを超えたそうです。
最近は、南島で増加の傾向にあります。

しかしながら、現状は何も変わってません。
毎日数千から一万のケース、10人くらいの人が亡くなってます。
スクールホリデーになった途端、息子の長男がかかり、嫁、下の女の子に
うつり、息子一家は隔離中です。
コロナに罹ると、旅行できない、飛行機にも乗れません。
それで、旅行に近々出かける人は、外出を避けてます。それでも旅行先で
コロナに感染することもあり、検査結果が陰性になるまでホテルから出れず、
家に帰れません。

気分的には、最初のロックダウンからまる2年がたち自由に行動したいところ
ですが、まだまだみんな警戒してます。
5月2日からニュージーランドにヴィザを必要としない国からは、入国できる
ようになります。
日本からも来れるようになります。
これからどうなっていくのかちょっと不安でもあり、鎖国が終わるのは嬉しい
です。
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その198 オミクロン蔓延 18−03−22

2022-04-21 13:06:56 | 第191−200回

 18−03−22                198号

               オミクロン蔓延


2月は、私は1月に起こった手の怪我のため運転できないこともあり、
ほとんど家に引きこもっていました。
この間に1日の平均2万人がコロナに新規の感染するという、異常な事態に
なってきました。

私は、1月27日にMiddlemore Hospitalで右手の薬指の腱を繋ぐ手術を
受けました。
1月18日に息子宅のシャワードアの建て付けを直すのを手伝っていて、
怪我をしました。
ちょっとした拍子にシャワードアのガラスが粉々に割れて、下を支えていた
私の右手の薬指の付け根を深く切ってしまいました。
まるで爆発でも起こったように、ガラスドアは一瞬で粉々に砕けて、息子も
私もすぐには何が起こったのかわかりませんでした。
私は、息子に、「お母さん、ちょっと手伝って、ドアを支えるだけだから」と
言われ、気楽に出かけ手袋をしてなかったのが災いとなりました。
息子は、手袋をしていたので何ともありませんでした。

幸いにニュージーランドでは、怪我の手術、その後の治療は、政府、ACC
(Accident Compensation Corporation)が負担します。私は、今回は
レントゲン、薬代、初期の診察代の一部を払っただけでした。
毎週のPhysioや、通院にはACCの無料のタクシーに送迎してもらいました。
タダと言っても、所得税に加算してACC費用を長年支払ってきた訳で、
今回はその恩恵に預かりました。

まだ完全ではないけれど、薬指がだいぶ曲がるようになり、ハンドルを持てる
ようになったので、先週から6週間ぶりに運転の許可が降りました。
まだ”普通の手”の動きには程遠く、当面は週1回Physioに通います。
毎日2時間おきの宿題のエキササイズをやってます。手術の傷が腱に癒着しない
ためと、元の筋力をつけるためです。
昨日、治療中にPhysiotherapist に、「これは、Typical bad Kiwi DIY attitude
が原因だよね」と言ったら、
彼女は、「It keeps us busy」と言ってました。
治療が無料のせいかわかりませんが、ニュージーランド人はスポーツや大工仕事
などで怪我をする人が多い気がします。
今一番困るのはお箸がうまく持てない事です。
薬指がしっかり下のお箸を支えられないので、物が掴めないのです。


これから最近のコロナ状況をお知らせします。
3月15日の新規陽性患者数は、全国で19524人、24人が死亡してます。
2、3日前、2020年当初からの死亡者の総数は100人を越しました。
ここのところニュージーランド全国で、毎日平均2万人がコロナにかかってます。

2月末から、コロナの検査は、RAT テストに切り替わり、自宅で自分でするので、
政府のサイトに結果をレポートしない人や、コロナと思っても検査をしない人も
いるので、実際はもっとかかっているだろうと言われてます。
オークランドでは、十人に一人が毎日コロナになっていると言われてます。
Wellington, Gisborne, 南島のCanterburyで増加していて、オークランドは
ピークを超えたのではないかと言われてます。

今年2月からは学校は普通に開いてるし、お店等も営業してるので、どこで
いつ移ってもおかしくない状況です。オミクロンでは、ロックダウンはしないと
昨年12月に政府は方針を変えました。
去年は、一名デルタ患者が出ただけで、オークランドは35日間のロックダウン
に入りました。あの頃は、1日の陽性が2万人を超えるとは想像もできません
でした。
デルタの時は、オークランドから出て行けず、ぜいぜい毎日20人くらいしか
ケースはなかったのです。今は、国内の移動の規制はないので地方に広がって
ます。

本人、あるいは家族がコロナにかかり隔離中の影響で、職場、お店などで
人手不足になってます。
スーパーマーケットの棚はガラガラで、物価もすごく上がってます。
レストランは開いてますが、屋外の席が人気で、室外は感染を恐れてほとんど
誰も座ってません。
多くの先生が隔離され授業を行えないため、またロックダウン中のように
オンラインに切り替えた学校もあります。

うちは14歳の孫がコロナになりました。
7日間、家族全員で隔離してました。ただし娘は医療従事者なので、毎朝
RAT テストして仕事に行ってました。
幸いに娘のところは、孫だけがかかり、他の家族には移りませんでした。
彼は自分の部屋に閉じこもって、上げ膳据え膳だったので、感染を防げたの
でしょう。
たいていは、子供が学校で移って、家族で隔離するパターンです。
小さい子がかかった場合は、どちらか片親が犠牲になり面倒を見て、親子で
かかってしまいます。

最近は、歯医者などは、患者にも事前にRAT テストをして陰性でないと受け付けない
ところも出てきて、家にキット常備しておかなければなりません。

今日、政府は4月13日からオーストラリアからの一般の訪問者を受け入れ、
その他の国は5月3日から入国できるようにすると発表しました。
どちらもワクチンパスポート必須で、入国後の隔離の必要はありません。
2020年4月に一般の海外からの訪問者の入国を禁じ、長かった鎖国状態が
ようやく終わりを告げます。
世界中、オミクロンはインフルエンザの一種という認識に変わってきているので、
ニュージーランドもそれにならう方向のようです。
私も今年後半にはどっか旅行に行けるかな、と楽しみにしてます。

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