「基軸をぶらせてはいけない」
この言葉は 40代前半で亡くなった友人のパートナーの葬儀で聞いた言葉です。
これは彼が職場で困難な状況に立ち向かった時に同僚に語った言葉だそうです。
なぜか この言葉が胸の奥にずしーん、と響き 何か思い悩むことにぶつかるとこの言葉が頭に浮かんできます。
今年は たまたまですがウチの家族全員が これから進むべき道を決めなければいけない難しい年のようです。
定年後のことをそろそろ考え始めなくてはいけないツレアイはこれからのことを真剣に考え準備をしなければいけなし、私もたまたま自分の仕事について考えなければいけない時期に来ました。
それでも人生の折り返し点を過ぎた私たち夫婦はまだ気楽かも、と思います。
生活をしていかなければならないので 収入のことは気になるのですが それよりこれからの時間を どれだけ充実させ、楽しく健康に過ごせばいいのか、そういうことを考え話し合っていくことになると思います。
私たちのことより ふたりの息子たちは もっと重い決断をしなくてはいけない時が近づいてきています。
来年大学3年になる下の息子は 専門の専攻を決めて 就職か大学院進学か道を決定しなくてはいけません。
そして、一番深刻なのが上の息子。
9月まで大学院を休学中ですが このまま退学して新たな道を進むのか復学するのか、どちらにしても厳しい選択をしなくてはいけないと思います。
今日彼と話したら、決めかねている、というか この宙ぶらりんな親に甘えた状況を心地よく思っているフシがあり、しかし、このままではいけない、とあせっている部分もあり、相当つらい精神状態みたいです。
その時、突然「基軸を・・・」という言葉が頭をよぎりました。
何が自分にとって一番大切なのか、その部分をしっかりとした基軸にして人生を考えていけば そんなに間違った選択はしないのではないでしょうか?
何が一番大切なことなのか?・・・・私たち夫婦も、息子たちも、個人として、家族として 今一度考える時期なのかもしれません。
そんなわけで 今日の写真は 我が家で一番人生を真剣に考えて欲しい上の息子と なるべく人生について悩むような状況になって欲しくないココアのツーショットです。