武家の若妻登世は実家からの送金が絶えた途端子どもがいないことを理由に婚家から離縁されてしまう。
登世を迎えに来てくれた叔父は登世を神楽坂にある娼家「夕霞楼」に連れて行った。 叔父の計らいで登世は夕霞楼に住み込みで下働きとして働くことになったのだ。
哀しい過去を持つ遊女たちに登世は美しい化粧を施して 彼女たちは売れっ子になっていったり 幸せな人生を歩み始めた。
同じ夕霞楼で働く定松にも何か事情がありそうだった。 少しずつ定松に心惹かれていく登世・・・
最初は自分の運命を嘆くだけだった登世もまわりの人たちのために働くことに喜びを感じ始めた・・・
華やかな話でもなく、読んだあとにすっきりする話でもないのですが 静かに心にしみてくるお話です。
定松と登世の今後が気になります。 シリーズ化されたら読まずにはいられないと思います。
明日はツレアイとふたりで山梨県の西沢渓谷に行く予定です。 そのままいつもお世話になっているぶどうの丘で一泊してきます。
戻ってきたらまた西沢渓谷の写真をご紹介したいです。
