「親孝行したくなるミステリー」と書かれていました。 え?なんなんだ??? これは読むしかないね、ということで読んでみました。
読み始めると途中で止めることができない小説でした。
ストーリーは 引きこもりの「僕」という一人称で書かれている章と 物語で書かれている章と交互に進められていきます。
引きこもりの青年、雅祥は母が亡くなり父と二人暮らし。 ある日突然父がタカヤという名前の赤ちゃんを預かった、と言って連れ帰ってきた。
不快に思って赤ちゃんに近づかなかった「僕」だったが 父が突然死してしまう。
残されたのは外に出ることのできない「僕」と「タカヤ」。
仕方なく「僕」(雅祥)は少しずつ外の人たちとつながりを持つことになる。
果たしてタカヤは誰の子どもで、なぜ父が預かっていたのか?
タカヤの謎と共に雅祥の過去も明らかになっていく・・・
おもしろかったといえばおもしろかったのですが ストーリーがふたつ交互に語られていくので ちょっと分かりづらかったです。
もっと落ち着いてじっくり読んだらよかったのかなあ?