仕事特急

9月8日の午後のことでした。
翌日、9月9日の午後に予定していた苫小牧での予定の確認をすると、
9日は詰まってしまったとのこと。
今日（8日）か明後日（土曜日）ならいいということでした。
土曜日はすでに別の打ち合せが入っており、つまり今日しかないということになります。

予定変更。
先方がこちらに時間を割けるのは17:15まで。
現在時刻が午後×時△△分。
しかも、こちらの現在の仕事も急に手放せる状態ではありません。

先方にすぐに連絡するからと言って一旦電話を切りました。

今からすぐに飛んでいくなら、タクシー・地下鉄・ＪＲ・タクシーと乗り継ぐよりも、直接バイクで行く方が速い。しかも、安い。

私の職場では稀なケースですが、仕事でバイクを使うことに。
ただし、その条件は完全合法・絶対安全です。
その条件で、16:40までに先方に到着、17:15までに打ち合せを完了。

もう一度苫小牧に連絡。向こうは快くＯＫしてくれました。

準備を整え、出発します。

こういう時にいちばん大切なのは、時間までにつくことを最優先にしないことです。
間に合わなくて先方に迷惑が少々かかっても、安全確実に行くこと。
それができない場合は、急ぎの仕事に就いてはいけません。

昔、バイクの特急便のアルバイトをしていた頃を思い出しつつ、
絶対安全（そんなことはありえないのは百も承知ですが）、
完全遵法走行で、最短時間に。（焦りは危険性を増し、しかもロスを生みます。悠々と行くのが鉄則。）

高速、下道、必要以上に慎重に走って、
着いてみたらぴったり16:40でした。
打ち合わせも17:15ぴったりに終了しました。

道がいつも以上に混んだり、トラブルがなかったりで、運がよかったですね。

打ち合わせも上手くいったので、ほっと一安心です。

行きは高速を使いましたが、帰りは国道を使って、ゆっくり帰ります。（お金がないので）
めっきり早くなった日の入り。
6時過ぎには暗くなってきました。

さて、札幌市も近づき、今回の緊急移動も終わりが近づきます。

車なら、スーツのまま、スパッと出発できたでしょうかが、バイクの機動力もなかなか。
ＧＰＺはこういう場合、安心感と信頼感が高いです。

雨にも強いタイヤと車体性能。
（今回は降られませんでしたが、いつ降ってきてもおかしくないような雲行きでした。）

連続高速走行でストレスのないエンジン。
いざというとき、減速だけでなく、加速して回避できる潜在能力を抱いているか否かは、
同じ速度で走っていても安全マージンに違いがあります。
その分、精神的にも疲労を避けることができ、今回のようなあまり距離が長くない場合でも、やはり効果を生みます。

そして驚いたのは、仕事でただ苫小牧を往復しただけなのに、
仕事の忙しさに追われて相当ストレスが溜まっていた心が、かなり楽になっていたことでした。

疲れが飛んだ感じです。
やっぱり、バイクって、心にもいいんだね…、なんて考えながら、ゆっくり帰ってきたのでした。

サンキュー、ＧＰＺ。また、助かったよ。

さて、今週末も、私は不調のコンピューターの前で、追いつきそうもない仕事に悲鳴を上げているのでした。

もうすっかり秋の気配が濃くなった北海道、石狩地方です。