goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

北海道の樹を訪ねて―11―千本ナラ(その1)

黄金山のイチイを訪ねた日の帰り道、「千本ナラ」と呼ばれるミズナラの巨樹を訪ねました。
黄金山の麓から国道を海岸に向けて走り、海沿いの浜益に着いたときにはもう午後6時を回っていました。
千本ナラはそこから国道を南下、毘砂別川の河口から海沿いの断崖、山塊を避けて山側に回り、送毛トンネルで山を越える国道に対し、今回は海からの断崖の上を行く旧道、送毛林道を行きます。その林道の途中に「千本ナラ」があるからです。

1車線の舗装された送毛林道は毘砂別からすぐに山塊に取りかかり、ぐいぐい高度を上げていきます。登りの途中で景色が開けた場所がありました。
毘砂別の小さな集落、きれいな砂浜が眼下に見え、弓なりの砂浜が切れるところ、約6㎞向こうに浜益漁港があります。

雨上がりの夕暮れ、静かな日本海と、山にかかる白雲。山々の重なりが美しく見えます。
遠くの山々の名前が一つずつわかると素敵なのですが…。
大きく捉えると暑寒別岳山系に入るのだと思います。
増毛・留萌へ抜ける難所、雄冬岬へなだれ込む山塊は雄冬岳(1197.6m)、浜益御殿(1038.6m)、浜益岳(1257.7m)、群別岳(1376.3m)等が連なっています。


上の写真からわずか3分後、つづら折りの道をもう少し上ったころ、空と海がオレンジ色に染まりだしました。頭上に覆いかぶさるような雲は急に出てきたのではなく、道が標高を上げ、低い雲に迫ってきたのです。
この直後、道は雲の中に入り、夕暮れ、濃霧の中の走行となりました。
この道は一度通ったことがあり、引き返しても10㎞もないので慎重に進みましたが、初めての道なら、引き返して国道を行く判断が必要だったかもしれません。


濃霧の中、6㎞ほど進むと、林道の道端に千本ナラの標識。
到着です。ここは日本海に陸上からは近づけない鷲岩の立つ、愛冠岬から断崖を400m上がった地点。
時刻は6:30に近づいています。
右手にあるのは千本ナラの説明看板。
日没まで約30分。ぎりぎりたどり着いた「千本ナラ」。
バイクを停め、ヘルメットを脱ぎ、深呼吸したら、いよいよご対面です。(つづく)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 赤井川、初夏... 北海道の樹を... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
ご無沙汰でした (kimu_23)
2007-07-08 16:43:16
どうもお久しぶりです。

愛知県は空梅雨ですが、いまいちすっきりしない天気が続き、バイクも山にもここに行くぞという所になかなかいけない週末ですが・・・

樹生和人は走っていますね!!
R231を北上して行く道ですか?
石狩から増毛までの海岸は秘境そうですね。
結構高い山がある海岸線なので道を作った人達は大変だったでしょうね。

ちなみに留萌から北上したオロロンラインはトライアスロンで走ったことがあります。13年くらい前に・・・
 
 
 
kimu23さん、こんにちは。 (樹生和人)
2007-07-08 19:19:33
kimu23さん、こんにちは。
樹生和人、走っております!
といっても、休日の半日のみとか、機会は限られています。それでも、去年の5倍くらい走っていると思います。
ライダー復活って感じで、自分ではこの感じが好きです。

オロロンラインでのトライアスロンですか!
聞いたことあります。
が、
あの、遠泳、ロードバイク(自転車)、マラソンと一気に行う鉄人レースですよね。
うわあkimu23さんすごいですね!おみそれいたしました。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。