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爪の先まで神経細やか

物語の連鎖
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雑貨生活(1)

2006年12月21日 | 雑貨生活
 そして、今日もぼくは終わらない小説を書いている。
 人生とは、まったく華々しい所ではないと思いながら、固い椅子にすわり。この場だけでも、運命という季節の花が咲けばよいと考えている造園家のように。
 それが、短編で終わるのか、それとも、長編に化けるのかとも判断がつきかねながら。
 
 仕事場では、お金の計算ばかりをし、数字のあやつり人形となり、完全なる宗教はないものかと夢想し、イスラム教徒の4人の妻のことを愛慕し、結局は傷を負って、野垂れ死に寸前を迎え。

 小出楢重を知り、やはり芸術こそが最高の手作業と胸を打たれる。ぶきっちょな少女の手編みのセーターのように、滑稽でありながらも、実働が感じられる瞬間。

 言い訳ばかりを考え、利益のことを追求し、結局は、少ない労力で最高の成果をあげようと必死になっている人間。必死という言葉を間違って使っているのか。一度も死に物狂いになったことなどないのかもしれない。暖かい布団のなかの温もり。ただ、それを求めているだけなのか。