医大生・たきいです。

医大生的独言。

口頭試問あれこれ

2016-09-16 21:14:46 | 医大生的生活

来ましたシルバーウィーク!
ゆーてただの3連休ですが!



大学が終わって即刻羽田空港へ。台風16号のせいで帰ってこれるか心配です(笑)。麻酔科回りたてなおかげで、飛行機を見ると麻酔の導入、維持、覚醒の3ステップは飛行機の離陸、飛行、着陸とのアナロジーがあるとの話を思い出さずにはいられません。医大生・たきいです。





「クルズスはなんの話が聞きたい?」

と言ってくださる非常にフレキシブルな先生に当たりました。何気ないようでもめちゃくちゃ実力がないと為せない技ではないでしょうか。カッコいい。

医学生への教育方法としては、口頭試問が非常に好まれます。突拍子もなく始まること多数。基本的に先生と学生とでは圧倒的な知識の差があるわけで、よほどの向上心のある学生でなければ口頭試問はなかなかいい気がしないもの。

評価されている、とか、点数がつけられる、とか、そんなことも気になってしまうものです。

ただ、口頭試問の意義はそれだけではないことに最近ようやく気がつきました。学生のレベルがそれで知ることのできるわけで、その先にレクチャーすることをレベルに応じて選ぶことができるメリットが先生側にはあるのでしょう。これこそ双方向的な対話的手法の長所です。

基本的なことが理解できている学生にはさらなる発展的な情報を教えられるかもしれないし、そうではない学生には基本的なことの理解の手助けをできるかもしれません。

「君たちそれも分かってないのか」

と言われたときに、口頭試問という手法が好まれる背景を悟りました。笑







(国際線はよく乗ったけど何気に国内線は人生で初めてな気がする人(笑))

おさかなのマナー

2016-09-15 18:33:30 | 医大生的生活

台風16号マジで日本来ないでほしい。本当に頼む。医大生・たきいです。




今日のお昼休みは長くもらったので、せっかくなのでお外へ。居酒屋ランチであります。



鯛のカマ焼き。こいつはうまかった。

お魚はおいしいのでどんなものも非常に好物ですが、身のほじくり作業には悪戦苦闘です。肩が凝った。

テーブルマナー系には疎いのでこのままではマズいなとは思っているところ。将来ちょっといい会食で魚が出てきたらどうしようかなと、食後にぼんやり思ったのでありました。どうやって勉強すればいいんでしょう。





(ド平日なのに居酒屋が被ってしまい微妙な気分になっている人(笑))

学ぶ順医学カリキュラム

2016-09-14 23:18:18 | 医大生的生活

最近身体がだるいなとなんとなく思っていたんですけど、筋トレした後の日の睡眠はすさまじく素晴らしく大変爽快でありました。たまにはよく身体動かさないとダメですね。医大生・たきいです。




同級生が面白いことを言っていて、生理学は医学部の上の学年になってから勉強したほうがいいんじゃないか、とのこと。確かにまだ何もわからぬ低学年のうちに生理学を勉強させられてもその重要性や臨床とのリンクを説明できる学生はほとんどいないというのはごもっともなことだろう。多くの医学生がそうであるように、生理学は大事だとさんざん聞かされてきたが、少なくとも私は低学年のうちはまだ学問の奥行に気づけるほど理解できていなかった。上の学年になって勉強するプランは妙案かもしれない。とはいえ内科学は生理学と切っても切れない関係にあるし、実際にはそうしたカリキュラムを組むのは難しそうだが。

似たように。医学部に入学して、いきなり分子生物学的内容をこまごまと勉強させられたのは大変だった思い出だが、どうしてまずそこを勉強しなくてはいけないのだろうという疑問は少し抱いた記憶がある。歴史的な時間軸に沿ってものごとを考えるならば、分子生物学は最後の方に出てくるはずだ。人が人を見るとき、まずは普通、大きな枠組みで構造や機能を考えるはずだ。科学的思考とは分割することだから、いずれ分子生物学的アプローチにたどり着けばそれでよいではないか。

先人たちにはこれまでどういう困難があって、それを乗り越えるべく発展してきた医学の歴史的経緯を軸に医学カリキュラムを組むのも面白い気がする。系統立てられた教科書を頭から読むより、経験的にも必要に迫られた学問の方が勉強のモチベーションは高くなりそうである。

医学は変人に近い天才たちが裾野を広げてきたという経緯がある。だとすると、思考の手順は凡人に理解できるもののほうが少ないのかもしれないから、それはそれで現代の若者が学ぶには厳しい点も多いかもしれない。あるいは整合性のとれた背景が少ないケースの方が多いのかもしれない。そうするとまた新たな「困難」を生じさせてしまうことになる。

医学教育というのも難しい領域だ。解剖、生理に始まり基礎医学の後に臨床医学を学ぶ。大昔からこの学ぶ順番は変わっていないのだからよくできたカリキュラムなのだと思う。情報量の増えるスピード的に、「覚える」だけでは医者は食っていけない時代が間違いなくくるだろう。そうした時代に、どういった頭の使い方のできる医者が求められてくるのかが、医学教育の在り方の指針のひとつとなるのかもしれない。






(TVからスマホの着信音が鳴ると焦ってしまう人(笑))

ひふみんCMの破壊力

2016-09-13 23:59:59 | 医大生的生活

久々に筋トレしたら、明日の筋肉痛の予感がしています。医大生・たきいです。



さてさて。

このCMの破壊力がやばい……


CMの意図がまるっきりわからん。笑

ここ数年で全国的に一気に有名になった将棋棋士の加藤一二三九段。わたくしが将棋をはじめた10数年前からよく存じておりましたが、まさかこんな人気者になるとは思っておりませんでした。棒銀の達人でとてつもなく将棋が強いおじさんなだけかと思いきや今やテレビに引っ張りダコですからね。

自分も何かに一途になればいつかCM出演も夢じゃないのかなと妄想が広がります。

ひふみん先生のこれからのご活躍もますます期待しております。




(雨が強いと学校行く気が失せる人(笑))

物置き場と思いきや我々の控室

2016-09-12 21:03:08 | 医大生的生活

お世話になった3つ上の先輩から、「子供が産まれた」との連絡が来ました。まことにおめでとうございます。なぜかこれまで子供が産まれました報告を頂くことが多いんですが、「子供が産まれたときに連絡したい人リスト」に数多くの方に入れてもらって本当にありがたい限りです。ぜひお子さんの名前は僕の名前と同じに!と強くオススメしましたが却下されました。子育てに憧れる今日この頃であります。医大生・たきいです。




病院によって、診療科によって、学生への対応は差が。お客様扱いされてしまうところから、邪魔扱い、ひいてはゴミ以下みたいな扱いをされるところまでさまざまだ。今週の学生控室は衝撃の光景だった。いわば倉庫である。物置き場。どうやら昔は水を流せたようなタイルが床には敷き詰められているが、それがまた悲壮感を増す。冬に廻る人たちは寒そうで可哀想。

慢性期の患者さんとお話しさせていただく時間。学生ながら、退屈な入院の暇つぶしぐらいには思ってくださっているかなと思うときはある。いくつもの受け持ち患者さんがいてバリバリ働いてらっしゃる先生にはなかなか難しいかもしれない、受け持ち患者さんも大抵は1名だけで時間ならある学生ならではの貢献の仕方である。

だが、超急性期の現場では学生がお役に立てることははっきり言って何もない。カンファに出ても略語の嵐にちんぷんかんと白旗をあげることしかできない。それゆえ、控室が倉庫であろうとなにも文句は言えないのである。われわれ院内最底辺の人間たちなのだから。

こうして大きくなっていくのです。きっと。




(この頃少ない睡眠時間で体がもたなくなってきた人(笑))