医大生・たきいです。

医大生的独言。

「四月は君の嘘」を観て

2016-09-10 18:47:16 | 映画

2016年の邦画はほんとに豊作です。ミーハー過ぎて公開初日に観てしまいました、「四月は君の嘘」。医大生・たきいです。






「四月は君の嘘最終巻」を読んでー医大生・たきいです。2015/5/16にもあるように、原作からこの作品を気に入っているわたくし。

原作ファンは映画化されるとき、元の世界観が壊れていないかを心配してしまうもの。しかし本作に関してはノープロブレム。

「そして、一つだけ嘘をつきました。」

うまく映画化されています。山崎賢人演ずる有馬公正くんなんて完全に漫画の世界まんまでした。笑

やはりついつい気になってしまうのが宮園かをりちゃんってなんの病気だったのか、という点。映画では広瀬すずちゃんが頑張ってなりきってました。原作のイメージとはほんの少し違ったけど広瀬すずちゃん可愛かったからそこは許そう。そして、音楽家の役を演じる女優さんは、うちの母親がよく言っているように「姿格好がなっていない」とかツッコミが入りやすい分大変だったと思いますが、広瀬すずちゃん、よく演じ切りました。お見事です。

ところでオペ中のシーン。広瀬すずちゃんはきれいなお顔なままで吸入麻酔のマスクをしてませんでしたが、全静脈麻酔法(TIVA : total intravenous anesthesia)だったからでしょうか。膝から崩れ落ちていたシーンがあったけど神経筋疾患の何かか。だから悪性高熱症を恐れてTIVAを選択したというなら納得できますが。この前まで麻酔科廻っていたおかげで余計なこと考えてしまいます。うーん、でも原作読んだときは血液疾患の何かかなと思ったんだけどな。

あー、医学知識が邪魔して作品を純粋に楽しめない……。それでも、そんなモヤモヤした気持ちさえ吹き晴らしてしまうくらい、エンディングのいきものがかり「ラストシーン」はいい曲でした。「ねぇ」のところの音程が心地よいです。

個人的には「君の名は。」より泣けました。ぜひ劇場で。今年映画見過ぎですね俺。笑







(初めて東京で映画を観たら、上映中の民度の高さに感激した人(笑))