オープンキャンパスの準備のお手伝いの仕事があったのだけど、東医体の仕事も忙しかったもので頃合いを見計らって抜け出そうかと画策していたのですが、学事課の方から「ブログ見てます」って言われてサボれなくなったわたくしなのでした(笑)。「ブログ見てます」って言葉に弱いです。医大生・たきいです。
午後から深夜にかけてひたすら人の書いた日本語直しの仕事をさせられていた。添削を飛び越えてもはや自分が作文し直している感じになってしまいがちだから、なかなか難しい作業だ。劇的ビフォーアフターで留まればまだいいものの、遺伝子組み換え作業に近いこともままある。恩師の中学時代の国語の先生は作文添削の技術が神だった。生徒の拙い文章の原型を留めながらも上手に直していく技術。いつかはああなりたいと前から思っているが、匠の技過ぎてなかなか真似できない。
とはいっても、わたくしもそれなりにブロガー歴を重ねてきて、つまらない日本語のこだわりとか、癖とか、いろいろもつようになってきてしまった。
数の表記。算用数字を使うか漢数字を使うかの使い分けは、横書きか縦書きかの違いによる、と知識としては習ってきた。わがふるさとの宮城県は高校入試でその当時毎年作文が出題されていたのだが、数の表記方法なんかは模試なんかでは厳しく減点されていた記憶がある。ただ、どうも横書きか縦書きかの使い分けもひとつの考え方に過ぎず、どうもそれ以上の意味があるという話を聞く。
1,2,3,4,5。算用数字の出番は、「数が増えうる」とき。「何個欲しいの?」「5個!」なんてやりとりは算用数字がふさわしいのであろう。だって、気が変わって6個欲しくなるかもしれないし、やっぱ1個でいいやとなるかもしれないのである。
対して漢数字の出番は、「数が一定」のとき。たとえば、将棋名人戦七番勝負。いい勝負になってきたからもう1番行こうか!なんてことはあるはずもなく、3勝3敗でタイトル戦が進行すれば、泣いても笑っても7局目で勝敗は決するのである。
他には。第二次世界大戦。我々人類は、過去の過ちを繰り返して「第3次」を勃発させるわけにはいかない。だからこそ漢数字で表記すべきなのだ。
言葉は一生使っていく、思考の幹となるもの。大切にしていきたいし、細かいところまでこだわれる大人になりたいものだ。それにしても医学部の学生の中には日本語が著しく下手な人が結構な数いる気がする。読者諸賢におかれましては、今すぐブログを開設して日々日本語の鍛錬に励まれますようお願い申し上げます。笑
(明日起きれる自信がイマイチない、午前3時を過ぎてしまっている人(笑))