医師国家試験は筆記試験ですが、将来的には実技試験も取り入れようとしているのだとか。そこでいくつかの大学では、OSCEの発展バージョン、Advanced OSCEが始まっています。ということで自ら模擬患者を買って出て潜入レポです。医大生・たきいです。
循環器内科ブースで63歳男性の役をば。病歴を暗記して、一応どんな質問されても答えられるように準備させられます。主訴は息切れです。6年生の中にはもうこの先輩明日から医者にしていいんじゃないかも思えるほど自然な医療面接をしてくださった方がたくさんいました。先輩方さすがです。顔見知りの先輩がたくさんいらっしゃいましたが、ちょっと笑いそうになったときは申し訳ございませんでした(笑)
しかしぼくが模擬患者をやった先輩方の中で恐ろしいに、疾患の完全正解者ゼロでした。問題難しすぎ。
成人先天性心疾患という概念がテーマの一問。病棟実習まわったときに研修医の先生から初めて教わりましたが、そんなことが問題になっちゃいます。「成人」「先天性」という相反しそうな言葉が続くどっちやねん病ですが、筆記じゃなくて実技試験で問われてしまうあたり、難易度高すぎです。求められるレベルの高さ…。
ヘッドホンで心音を聞いて所見を述べるコーナーとかもありましたが、10数年後の医師国家試験にはリスニングとか登場しちゃうんですかね(笑)
この勢いでいくとエコーの動画問題とかも出てきそうです。
時の流れとともに指数関数的に医学知識は爆発していっているという話ですが、そんな時代に生きる我々医大生は大変でございます。2年後にこの試験受けないといけないんですねぇ。がんばらなくちゃ。
(今週も気づいたら土日が終わりそうな人(笑))