hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

梅ちゃん先生を見ていて

2012-09-22 08:04:16 | 思い出
 NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」を録画して見ています。

 だいぶたまっていて、昨日見たのは9/10放送分でした。

 そこで出てきたのが、梅ちゃんの旦那の工場で、新幹線のオイルダンパー
部品(シャフトとピストン)の注文を受けるシーンでした。

 技術的に難しく、それに意欲を燃やす旦那というところがハイライトされていました。

 実はこの新幹線のオイルダンパー、私がメーカ勤務時代に、その会社で製造していました。

 梅ちゃん先生の舞台が「蒲田」、私が勤めていた会社の工場が「川崎」というとこで、ドラマとは
いえかなり現実味のある話です。
 
 今は、親会社に吸収され、ダンパーの工場も神奈川県綾瀬市に移っていますが、
ドラマの設定の時期(昭和の30年代)には、周辺地区では有名な会社で、入社希望者が多かったと
私が入社した時(昭和47年)にはよく先輩から聞かされました。

 ちょっと前置きが長くなりました。もう少しお付き合いください。

 というわけですが、このオイルダンパーには苦しめられた思い出があります。

 新入社員のときは、このオイルダンパーの部品の調達担当で、部品の調達が遅れると、ヒグマのように
大きな体の生産の責任者から、大きな声で怒られて、ずいぶんとおびえたものです。(これが約40年前)

 その後、私もいろいろ経験して、綾瀬の工場の生産計画部門の責任者になっていたのですが、その時期に
このオイルダンパーの生産が移されて、今度は製品納期の遅れで、お客さんから怒られることとなりました。

 はるか山口県まで、担当者と謝り行く羽目と相成りました。(おかげで、新幹線の製造工程を見れて
いい経験になりました。丁度700系の生産が始まる時期でしたでしょうか)(これが15年ほど前)

 納期遅れの原因は部品の遅れでした。ピストンもシャフトもありました。梅ちゃんの旦那に頼んでいれば
謝りにいかなくてもよかったのかもしれませんね。

 旦那の町工場、モデルとした工場があるんでしょうね。今も、シャフトとピストン綾瀬の工場に納めて
いるのかもしれません。

 とまあ、ずいぶん長くなりましたが、今ではいい思い出です。


 さて、今日はお彼岸のお中日、というわけで散歩で見つけた「彼岸花」です。