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万葉故地 「波多の横山」再訪

2014年03月21日 | なごみ
河の上の ゆつ磐群に 草生さず 常にもがもな とこおとめにて 万葉集1-22 吹黄刀自


風香意訳
如月の山清水が注ぎ込まれる川の流れ。絶えることのない流れは磐(いわ)の上に草すらつけず永遠に透き通る清らかさを感じます。
そんな磐のように、どうぞいつまでも何ものにも染まることなく、清純なままの乙女でいて下さい。


5月のライブに向けて、既に歌も作り終わったのだが、どうしてもいにしえ人のこの歌への思いを再度確かめたく、三重県津市一志町八太(古代は波多)へ再訪してきました。

歌が詠まれた場所。
その場所に立って、思いを馳せる。
私にとって一番大切なことかも知れません。

まずは、近鉄大阪線川合高岡で下車。


駅前の自転車預かり所で、お尋ね。
すると、何ともご親切なご主人が、わざわざ地元の歴史に詳しい方に電話して下さって詳細を教えて下さった。
大変お世話になりました。ありがとうございます。

貴重なお話を聞かせて頂いた私は、その情報を元に近鉄名松線沿いをゆったりと歩く。

途中、波多の横山と歌が詠まれたであろう河の流れを感じる。
前回同様、私はこの河川敷に下りるのですが、万葉びとが感じたであろう景色への道のりは平坦ではありません(笑)
JR名松線が行く手をはばみます。

この線路の向こうに私の行きたい先が!(なぜか写真が縦おきにならないので、顔を傾けてご覧下さい)
草をかき分け、野バラをかき分け、草まみれ、泥まみれになりながらも、、、。
あとはご想像にお任せします。



地元の人からみたら完全に怪しい人物だったに違いありません!

この後、無事に今回の目的地に辿り着いた私は、心はすっかり1300年前にタイムスリップ。
すばらしい万葉故地、波多の横山の映像は、5月のライブでお楽しみ頂けます!

この心をひきずったまま、今回も大阪のスタジオへと音づくりに移動。

今回の主役はドラム!プロドラマーでもあるスタジオオーナーの森智彦氏によって音が重なり合い、素晴らしい楽曲に生まれ変わりました!



ありがとうございます!