万葉うたいびと風香®’s ブログ

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祈り太鼓。そして再会。

2011年03月21日 | なごみ
今参加させて頂いているプロジェクトを通じて、日頃お世話になっているプロシンガーであり、プロドラマーである森智彦さんのライブが奈良県は明日香村の「飛鳥画廊」で行われるということでプロジェクトの皆さんとご一緒におじゃましてきました。

松本さゆりさんのPastel展「飛鳥風は翡翠色」の中で開催されたものです。

喜怒哀楽 夢色ライブ~流れる如く 淀みなく ただひたすらに~

をテーマに行われたこのライブ。
普段、レコーディングでお世話になっている私にとって、アーティストとしての森氏のステージはもちろん初めて。
プロ、アマを問わず、過去に行ったライブでこうしたパフォーマンスを見せて頂いたのも初めてでした。
ギター、ドラム、そしてキーボードを多才に弾きこなし、そしてもちろん素晴らしい歌も聞かせて頂きました。


邦楽、洋楽のカバーも織り交ぜ、繰り広げられたライブはあっと言う間に1時間強の時間です。


その中で、普段は脇役のドラムの一部を使用した「祈り太鼓」が披露されました。
もちろん今回の東北関東大震災の被災者の方々への祈りを込められてのものです。
目の前でみた森さんのスティックは、まるでご自身の指のように神経がスティックの先端まで研ぎ澄まされているのを感じました。

祈り捧げてみえる姿。


もう涙せずにはいられなかったです。深い感動と共に被災された皆様の為に、森氏の音を聞きながらただただ一緒に祈るだけでした。

森さん、本当に素晴らしいライブをありがとうございました!

また松本さゆりさんの素敵なパステル画で心も癒されて参りました。

ご一緒して下さった皆様、いつもながら本当にありがとうございます。
またまたお世話になりました。
こうした時間が持てたことにただ感謝しています。ありがとうございます。

そして翌日。
4年前に近くの大学の留学生として我が家にホームステイしていたジャラくんとの再会がありました。
4年前に帰りたくないと涙しながらも再会を約束して別れた彼でしたが、一回りも二周りも大きく成長して訪ねてきてくれました。
思わず玄関でお互いの再会にハグしました。そして我が家に宿泊していった彼と4年分の話をしました。

ちょうどあの地震が起きる1週間前。
彼は仕事で、仙台にいました。そして翌週。
あの震災が起こりました。
幸いにして彼は長野にいたので無事だったのですが、アメリカ人である彼のお母さんからすぐに連絡が入り、すぐに戻ってきてほしいと涙ながらに電話で伝えられたそうです。

Pray for Japan.

祈りは世界中で捧げられています。