亡くなった祖母がプロレス好きでした。
子供のころ、祖父母の家へ行くとよくプロレスを見ていました。
祖母の贔屓の選手はジャンボ鶴田。
祖母曰く、男前が好きとのコトでした。
ちなみに相撲では若三杉(のちの2代目若乃花)が好みとのコト。
(ボクとは少し基準が違うようです。)
タイガーマスクが現われプロレスブームが巻き起こり、
毎週見るようになったのですが、
どうもジャンボ鶴田を初めとする全日本プロレスの試合に
夢中になれませんでした。
(なんか暖房の効きすぎた部屋で
ボーっとしてる感じがするって言うか・・・。)
それが変わり始めたのが
長州率いるジャパンプロレスが全日に参戦して、
また長州が去ってからの天龍同盟が結成され、
日本人対決が軸になったころでしょうか。俄然、面白くなりました。
特に鶴田、天龍、ハンセン、ブロディの
四つ巴の三冠統一の戦いはとても見応えがありました。
良くも悪くも全日本のプロレスを象徴するような存在のジャンボ。
強豪外人揃いの全日本において、
体格や実力で対等以上に戦うコトが出来る稀有なレスラーであり、
ミュンヘン五輪のアマレス日本代表から転向した華麗な経歴や、
日本人初のAWA世界ヘビー級チャンピオン。
ルー・テーズ直伝のバックドロップに
鶴田の代名詞的なジャンピング・ニー。
そして「オーッ!」の掛け声。
誰もが実力を認める日本人最強のレスラー。
強さは文句なしなんですが、
どこか感情移入しにくいタイプのレスラーでした。
若くして亡くなったのが惜しいですね。