山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

鳥居にも種類があるんだ!

2011-10-19 21:09:27 | 歴史・文化財
 先日、掛川市のねむの木村の近くを通ったとき発見した素朴な鳥居。
 上の横木に「反り」がある。
 しかもよく見ると、2枚に重なっている。
 上のほうを「笠木」といい、下の方を「島木」という。

 二番目の横木を「貫(ヌキ)」という。
 左右の縦の「柱」を貫いているのが特徴だ。
 しかも、その先端が斜めに切られているのが珍しい。
 小さいがなかなか味があり、同じ形のものが見当たらない。
 かっこいい。

      

 次は春野町犬居城の麓にある赤い鳥居。
 上の横木は「笠木」だけの丸太。
 下の横木の「貫」はなんと「角材」。
 2本とも先端の断面は斜めに切られている。

                  

 3番目の鳥居はわが集落の鳥居。
 すべて丸太で構成し、下の横木の「貫」は柱を貫いていない。
さらに、額を飾る「額束」がない。

 同じ鳥居でもこんなに微妙であることを初めて知った次第。
 「笠木」に「反り」があるものは、「明神鳥居」系。
 「笠木」に反りがないものは、「神明鳥居」系、というそうだ。
 
 だからどうというわけではないが、こうして鳥居を見る目が違ってくる。

 
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