山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

遠州横須賀街道の文化展へ

2012-10-28 20:24:26 | 市民活動・まち育て
 今年も古い街並みが残っている「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」へ行く。
 廃屋や閉店した商店などでアーティストが輝く。
 古民家に3D絵画が浮き出る。
 

 油絵を描いているのを見る機会がないので、そのパフォーマンスが新鮮だ。
 アーティストが自前で生活するには厳しい現実があるが、それを貫こうとする心意気が共感できる。

   
 紙の染色が古民家の廃屋に飾られていたが、壁の年輪に圧倒されている。
 壁自体がアートなのだ。

         
 使用しているらしい古民家に陶磁器が置かれている。
 地味な色合いだが、見た人はそのできばえに感心していた。

                 
 廃屋で布リサイクルの端切れを織り込んでいる女子高生がいた。
 おじさん・おばさんがたむろしている街なかで、それをやろうとする女子高生が素晴らしい。
 ピカピカに煽られるテレビの若い女性だけが一人歩きしているが、少数派であろう彼女たちの前向きさにホッとする。
                        
 酒屋の金庫と藍染の染色がマッチしている。
 かなり繁盛していた店であることがわかる。

 現実は利益を生まない古民家だが、市民が手弁当で発掘・再生させていく情熱が裏打ちされている。
 それを前面に打ち出していない謙虚さが素晴らしい。
 しかし、多くの訪問者はその汗を知らないまま通過していく。
 
 
コメント
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