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50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

床屋さんのマーク。

2006-12-02 02:28:06 | パリ

くるくると三色で回る床屋さんのマーク。日本でおなじみですね。さて、そのルーツは? 実は、フランスなんですね。一説によると、1540年頃、パリの外科医・メヤーナキールという人が考案して使い始めたのがルーツとか。当時は、外科医と床屋を兼ねる人が多く、白は包帯、青は静脈、赤は動脈を表している。その後、専門の教育を受けた外科医と理髪業が別の職業になり、三色のねじれ棒は床屋さんのほうに引き継がれたそうです。しかし、別の説では、もっと後世になってから使われ始めたので、この三色はフランスの国旗・三色旗を表しているとか。ただ、いずれにせよフランスがルーツであることは間違いないようです。

ところで、パリの街でこの床屋さんマーク、見かけたことはありますか? 私は見た記憶がなかったのですね。そのことに気付いたのは、突然バスの窓から上の写真にある三色マークを見たからです。あ~床屋さんだ、ん、待て、パリで見たことないぞ! 慌ててバスから降り、少し戻って写真を撮ってきました。


床屋さんマークのある店(salon de coiffure)は、6区・ヴァヴァン通り(rue Vavin)で、ラスパーイユ大通りから遠くない距離にあります。

鬘もあり、間違いなく床屋さんです。こちらの床屋さん、理容と美容の区別がなく、同じ店で男女のお客を受け入れています。

一般的には、おしゃれな美容サロンといった店構えが多くなっていて、床屋さんマークはもう殆ど使われていないようです。


こんな店からいい年をしたおじさんが散髪後のさっぱりした顔で出てくることもあるわけです。

本家本元では余り使われなくなったり、衰退してしまい、代わりに別の地域で使われたり、行われているものって時々ありますが、この床屋さんマークもそのひとつかもしれないですね。


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