アヴィニョンTGV駅からTGVで一駅、約20分でエクス・アン・プロヴァンスTGV駅に着きます。シャトルバスで街の中心付近へ。街の中心をほぼ東西に横切っているのが、ミラボー通り。その入り口で、大きな噴水が出迎えてくれます。
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エクス・アン・プロバンスという街の名が湧き水に由来している(古代ローマの将軍・セクスチウスがこの地を治めたことから、街中に多い湧き水を彼の名にちなんでセクスチウスの水、アクアエ・セクスチエと呼んだ)ことからも分かるように、街のいたるところに泉があり、しかも個性的なデザインの噴水になっています。
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苔むした台座からちょろちょろと湧き出る泉、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c6/1e1076d46bd929fc84748058448b3c9a.jpg)
花市が開かれる広場の泉、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7f/aa2edc55b1e1a77dea3f6b5501f92e76.jpg)
この街でよく見かける黄色い壁の建物の前に建つ泉、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/34/ae3579ecd18348330d479198a5d31fa5.jpg)
また、これは古代ローマ時代から共同浴場に用いられていた泉で、今日では中央上にセザンヌの肖像画が彫られています。
噴水と同じように、あるいはそれ以上にこの街を有名にしているのが画家のセザンヌ。この街で生まれ、この街でその人生を終えています。
ポール・セザンヌが生まれたのは1839年1月19日で、ミラボー通りの先、オペラ通り28番地に今もその建物は残っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/57/c2124a953a6a1c405912694aadc2956f.jpg)
父親はソフト帽の仲買人をしていたそうですが、裕福な家庭だったようです。中学以来、後に作家となるエミール・ゾラとの友好を深める。エクスの大学で法学を専攻するものの、幼い頃から夢中になっていた絵画を諦めきれず、大学を中退するとパリへ。しかし、なかなか馴染めず、最終的には再びエクスへ。1901年にはエクス郊外のローヴにアトリエを建て、1906年に死去するまでエクス市内の自宅から通っては制作に没頭する・・・そのアトリエが今でも残っており、一般に公開されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/81/73209bcb7e2e1c19691f6189e5f0c133.jpg)
2階がアトリエになっていて、セザンヌの絵筆などがモチーフとなったりんごや梨などとともに並び、壁に吊るされたコートや帽子、制作時に着た作業着などが当時の生活ぶりを忍ばせています。なお、チケット売り場は1階にあるのですが、その窓口の女性が日本語を話します。また、このアトリエを紹介した日本の雑誌も2階に用意されていて、日本人と分かると見せてくれます。日本でのセザンヌ人気を物語っているようですね。
エクス・アン・プロヴァンスでのもうひとつの観光スポットが、サン・ソヴール大聖堂(Cathédrale Saint-Sauveur)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/37/36b14ebd6c2e96b5bccfbd2767be91ac.jpg)
西暦2世紀には建造が始まったといわれるこの大聖堂もセザンヌと関係があります。妹のローズの洗礼が行なわれたのもここですし、何よりも1906年10月24日の午前10時からセザンヌの葬儀が行なわれたのもこの大聖堂だったそうです。
サン・ソヴール大聖堂内には美しいステンドグラスや大きなパイプオルガンがあり壮麗な印象がありますが、ここで特に印象的なのはロマネスク様式の回廊。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d6/672519e091ee1a205f4a4192d3e837f5.jpg)
一定時間ごとに回廊への扉が開いて、フランス語による解説付きのツアーになるのですが、さすがは天国への鍵というべきか、あるいは、今でも街中で多くの鍵屋さんを見かけるフランスらしいというべきか、解説者が扉の大きな鍵をしっかりと握り締めているのが印象的でした。もちろん、聖書の場面を刻んだ彫刻や1本ごとのようにデザインが異なる柱など見所はたくさんあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ec/726d425b46bde092ada19f9e912b0547.jpg)
プロヴァンス伯爵領の首都で、早くからこの地方の学問や政治の中心地だったエクス・アン・プロヴァンス。今でも人口は15万人近くあり、メトロ紙や20分紙などの無料紙も発行されています。それだけに黄色い壁の建物が続く通りにもどことなく都会的な雰囲気があり、南仏の明るい光と微妙なハーモニーを奏でています。
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エクス・アン・プロバンスという街の名が湧き水に由来している(古代ローマの将軍・セクスチウスがこの地を治めたことから、街中に多い湧き水を彼の名にちなんでセクスチウスの水、アクアエ・セクスチエと呼んだ)ことからも分かるように、街のいたるところに泉があり、しかも個性的なデザインの噴水になっています。
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苔むした台座からちょろちょろと湧き出る泉、
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花市が開かれる広場の泉、
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この街でよく見かける黄色い壁の建物の前に建つ泉、
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また、これは古代ローマ時代から共同浴場に用いられていた泉で、今日では中央上にセザンヌの肖像画が彫られています。
噴水と同じように、あるいはそれ以上にこの街を有名にしているのが画家のセザンヌ。この街で生まれ、この街でその人生を終えています。
ポール・セザンヌが生まれたのは1839年1月19日で、ミラボー通りの先、オペラ通り28番地に今もその建物は残っています。
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父親はソフト帽の仲買人をしていたそうですが、裕福な家庭だったようです。中学以来、後に作家となるエミール・ゾラとの友好を深める。エクスの大学で法学を専攻するものの、幼い頃から夢中になっていた絵画を諦めきれず、大学を中退するとパリへ。しかし、なかなか馴染めず、最終的には再びエクスへ。1901年にはエクス郊外のローヴにアトリエを建て、1906年に死去するまでエクス市内の自宅から通っては制作に没頭する・・・そのアトリエが今でも残っており、一般に公開されています。
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2階がアトリエになっていて、セザンヌの絵筆などがモチーフとなったりんごや梨などとともに並び、壁に吊るされたコートや帽子、制作時に着た作業着などが当時の生活ぶりを忍ばせています。なお、チケット売り場は1階にあるのですが、その窓口の女性が日本語を話します。また、このアトリエを紹介した日本の雑誌も2階に用意されていて、日本人と分かると見せてくれます。日本でのセザンヌ人気を物語っているようですね。
エクス・アン・プロヴァンスでのもうひとつの観光スポットが、サン・ソヴール大聖堂(Cathédrale Saint-Sauveur)。
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西暦2世紀には建造が始まったといわれるこの大聖堂もセザンヌと関係があります。妹のローズの洗礼が行なわれたのもここですし、何よりも1906年10月24日の午前10時からセザンヌの葬儀が行なわれたのもこの大聖堂だったそうです。
サン・ソヴール大聖堂内には美しいステンドグラスや大きなパイプオルガンがあり壮麗な印象がありますが、ここで特に印象的なのはロマネスク様式の回廊。
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一定時間ごとに回廊への扉が開いて、フランス語による解説付きのツアーになるのですが、さすがは天国への鍵というべきか、あるいは、今でも街中で多くの鍵屋さんを見かけるフランスらしいというべきか、解説者が扉の大きな鍵をしっかりと握り締めているのが印象的でした。もちろん、聖書の場面を刻んだ彫刻や1本ごとのようにデザインが異なる柱など見所はたくさんあります。
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プロヴァンス伯爵領の首都で、早くからこの地方の学問や政治の中心地だったエクス・アン・プロヴァンス。今でも人口は15万人近くあり、メトロ紙や20分紙などの無料紙も発行されています。それだけに黄色い壁の建物が続く通りにもどことなく都会的な雰囲気があり、南仏の明るい光と微妙なハーモニーを奏でています。
街中いたるところに噴水があり、その周りにおだやかな空気が流れていたのをtakeさんの写真を見て思い出しました。
大聖堂の中って見学できるのですね。
もしまた行く機会があればぜひこのステキな回廊を歩いてみたいです。
パワー全開ですねぇ。一気にBlogがアップされびっくり!
エクスは、大変好きな街で、3回ほど訪れたので、なつかしく拝見しました。
初めて訪れたのは、かれこれ・・年前。ほとんど日本人を見かけなかった街でしたが、2回目、3回目と間隔をあけて行く度に、多くの日本人を見るようになりました。
いずれも夏に行ったのですが、あの明るい光とセザンヌのモチーフになった岩山が、今でも忘れられません。