50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

パリジェンヌとタバコ。

2006-05-26 01:25:20 | 自然・環境・健康
この女性が手にしているものは、いったい何でしょうか。

指先にはさんでいるのは、タバコ。シガレットに間違いありません。

で、場所はどこでしょう。歩道なら特に珍しくもなく、写真に撮ったりなどしないのですが、ここはメトロの中。きっと、メトロを待つ間にタバコを吸っていて(1991年から鉄道の駅など公共の施設では禁煙になっているはずなのですが・・・)、吸い終わらないうちにメトロが来てしまったので、火だけ消してそのまま持ってきたのでしょうか。メトロを降りたら、また火をつけて吸うのでしょうね。

40代くらいの中年女性でした。長年吸っていて、やめられないというか、やめる気がないんでしょうね。喫煙大国、フランス。しかし、平成11年のJTの調査によると、喫煙率は日本男性が54%で、フランス男性は40%。日本人のほうがタバコ好きなんですね。でも、フランスは女性の喫煙者が多いですから、全体では日本より喫煙率が高いかもしれませんね、データがないので断定はできませんが。

でも、ここでも禁煙の場所が増えて、ヘビースモーカーには次第につらい状況になりつつあるようです。

上に書いたように15年も前から公共の施設では禁煙です。しかもこの春、CPE(初期雇用契約)騒動の陰に隠れてしまいましたが、レストラン・カフェを禁煙にする法律案がありました。しかし、いろいろなところから事前に反対の声が上がり、結局CPEの二の舞を避けたい政府は法案採択をやめたそうです。

ということで、カフェやレストランでの喫煙は守られたようですが、意外やフランス人の四人に三人はレストランで他人のタバコの煙を迷惑だと感じているそうです。吸わない人はそう思うでしょうが、この数字からすると、自分は吸うが、他人の煙は迷惑だという人も結構いるようですね(やっぱり!)。

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