ご存知のように、今年は日仏友好150周年。いろいろなイベントが企画されているようですが、その一環だろうと思われるイベントが11日に行われました。
テーマは、TOKYO。主催は、東京都。どうして東京が単独で・・・パリは、東京の姉妹都市なんだそうです。1982年からの姉妹都市提携で、ニューヨーク、北京に次いで3番目に古い姉妹都市だとか(上の写真はそのPRで、8日のメトロ紙から)。
でも、よくやれたものと思います。東京といえば、何しろ、知事自ら「フランス語は数を勘定できず国際語として失格」と批判し、訴訟騒ぎになったほど。また「現代美術は無そのもの、笑止千万」という発言がフランス・メディアの批判を呼んだり、あまりいい関係ではないのかと思っていたのですが、それでも、1日だけとはいえ、ポルト・マイヨにあるコンベンション・センター、パレ・デ・コングレ(Le Palais des Congres de Paris)で開催できたのですから、取り敢えずは、よかったですね。
会場には、季節を先取りして、桜のイミテーションも。桜や雷門の大型パネルの前では、記念撮影をするフランス人が多くいました。
展示内容は、三つに分けられています。
・伝統芸術と文化
八王子車人形の上演と茶道や書道の実演です。八王子車人形は特設舞台で行なわれ、観客席数も限定されているため、事前に整理券をもらう必要があるのですが、実際にはパネルの隙間などから入れてしまい、座らなくても大丈夫なら、出入り自由でした。細かいことにこだわらない、ゆとりの運営ですね。
一方、意外とうるさいのが、茶道。写真、それもフラッシュなしで一枚撮ったのですが、コーナー担当のフランス人がすぐ来て「写真、ダメ」と言われてしまいました。でも、周りのフランス人、多くが撮影しており、フラッシュまでたいている人も。どうして私だけいけないのかと聞いてみたのですが、茶道のコーナーは撮影禁止だそうで、確かに一番奥に小さく撮影禁止の貼り紙がありました。でも、他のフランス人は良くて、どうして・・・よくあることなので気にしないようにしていますが、まさか日本主催のイベントでまで、こうした目に合うとは・・・確かに、フランス人に東京の文化・観光を紹介するのが目的で、日本のおじさんが行くのが間違いなのでしょうが。そういえば、パンフレットももらえませんでした。ターゲットではないのですから、仕方ありませんね。でも、ちょっと悔しいので、写真、載せてしまいます。
書道をやっているフランス人も多いと聞いているのですが、実際このコーナーに多くの人が集まっていました。
・伝統芸術と装飾
浮世絵と簾。浮世絵は、多くの複製をパネル展示するとともに、制作場面の実演も。
やはり浮世絵人気はすごいもので、パネルを一枚一枚写真にとっている人すら、何人もいました。ただ、浮世絵の制作に関しては、いまいち分かりにくいのか、関心は薄いようでした。
簾は制作実演もありましたが、知っている人には面白い、という感じで、まだ物珍しそうに見ている、という人が多かったですね。
・現代日本とアニメ
今やマンガやアニメ抜きには日本は語れない、というほどですね。1980年代の『鉄腕アトム』や『銀河鉄道999』から日本のアニメやマンガに対する関心が高まったそうで、今では、アニメやマンガがきっかけで日本語を学び始めるフランス人も増えているようです。会場では、アニメのビデオ上映を行なっていました。
また、観光案内をパネル展示とビデオで。会場では気がつかなかったのですが、3D映像による観光案内もあったようです。
・・・ということで、一日と短い開催で、それほど大規模とはいえないですが、姉妹都市として友好150周年のはじめに行ったことに意義があるのかもしれないですね。
なお、この企画展の詳細は、www.tcp2008.comでご覧になれます。また、東京都の観光案内のサイトは、www.tourism.metro.tokyo.jpです。日・英・中(簡体字)・中(繁体字)・韓国・ドイツ・イタリア・スペイン・フランス語の順番で外国語にも対応しています。さすがに、フランス語、最後でした。お上のご意向でしょうか・・・順番にこだわるとは我ながらいかにも古い日本人・・・失礼しました。あの~、投票、忘れないでくださいね。
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テーマは、TOKYO。主催は、東京都。どうして東京が単独で・・・パリは、東京の姉妹都市なんだそうです。1982年からの姉妹都市提携で、ニューヨーク、北京に次いで3番目に古い姉妹都市だとか(上の写真はそのPRで、8日のメトロ紙から)。
でも、よくやれたものと思います。東京といえば、何しろ、知事自ら「フランス語は数を勘定できず国際語として失格」と批判し、訴訟騒ぎになったほど。また「現代美術は無そのもの、笑止千万」という発言がフランス・メディアの批判を呼んだり、あまりいい関係ではないのかと思っていたのですが、それでも、1日だけとはいえ、ポルト・マイヨにあるコンベンション・センター、パレ・デ・コングレ(Le Palais des Congres de Paris)で開催できたのですから、取り敢えずは、よかったですね。
会場には、季節を先取りして、桜のイミテーションも。桜や雷門の大型パネルの前では、記念撮影をするフランス人が多くいました。
展示内容は、三つに分けられています。
・伝統芸術と文化
八王子車人形の上演と茶道や書道の実演です。八王子車人形は特設舞台で行なわれ、観客席数も限定されているため、事前に整理券をもらう必要があるのですが、実際にはパネルの隙間などから入れてしまい、座らなくても大丈夫なら、出入り自由でした。細かいことにこだわらない、ゆとりの運営ですね。
一方、意外とうるさいのが、茶道。写真、それもフラッシュなしで一枚撮ったのですが、コーナー担当のフランス人がすぐ来て「写真、ダメ」と言われてしまいました。でも、周りのフランス人、多くが撮影しており、フラッシュまでたいている人も。どうして私だけいけないのかと聞いてみたのですが、茶道のコーナーは撮影禁止だそうで、確かに一番奥に小さく撮影禁止の貼り紙がありました。でも、他のフランス人は良くて、どうして・・・よくあることなので気にしないようにしていますが、まさか日本主催のイベントでまで、こうした目に合うとは・・・確かに、フランス人に東京の文化・観光を紹介するのが目的で、日本のおじさんが行くのが間違いなのでしょうが。そういえば、パンフレットももらえませんでした。ターゲットではないのですから、仕方ありませんね。でも、ちょっと悔しいので、写真、載せてしまいます。
書道をやっているフランス人も多いと聞いているのですが、実際このコーナーに多くの人が集まっていました。
・伝統芸術と装飾
浮世絵と簾。浮世絵は、多くの複製をパネル展示するとともに、制作場面の実演も。
やはり浮世絵人気はすごいもので、パネルを一枚一枚写真にとっている人すら、何人もいました。ただ、浮世絵の制作に関しては、いまいち分かりにくいのか、関心は薄いようでした。
簾は制作実演もありましたが、知っている人には面白い、という感じで、まだ物珍しそうに見ている、という人が多かったですね。
・現代日本とアニメ
今やマンガやアニメ抜きには日本は語れない、というほどですね。1980年代の『鉄腕アトム』や『銀河鉄道999』から日本のアニメやマンガに対する関心が高まったそうで、今では、アニメやマンガがきっかけで日本語を学び始めるフランス人も増えているようです。会場では、アニメのビデオ上映を行なっていました。
また、観光案内をパネル展示とビデオで。会場では気がつかなかったのですが、3D映像による観光案内もあったようです。
・・・ということで、一日と短い開催で、それほど大規模とはいえないですが、姉妹都市として友好150周年のはじめに行ったことに意義があるのかもしれないですね。
なお、この企画展の詳細は、www.tcp2008.comでご覧になれます。また、東京都の観光案内のサイトは、www.tourism.metro.tokyo.jpです。日・英・中(簡体字)・中(繁体字)・韓国・ドイツ・イタリア・スペイン・フランス語の順番で外国語にも対応しています。さすがに、フランス語、最後でした。お上のご意向でしょうか・・・順番にこだわるとは我ながらいかにも古い日本人・・・失礼しました。あの~、投票、忘れないでくださいね。
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