竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

鳶の乗る空気重たき二月尽 正木浩一

2021-02-28 | 今日の季語


鳶の乗る空気重たき二月尽 正木浩一

二月の空はまだまだ重く冷たい
掲句の詠む鳶はおそらく海上の空だろう
鳶は一年中活動している
そんの活動は生きるための狩である
春を待つの鳶も同様だ
(小林たけし)

【二月尽】 にがつじん(ニグワツ・・)
◇「二月尽く」 ◇「二月果つ」
2月が終わること。2月は暦の上ではほとんどが春であるが、実際にはまだまだ冬のような寒さを感じる日が多い。「二月尽」にはようやく冬が終るという感じを伴う。

例句  作者

粗朶の束納屋に崩れて二月尽く 高原一子
みちのくにはん女の訃報二月尽 粟野孤舟
二月尽くかがやかざりし一日もて 綾部仁喜


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