竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

達筆の掠れたあたり秋つばめ たけし

2014-08-29 | 
達筆の掠れたあたり秋つばめ  たけし






秋に入ったと感じる空の雲は薄く時に掠れた感じもある

雲ひとつない秋の空を予感させる



空に大筆で大きな字を書いた掠れたところ

なんという字のどの部分かは

あまりに大きく読み取れないが

これは真似られない達筆だ



その先端に帰りを惜しんでいるかのように秋つばめ

最近は芦原などに群棲しているらしい





秋(仲秋)・動物
【燕帰る】 つばめかえる(・・カヘル)
◇「帰燕(きえん)」 ◇「去ぬ燕(いぬつばめ)」「(しゅうえん)」 ◇「残る燕」 ◇「秋の燕」 

夏の間、巣を営み子を育てた燕も、9月ごろになると海を越えて南方へ渡る。帰る日を間近にして高く飛んでいる燕の姿には哀愁がある

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1 コメント

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yahoo (熱海の爺)
2014-08-29 20:21:02


『達筆の掠れたあたり秋つばめ』(秀句)

大空に書かれた「達筆」・その「掠れたあたり」と野末を指し示す手法は見事です。「秋つば」め素早い動きが筆先を躱して飛び去るさまが見えるようです。
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