竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

大の字に寝て涼しさよ淋しさよ 一茶

2017-07-04 | 一茶鑑賞
大の字に寝て涼しさよ淋しさよ




季語:涼しー夏  出典:七番日記  年代:文化10年(1813年:50才位)
我が家では大の字に寝ころんでも、誰に気兼ねすることなく、涼しさを味わえる一方、
独り身の淋しさもかんじることである、の意。

流伴鑑賞
一茶がこんなにも自分の感情を
あからさまに訴えていることに驚くが
おそらくは
さびしさよ の措辞は
さぶしいよ との感情ではなく
ひとつの到達した悟りの境地
満ち足りた充足感なのだろうと思うのは私だけか?
寂しさは人を本物にする
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