竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

神田川祭の中をながれけり 万太郎

2017-07-31 | 万太郎
神田川祭の中をながれけり



季語:祭ー夏  出典:道芝  年代:大正14年(1925年:36才位)
(東京下町の柳橋あたりの)祭の賑やかさの中を、
神田川が静かに流れて行く。(如風訳)


流伴鑑賞

「島崎先生の『生ひたちの記』を読みて」の前書がある
祭は浅草橋榊神社の夏祭を詠んだものだが
前書を外して鑑賞すると、
神田川という響きのよさが
かえって鮮やかな響きを感じさせてくる
その方がこの句の雰囲気にはふさわしい

コメント    この記事についてブログを書く
« 何もかもあつけらかんと西日... | トップ | 夏草に這上がりたる捨蚕かな... »

コメントを投稿

万太郎」カテゴリの最新記事